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2018年4月2日月曜日

【緊急特報】ついに、壁ドン!ビエール・トンミー氏。(後編)







「最初から、『ついに』と申し上げていますが……」

ビエール・トンミー氏付の特派員は、不満を顔に露わにし、エヴァンジェリスト氏に反論した。

「言い訳はいい。早く『ケツロン』を云うのだ。ヒトサシユビKはいつも『ケツロンから云うとですねえ』と云っているぞ」
「でも、ヒトサシユビK氏は、一向に『ケツロン』を云わないのでしょ?」
「ああ、その通りだ。最後まで聞いても『ケツロン』が分らないことが多い」
「だったら、ヒトサシユビK氏のことを持ち出す必要はないでしょう」
「『ケツロン』から云おうとする姿勢は真似るべきなのだ。要するに、ビエールは何をしたのだ?」
「『ケツロン』から云うとですねえ」
「余計な物真似をするのはよせ」
「ビエール・トンミー氏は、ついに『壁ドン』をやったのです」
「それはもう聞いた。要するに、その『壁ドン』は何なのだ?」
「『ケツロン』から云うとですねえ。クルマです」
「は?クルマ?女性をクルマに連れ込んで、クルマの内壁に押しやり『壁ドン』したのか?その女性は、まさか『●●●子先生』ではあるまいな?」
「いえ、ビエール・トンミー氏は、来たる4月9日からまた『●●●子先生』の講義を受講するようですが、『壁ドン』したのは、●●●子先生』ではありません」
「では、アグネスか?アグネスに、『壁ドン』と云うよりも『壁ドンドン』をしたのではあるまいな。中川努先生の教えにように」




「いえ、アグネスにはもう関心はないようです。いや、いや、混ぜかえさないで下さい」
「じゃあ、いつもゴミ集積所で顔を合わせる近所の巨乳の奥さんか?」
「違います!女性をクルマに連れ込んで『壁ドン』したのではありません。駐車場でクルマをバックさせていたら車止めを外して壁に『ドン』としたのです」
「クダラン、実にクダラン」
「ああ、貴方は貧乏人でクルマを持っていないので、クルマの『壁ドン』はしたくてもできないでしょう。そもそも運転免許も持ってませんものね。ふふ」
「クッ!!!.......ワシは、『クルマで壁ドン』なんてチンケなことはせん。ワシは、『クルマでクルマにドン!』したことがあるのだ。ハハーハッハッハッハッハー」





そうだ。エヴァンジェリスト氏は、その昔(1981年)、上池袋の下宿の隣室の隣室に住む50歳台と思しき『お父さん』に頼まれて、『お父さん』のベッドを『上福岡』にある『お父さん』の自宅まで運ぶべく、ベッドを運ぶ2トン・トラックに乗った際に、そのトラックが、

「ドン!」

と、直ぐ前を走る乗用車にぶつかったのだ。




「ハハーハッハッハッハッハー」

高笑いするエヴァンジェリスト氏を、ビエール・トンミー氏付の特派員は冷ややかに見凝め、呟いた。

「自分で運転していた訳でもないくせに」


(おしまい)




2017年11月7日火曜日

「iBookですか?」[その1](垂涎のエヴァンジェリスト氏)



「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」である。

2002年10月、エヴァンジェリスト氏は、部下に苦しめられていた。

何の指示を出そうと、ヒトサシユビKは、右手の人差し指を前後に振りながら、

「ええ、まあ、それはいいんですけど」

とか、

「しかしですねえ!」

やら、

「ま、イイジャナイデスカ」

と、自分を曲げず、エヴァンジェリスト氏の指示に従わないのだ。




ヒトサシユビKから仕事上の相談があり、出張帰りの東京駅で2時間20分の立ち話をし、ヘトヘトになった翌日のことであった。

エヴァンジェリスト氏が、ある引合への対応を命令しようとしたところ、ヒトサシユビKは休んでいた。そこで、その翌日、あらためて引合対応を命令しようとしたところ、逆に、ヒトサシユビKから(つまり、部下から)、別の引合対応をするよう『命令』されてしまったのだ




