2012年1月12日木曜日

【因果応報】恥知らずなエヴァンジェリスト氏(後編)......「ダイソー」は凄い!



地下鉄「博多駅」を、博多口側の改札からダッシュするように出て行ったエヴァンジェリスト氏である。

「ト、ト,トイレだ」
訊きもしないのに、福岡の特派員にそう云った。
「ワシはIBS(過敏性腸症候群)なんだ」

エヴァンジェリスト氏は、腹を抑えながら、博多バスターミナルビルに駆け込んだ。


.......しかし、特派員はそんなエヴァンジェリスト氏の演技に騙されることはなかった。

博多バスターミナルビルで、トイレに入るエヴァンジェリスト氏を深追いはせず、特派員は5階に先回りし、大きな柱に隠れ、エヴァンジェリスト氏が来るのを待った。

そこは、100円ショップの「ダイソー」であった。

案の定、程なくしてエヴァンジェリスト氏が現れた。しばらく、広い売り場のあちこちを必死な形相な回っていたが、ようやくエレベーター近くの紳士小物の売り場にたどり着いた。なかなか分りにくい売り場であった。

ベルトである。エヴァンジェリスト氏が手にしたのは、ベルトであった。

なんと「ダイソー」ではベルトも売っているのである。氏は、525円の高級ベルトには目も向けず、105円のベルトを手に取った。

しかし、少し首をひねりながら、手にしたベルトを腰に回した。ベルトはエヴァンジェリスト氏の腰を一周することはなかった。コートの上からあてたとはいえ、サイズ「M」のベルトは、人間ドックで「メタボ予備群」と認定された氏の腹回りには小さ過ぎたようであった。

次に「LL」のベルトを手にしかけたが、「ウム」とうなり、「L」のベルトを取った。

コートの前を開け、「L」のベルトを腰に回した。ピッタリであった。ニンマリとしたエヴァンジェリスト氏は、そのベルトをすぐ側のレジに持っていった。

レジを終えると、エレベーター前で恥じらいも照れもなく、買ったベルトをレジ袋から取り出し、商品タグ等をハサミで切外し(エヴァンジェリスト氏はいつも鞄に中に裁縫用の小さなハサミを持っているのだ。空港の手荷物検査にも引っ掛からないものだ)、コートの前をはだけ、ズボンのベルト通しに買ったばかりのベルトを通した。
「ふうーっ」



これが、ズボンに「ダイソー」で買ったベルトをしたエヴァンジェリスト氏の腹である。スクープ写真である。

エヴァンジェリスト氏に、キタグニカラキタ・スパイ氏を批判したり、からかったりする資格はもうない。

札幌は狸小路をバンドエイドを貼った靴でパッカパッカ歩いたキタグニカラキタ・スパイ氏のことを、「スパイである奴のこと、きっと何か、我々一般人には把握し難い意味があったのだと、ワシは確信する」と庇う振りをしてあざ笑っていたのだ(キタグニカラキタ・スパイ氏、大失態!?(前編)キタグニカラキタ・スパイ氏、大失態!?(後編))。

しかるに、自分はベルトをするのを忘れて出張に出てしまったのだ。スーツにベルトをせず、歩いている人はまずいない。靴にバンドエイドを貼ってパッカパッカ歩いている人と同じくらい、そんな人を見かけることはない

エヴァンジェリスト氏に、キタグニカラキタ・スパイ氏のことをとやかく云う資格はなくなったのだ。いや、とやかく云ってしまったから、今度は自分が恥知らずな格好をすることになったのだ。因果応報とはこのこと云うのであろう。

しかも、羽田空港の「ANA FESTA」で売っているベルトは3000円以上と高いので買わず、ANAのプレミアム・ラウンジで、「ダイソー」で100円ベルトが売られていることをネットで調べ、しかも「ダイソー」が博多駅隣の博多バスターミナルビルの5階にあることまで突き止めていたのだ(福岡の特派員は、羽田空港の特派員から情報を得たらしい)。

必死であったのだ。エヴァンジェリスト氏は、安いベルトを求めて必死であったのだ。石原プロ入りも噂される人物がそんな姿を世に晒していいのであろうか?

渡さんはなんと仰るであろう?まきこ夫人は、そんなエヴァンジェリスト氏に「そろそろ調布(石原プロの所在地であることは云うまでもない)にいらっしゃらないこと?」と仰るであろうか?


「自宅を出る時に、慌てていらしたんですね?」
ようやくズボンにベルトしてほっとしているエヴァンジェリスト氏を直撃した。
「ウッ」
まさか「ダイソー」まで追われてきているとは思わず、狼狽えていた。
「バスが来る時間が迫っていたので、慌ててベルトを忘れ、自宅をでてしまったんですね?」
「事務所を通してくれ」
「石原プロは通さないですよ!」

恥を知れ(色々な意味で)、エヴァンジェリスト氏!


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