「(だけど、迂闊だった!Blogのことに触れると、また、『プロの旅人』のこと話し始めるぞ、アイツ)」
と、ビエール・トンミー氏が、またもや発してしまった自分の言葉を悔い、話を逸らすために、別の方向のプロレス談義を始めるiMessageを、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に送った。
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「奥深い、いうたら、日本のプロレスは人間関係が複雑なんやろ?日本史と一緒や」
「ほうなんよ。猪木が亡くなる前、重い病気で闘病生活送っとった時、弟子たちが猪木のことを心配しとったんじゃけど…」
「あ、今、分ったで。『底が丸見えの底無し沼』か。最初、聞いた時、何のことか分らへんかったけど、エエ表現やな」
「まるで『プロの旅人』みたいじゃないかのお?」
「アンサンは、何でも直ぐ『プロの旅人』に結び付けるな。さすがプロやで!」
「ああ、その『プロの旅人』にも書いてあったこともあるんじゃけど、猪木を語る猪木弟子たちの話は、面白いでえ。猪木から離反したり、猪木のことを批判したりしてきても、結局は猪木のことを好きなんよ。それにのお、猪木は信じ難い行動もとるんよ。アンサン、『長州力』知っとるじゃろ?」
「以前、『俺の家族の話』ちゅうドラマに出とったで」
「おお、そえらしいのお。ワシは、そのドラマ見んかったけど、昔、その『長州力』は、猪木の新日本プロレスを離れて、馬場の全日本プロレスに移籍したんよ。その時の事情を『長州力』が同じ猪木の弟子の『前田日明』に語ったんよ。アレ(アゴ=猪木のこと)が、行け、と云ったんだ、と。そのことが、『プロの旅人』でも触れとったんよ。猪木は、自分のところの人気レスラーを競合のところに移籍させたんよ」
(参照:【曲がったことが嫌いな男】石原プロに入らない?入れない?[その53])
「人間関係ドロドロやな」
「ちゅうんとは、ちょっと違うとも思うけど、人間関係ドロドロいうんは、ワシん家(実家)みたいなんかねえ?」
「アンサンんとこは、ドロドロいうより崩壊しとる。長兄夫婦は、同居しとった90歳超の父親を置き去りにして実家を出たやろ。次兄は、65歳で熟年離婚したやろ」
「ワシん家(実家)思うと、世の中の今、平和な家庭も将来どうなるか分からんでえ、思うんよ」
「諸行無常やな」
「今年(2024年)の春、4月で70歳になる時、ワシ、次兄は、70歳の春を見れんかったんじゃのお、とせつのうなったんよ」
「そやな。70歳と10日で亡くなられはったんやったな。桜見られへんかったな」
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「(アイツの次兄の『ヒモくん』は、いい人だった)」
と、ビーエル・トンミー氏は、人の良さに満ちていた『ヒモくん』の笑顔を思い出し、切なさに胸の痛みを覚えた。
(続く)
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