2011年5月15日日曜日

小林専務、お疲れ様でした。貴方がいてこその石原プロでした。

「いやね、正確ではないよ、まき子夫人が新代表に復帰、というのはね」

ようやく姿を見せたと思ったら、エヴァンジェリスト氏は、肝心のことには触れず、私が「新代表(代表権所有者)には、石原まきこ氏(ご存じ、石原裕次郎さんの奥様で、石原プロの会長)が復帰されるそうだ」と記したことに物言いをつけてきた。


まき子夫人は今回の体制変更前から代表権はお持ちであったので、代表復帰というのは正確ではない、ということらしい。


それはその通りかもしれないが、私や皆さんが知りたいのは、今回の「政変」とも思える事態をエヴァンジェリスト氏は事前に知っていたのか、ということであり、また、「新社長は、後継者が育つまでは空席に」というまき子夫人の意味深な発言の内容に、氏が絡んでいるのか、ということなのだ


肝心のそのことには答えず、枝葉末節とも云える事項に物言いをつけるだけであったのだ。


「貴方は関係していないのか?」と、はっきり訊いてみたが、それに対しても


「小林専務にはお疲れ様と申し上げたい」としか答えない。


「いや、貴方は小林専務のやり方に問題ありとして、石原プロ入りして改革しようとしていたのではないのか」


これには、何かを誤摩化そうとしていたように見えたエヴァンジェリスト氏が感情を露にした。


「君は何も分っていない!小林専務なくして石原プロはなかったのだ。極論すると、石原プロは裕次郎さんがいたからできたのではなく、小林専務がいたからこそできたんだ!」


「・・・・・」


「1972年頃、多額の借入金で経営が苦しくなり、成城の邸宅を売却しようとした裕次郎さんを叱りつけ、止めたのが小林専務だったんだ。『スターがアパートに住むようになってはいけない!』ということだったんだ」





「・・・・・」

「阪神淡路大震災の際に、炊き出しに行くことが売名行為と捉えられるのでは、と躊躇する渡さんに対して、『そんなことを気にしてどうする!』と尻を叩いて炊き出しをさせたのも小林専務なんだ」

「・・・・・」


「勿論、経営手腕も素晴らしかった。でも、その心意気だ。その滅私なところが石原プロをこれまで存続させてきたんだ!それなのに君ったら.....」


エヴァンジェリスト氏は確かに小林専務に対して批判的なスタンスをとっていたと思ったのだが、興奮気味に話すエヴァンジェリスト氏の言葉に嘘はないようであった。


では、今回の体制変更にエヴァンジェリスト氏は絡んでおらず、石原プロ入りはしないのか?


目を潤ませながら小林専務を語るエヴァンジェリスト氏には、今のところ、これ以上、訊くことはできそうにない..........



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