2024年10月2日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その629)



「(だけど、『ジャグジー』は、いいもんだ。もう家のリフォームをすることはないだろうけど、もし、リフォームするんだったら、風呂は、『ジャクジー』にしたい)」


と、ビエール・トンミー氏が、今度は自分が『ジャグジーバス』に入っている姿を想像していると、友人のエヴァンジェリスト氏から、しつこく、知らぬ人間の名前を挙げるiMessageが入ってきた。



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「アンタあ、『ジャグジート・スィン・ハンス』のこと知っとって、でも、『ジャグジーバス』が好きじゃけえ、話をそっちに持って行こうとしとるんじゃろ?」

「やから、『ジャグジーなんとか』なんて、ワテ、知らへんて。まあ、『ジャグジー』は好きやけどな」

「ああ、アンタ、『露天ジャクジー』設置したんじゃったかのお?」

「あれは、夢や。夢やったんや。けど、ケッタイな夢やったで。ワテ、浴室をリフォームしたんや。ちゅうかジャグジーを庭に設置したんや。露天やで。そう、『露天ジャグジー』やな」

「気持ち良さようじゃのお」

「せやねん。ワテ、『ああ、気持ちえーなー』と寛いどると、隣人のオヤジとそのテテ親(せやから爺さんや)が、浴槽の淵にて手を掛けて何やら云うんや。ワテが、『何してんねん、ここはワテの土地やで』と抗議すると、そのオヤジ達は、『浴槽は直置きにせず土台に何か張って養生して下さい』って云うんや」

「はあ?隣人のオヤジ達、関係ないじゃろ」

「そやで、せやさかい、ワテ、『なんでアンタがよその家の心配するねん』云うたってんや」

「ああ、云うたれ」

「ほしたらやで、オヤジ達、『ワテらは土壌整備の会社に勤めてるんや。せやから隣の家でもこういうのは困るんや』とぬかしおんねん」

「ああ、勝手なこと、ぬかす奴らじゃのお」

「で、ワテ、云うたってんねん、『そんなんワテには関係無いやろ』との。へたらやで、びっくりするでえ」

「なんねえ、ドスでも出して、突きつけてきたん?で、アンタ、『それ、なんドスか?』とでも云うたん?」



「アホンダラ!真面目に聞きいな」


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「(アイツ、珍しくこっちの話を聞いていると思っていたけど、ボケをかます機会を探っていただけなんだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、上目遣いにこちらを見るアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の顔を思い描き、その顔に向け、憎々しさから眉間に強く力を入れた。


(続く)






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