2024年10月20日日曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その647)

 


「(アイツ、ボクの『失言』を何年前の『プロの旅人』から探し出してきたのか知らないが、他人の隙を突いてくる執念は異常だ)」


と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏が、パソコン(MacBook Pro)の画面に向かい、必死で過去の『プロの旅人』の記述を探す様を想像していると、エヴァンジェリスト氏から冷静なiMessageが届いた。



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「での、問題は、アンタが『変態』なことじゃのうて、『アンサール・アッラー』なんよ」

「ああ、そやで。『アンサール・アッラー』のことは、知らへんけど」

「そうなんじゃね。すまん、すまん。アンタ、本当に、『アンサール・アッラー』のこと知らんのんじゃね。ワシ、アンタことじゃけえ、『アンサール・アッラー』のことは知っとると思うとったんよ」

「やから、ずうーっとそう云うてるやないか。なのに、なんで、アンサン、その『アンサール・アッラー』のことに拘んのや?」

「じゃって、アンタが、<アンサン、『フーシ派』知ってるか?>云うたけえよ」

「確かに、そうは云うたけど、それがなんやねん?」

『アンサール・アッラー』は、『フーシ派』の正式な呼称なんよ。『フセイン・バドルッディーン・フーシ』師が中核になったじゃそうじゃけど、その師が、イエメンの治安当局に殺されて、『フーシ派』と呼ばれるようになったじゃそうじゃ」

「そないなこと、普通の人間は知らへん。アンサン、そのこと知っとって、『アラーの使者』のことなんかに話を持っていきとうて、必死でデジタル・ハンターしたんやろ」

「アンタこそ、なんで『フーシ派』のことなんか、云うてきたん?」

「おお、そこやったな。それはやな、アンサンが、<『希望峰』を回ってくる、いうんは、意味不明なんよ>と云うたきたからや」

「ワシ、そう云うたけど、アンタ、『フーシ派』でワシの疑問を解消してくれるん?」

「ああ、解消したるで。ええか、問題は、『スエズ運河』。あ、ここで、<『スズエさん』がどないしたんや?>とか、ボケるんやないで」



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「(機先を制しておかないと)」


と、ビエール・トンミー氏は、自らが取った言動に満足し、自室で独り椅子に座ったまま、大きく頷いた。


(続く)






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