しかし、そのようにヒトサシユビKの人差し指攻撃に打ちのめされた翌月(2002年11月)、他人も羨むある出来事がエヴァンジェリスト氏の身に起きたのであった。

友人であるビエール・トンミー氏が知ったなら、歯ぎしりすること必定な出来事だ。


それは………


(続く)







2016年3月15日火曜日

『ショーンK』に噛み付く男たち【またはイケメン詐称な男たち】



エヴァンジェリスト氏は疲れてしまった。

2日前にアンカが壊れ、家電量販店にアンカを買いに行ったものの、冬の終りの今はもう(3月15日である)、暖房器具は殆ど置いてないのだ。

仕事のついでに寄った「みなとみらい」の「ノジマ」では、在庫処分であろうか、電気毛布や温風機がまだ少し展示販売されていたが、そこにアンカはなかった。

まだ寒いのに、これでは体調を崩してしまう、と気持ちが塞いでいるところに、あの男たちからクレームが入ったのだ。


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人差し指を突くように伸ばし、あの男が叫んだ。

「一体、どうなっているんですか!?」

関西訛りが入っている。

「『ショーンK』だなんて巫山戯てるじゃあないですか!『○○○○K』っていうネーミングは、ワタシ、『ヒトサシユビK』の専売特許でしょ!」
「いやあ、そんなことはないんじゃ….」
いつになく弱々しいエヴァンジェリスト氏の言葉を遮り、ヒトサシユビKはとんでもないことを言い出した。
「名前だけならまだしも、イケメンなところも真似てるとは、許せません!」



相変らずこの男につける薬はない、とエヴァンジェリスト氏は途方に暮れた。


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着衣から異臭を漂わせながら、あの男が叫んだ。

「一体、どうなっているんだい!?」

言い方はきついが、親しげな口調だ。


「学歴詐称だなんて巫山戯てるじゃあないか!学歴詐称は、ワシの専売特許であろう!」
「いやあ、君は学歴詐称はしてはないんじゃあないか。君は立派に、ハンカチ大学の商学部を卒業しているのでは…..」

自分を文学部西洋美術史科卒と未だに錯覚している友であるビエール・トンミー氏の着衣(どうやら噂のパジャマらしい)からの異臭に、エヴァンジェリスト氏はそれ以上、口を開いていることはできなかった。


「学歴詐称だけならまだしも、イケメンなところも真似るとは、許せん!」



相変らずこの男にもつける薬はない、とエヴァンジェリスト氏は途方に暮れたのであった。



2014年7月6日日曜日

【鹿男】カノジョと元カノとの間[後編]





長崎市は築町で、昼食を摂る為、二人は「和食旬彩いまじん」に入った。

エヴァンジェリスト氏も「人間鹿」ことアオニヨシ君も共に、天丼を頼んだ。


――――――――――


「まあ、要するに、居酒屋で飲んだくれて、酔いつぶれていた女を『連れ込んだ』ってことだな。それが君のカノジョってことだ」

食後のコーヒーを飲みながら、それまでアオニヨシ君にやられ放しであったエヴァンジェリスト氏が反撃に出た。

「違いますよ」
「じゃあ、『連れ込まれたのか』?」
「お下劣ですね。違いますよ。そんな女性ではありません」
「じゃ、どんな女性なんだね?」
「●●●●銀行に勤めてます」
「ほう、メガバンクか。メガバンクに勤めている女は、男を『連れ込む』ことはしない、って云うのか?」
「いえ、そうじゃありません。とにかくそんな女じゃないんです。嫉妬深くはあるんですが…..」
「ほ、ほーっ。君の魅力にメロメロなんだ、ムヒヒヒヒ」
「まあ、どうなんでしょうねえ?しつこいんですよ。長崎に着いてからも何回もメールしてくるんですよ」

