その出張には、ワカシショー・ブラック氏も一緒であったが、ワカシショーは当時は、待ち合せ時間ギリギリまでホテルの部屋で寝るタイプであり、朝食を摂りに来ることはなかった。
前の晩、エヴァンジェリスト氏と「うぬぼれ営業」氏とワカシショー・ブラック氏とで、居酒屋に行き、「うぬぼれ営業」氏は、しこたま泡盛を飲んだ。エヴァンジェリスト氏は、いつも通り、しこたまコーラを飲んだ。
ぐでんぐでんになった「うぬぼれ営業」氏は、エヴァンジェリスト氏とワカシショー・ブラック氏に抱えられるようにしてホテルに戻った。
「ワカシショーはいいぃ、ワカシショーはいいぃ」
ホテルに戻りながら、繰返し、繰返し、「うぬぼれ営業」氏は云った。
当時、まだ20歳代で肌もピチピチしていたワカシショーのことをエラく気に入ったようであった。
「まあ、間違いが起きても君たちは大人同士だから何も云わないけどね」
冗談でエヴァンジェリスト氏はそう云ったのであった………当時、「うぬぼれ営業」氏はチョウテイ中、ワカシショー・ブラック氏はまだ独身であった。
だから「何か」起きてもいいというものでもないが……..
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