2015年8月23日日曜日

【名古屋:夜の街】鹿、現る



最近、夜の名古屋の繁華街で妙な噂が広まっている。

「あれは鹿だ、間違いない!」
「いや、鹿マスクだみゃあ。ふざけた野郎だがね」
「コスプレ・バーに現れたらしいげな」

「そうだがや。最初は、鹿のコスプレをした妙な奴と思っただが」

と語るのは、名古屋の夜の繁華街の某コスプレ・バーの「ママ」であった。それは、本当に「ママ」なのか、「ママ」のコスプレをした「パパ」なのか定かではなかったが。

「でもね、あれは違ったわいね」

はあ?どうやら「ママ」は、一所懸命、名古屋弁を使おうとしていたが、実は能登の出身らしい。

「名古屋の女性は派手だから好き、と言っとたさけ、このビルの上の階に綺麗な女の子の揃った面白い店があるわいね、と教えたら、そそくさと出って行ったさけ。あれはスケベや」

完全に朝ドラ「まれ」の世界になってきた。

「ほやけど、まんでびっくりしたわいね。アイツが立った席のあとには、糞が落ちとったさけ。まあるい奴や。あれは鹿のだわいね。人間の体のコスプレをした鹿だみゃあ




それは、名古屋城の堀に住む鹿ではないかとも云われているようだ。