確かに、「和食旬彩いまじん」に入るまで歩きながらも、また、「和食旬彩いまじん」の中でも、アオニヨシ君は常にiPhoneを触っていた。

「はああ!?そいつ、本当に●●●●銀行に勤めてるのか!?勤務時間中だろうが!
「勤務時間中にモト・ヤミシツチョーの部署に油を売りに行っているアナタに云われたくはないですね」
「ほ、ほーっ。カノジョを庇うのか」
「ま、いいじゃないですかッ」
「その『ま、いいじゃないですかッ』はやめろと云ったのが分らんのか。ヒトサシユビKを思い出させるな」
「ま、いいじゃないですかッ」


――――――――――


「和食旬彩いまじん」を出て歩きながら、エヴァンジェリスト氏は訊いた。その質問が、「事件」を呼んだのだ。

「で、結婚するのか、カノジョと?」
「いや、カノジョとは、それはないです」
「何故だ?」
「いやあ、参っちゃいますぉ」

また、iPhoneをいじりながら答えた。

「カノジョからメールか?」
「元カノです」
「なにいっ!元カノ」
「ええ。仕事中なのにメールしてくるんですよ」
「元カノって、どこに勤めてるんだ?」
「●●●●銀行です」
「ええーっ!元カノも●●●●銀行に勤めてるのか。君は、余程、●●●●銀行の女が好きなんだな」
「はあ?元カノって、カノジョですよ」
「なに?なに、なに、なに?云っている意味が分らん」
「今、メールしてきた元カノはカノジョです」
「君、大丈夫か?正気か?元カノがカノジョって、何を云っているのか、分っているか?」
「分ってますよ」
「じゃ、どういう意味だ?」
「もう別れたんです」
「別れた?」
「ええ、別れました」
「君は、たった今まで、カノジョのことを『カノジョ』と云っていたんだぞ」
「ええ」
「それが、一歩、たった一歩歩いただけで、そのカノジョのことを『元カノ』と呼ぶようになったんだぞ、分るか」
「分ります」
「これは、どういうことだ」
「そういうことです」
「その一歩の間に別れたのか?」
「まあ、そういうことにしておいて下さい」
「なんだ、その投げやりな言い方は!」
「ま、いいじゃないですかッ」
「その『ま、いいじゃないですかッ』はやめろと云ったのが分らんのか。ヒトサシユビKを思い出させるな(参照:【行方不明】「あっちゃんも一緒だったんですか?」(その1)
「ま、いいじゃないですかッ」


――――――――――


「これで分っただろう。鶏は三歩歩くと忘れる、というが、鹿が忘れるのは一歩だ、ということが」

確かに、「で、結婚するのか、カノジョと?」という質問に対して「いや、カノジョとは、それはないです」と答えた舌の根も乾かぬうちに、「元カノです」と「カノジョ」の位置付けを変える発言をしたのだ。

「カノジョと元カノとの間」は、そう、一歩なのだ。

厳密に云うと、「いや、カノジョとは、それはないです」と「元カノです」との間には、一歩ではなく、三歩でもなく、四、五歩はあったであろうと思う。

しかし、エヴァンジェリスト氏の感覚では、それは「一歩」であり、そのことは分らぬではない。

エヴァンジェリスト氏は、結局、終始、アオニヨシ君に翻弄されたのだ。可哀想に……いや、ざまあみろだ。

いつもは他人を翻弄させてばかりのエヴァンジェリスト氏を翻弄する人間が(アオニヨシ君のことを純粋に「人間」としていいかどうか分らないが)、ヒトサシユビKの他にようやく現れたのだ。スタア誕生だ


(オシマイ)












2014年7月5日土曜日

【鹿男】カノジョと元カノとの間[中編]





「鶏は三歩歩くと忘れる、というが、鹿が忘れるのは、一歩のようだ。それは、長崎でのことであった」

「人間鹿」ことアオニヨシ君とエヴァンジェリスト氏との間であった出来事を聞くことにした。

――――――――――

「君、カノジョいるのか?」

長崎空港から長崎市内行の空港リムジンバスが動き出すか出さないかのうちに、エヴァンジェリスト氏はいきなりアオニヨシ君に訊いた。

その年(2013年)の新入社員のアオニヨシ君との出張は今回が初めてであるのに、仕事の話もせず(今回の訪問先情報を教えるでもなく)、いきなり個人情報に係る質問をぶつけるのであった。

「長崎に、ワシはカノジョと来たことがある。まあ、カノジョというか、その時はもう女房になっていたがな。つまり、長崎は、ワシの新婚旅行の地なんだ。どうして、長崎を新婚旅行先に選んだかというと…..」

そうか、エヴァンジェリスト氏は、質問するようにみせかけ、自分のことを語りたかったのか……

「いますよ」

そんなエヴァンジェリスト氏のもくろみをぶちこわすように、アオニヨシ君が答えた。

「え?えっ、え?」
「いますよ。カノジョ」
「で、どうして、ワシが長崎を…..」
「聞いてますか?いますよ、カノジョ」
「あ、ああ、聞いてるとも。いるんだな、君にはカノジョが」
「ええ、いますよ。カノジョ」
「カノジョとはどうやって出会ったんだ?ワシが女房と出会ったのは…」
「ウチの近くのバーです」
「バー?」
「ウチの近くのバーに入り、カウンターの端に座ったんです」
「君は一人でバーに入るのか?」
「いけませんか?」
「いや、いけなくはないが」
「そして、ふと見ると、カウンターのもう一方の端に、奇麗な女性が独り、なんだか淋しげにソルティドッグを飲んでいたんです」
「そいつがカノジョだな」
「いえ、その時はまだカノジョではありません。それに、『そいつ』とは失礼ではないですか」
「いや、失敬」
「まあ、その後に、カノジョになるんですがね。その晩のうちに、ムフフ」
「おぬしもスケベじゃのお」
「僕は、バーテンダーに頼みました、『あちらの女性に、アプリコットフィズを』とね」
「おおお!そんな、そんなキザなことをしたのか、君が」
「キザですか?」
「キザもキザ、キザの極みだな。しかし、君には似合わん」
「エヴァンジェリストさんは、しないんですか?」
「しない…まあ、そうして君はその女性とお近づきになり、その晩のうちにコトに及んだ、ということなんだな」
「まあ、お察しの通りです」
「手が早いのお」
「ま、いいじゃないですかッ」
「この話、本当か?何だか嘘くさいなあ。居酒屋で飲んだくれて、酔いつぶれていた女を『連れ込んだ』だけのことではないのか?」
「本当の話ですよ」
「何だか胡散臭いなあ。『あちらの女性に、アプリコットフィズを』なんて、そんな映画の1シーンのようなことがあるのか」
「ま、いいじゃないですかッ」
「その『ま、いいじゃないですかッ』はやめろ。まるで、ヒトサシユビKではないか」
「ま、いいじゃないですかッ」

――――――――――

そうして、二人は、いつの間にか浜町アーケードを抜け、中央橋を渡り、築町界隈へと歩を進めていた、と云う。




そこで、『事件』起きたのだ。


(続く)








2012年12月31日月曜日

【歳末衝撃特報(その2)】怪人現る




ローラククイーン13世改めレディ・ウオーターメロンの手により、SUICAが、名古屋駅の自動改札機に入れられるという惨劇(参考:【歳末衝撃特報(その1)】スイカの惨劇)のあった翌日(2012年12月19日)、東京都西部の閑静な街でのことであった。

エヴァンジェリスト氏は見たのだ。

その朝、7時過ぎ、盛岡出張に向うべく自宅の賃貸マンションを出て、すぐ近くのバス停に向おうとしたところであった。

一人のオジサンがこちらに向い、歩いて来た。

エヴァンジェリスト氏はまたしても自身がオジサンであることを忘れ(参考:【衝撃】先輩になった日)、その男をオジサンと見た。

一見、普通のサラリーマンではあったが、しかし、それはただのオジサンではなかった。

左手に鞄を持ち、そして………

そして、右手に歯ブラシを持っていたのだ。

更に、その歯ブラシを口に入れ、口は泡立てられていたのである。

エヴァンジェリスト氏は思った。

「怪人だ!怪人ハミガキ男だ!」

何故、怪人は公道を歩きながら歯磨きをしていたのか?

まだ朝7時であり、会社に遅刻する時間でもあるまいが(近くに市役所があるので市の職員であったのかもしれない)、何らかの理由で、自宅で歯磨きをする時間がなくなってしまったのか?

外での歯磨きって、実は爽快感を味わえるのか?

歩きながらが特に爽快であるのか?

歯磨きをどこで歯ブラシに付けたのか?

歯磨きを実はポケットに忍ばせているのか?

どのようにして、怪人は口をゆすぐのか?

ひょっとして口をゆすぐなんてことはしないのか?

ゆすがず、泡は飲み込んでしまうのか?


……..疑問は尽きなかったが、エヴァンジェリスト氏はすれ違った怪人ハミガキ男を振り返ることもなく、バス停に向った。

エヴァンジェリスト氏は、前日に学んだのだ。

前日、名古屋駅の改札でエヴァンジェリスト氏は、レディ・ウオーターメロンに訊いたのである。

「(自動改札機に)どうしてSUICAを入れたの?」

それに対するレディ・ウオーターメロンの回答はこうであったのだ。

「入れませんか?」

そうなのだ。この世には、常識では測れないことが起き得るのだ。詮索しても仕方のないことちうものが世には存在するのだ。

「はああ!?入れないよぉ」
「いえ、入れますよ」
「今まで入れたことあるの?」
「ありませんけど」

怪人ハミガキ男に訊いても同じであったろう。

「(公道を歩きながら)どうして歯磨きをするんですか?」
「君はしないかね?」
「はああ!?しないですよぉ」
「いえ、するね」
「他の人がするのを見たことがあるんですか?」
「ないけど」

怪人ハミガキ男の姿にレディ・ウオーターメロンの不敵な微笑みが重なるのだ。





2012年7月23日月曜日

【行方不明】「あっちゃんも一緒だったんですか?」(その1)


「一体,何処に行っていたんですか?」

しばらく姿を見せなかったエヴァンジェリスト氏に問い質した。

「まあ、どこでもよかろう」
「アナタがいないせいで、このBlogを20日近くも更新できなかったではないですか!」
「人のせいにするな。このBlogはきみのBlogであって、ワシのBlogではない」
「理屈じゃあないんです。アナタが居ないと更新できないんですよ!」
「知ったことか。まあ、野暮用だ、野暮用」
「ひょっとして、『あまちゃん』の撮影に三陸海岸にでも行っていたんですか?出演をやめるようなことも云っていたくせに」(参照:【朝ドラ】官ちゃん、出てもいいよ。【朝ドラ】「あまちゃん」に出る!?
「ウム……三陸海岸の魚は美味いが、来春のドラマの撮影にはちと早過ぎないか?」
「質問に質問で返すな、っていつも云っているでしょう!」
「まあ、興奮するな」
「あっちゃんも一緒だったんですか?」(参照:【朝ドラ】えっ!あっちゃんが「あまちゃん」のヒロインに???
「ヒロインは、まだ決った訳ではないぞ、敦子に」
「敦子に、ですって?……アナタたちってどういう関係なんですか?」
「ワシたちはそんな関係ではない、断じて」
「で、結局、この20日間、アナタは何処に行っていたんですか?」
「ま、いいじゃないですか、ムフフ」

エヴァンジェリスト氏は、ヒトサシユビKをまねて右手の人差し指を立て振り回しながら、云う。

「ま、5次元空間かな、ムフフ」



(続く)