2024年10月15日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その642)

 


「(あ!警戒するあまり、ついつい余計な想像をしてしまった!)」


と、ビエール.トンミー氏が、釈迦の手の上の乗った自らの孫悟空の姿を消すように、iPhone14 Proを持たぬ左手をパラパラと払った時、友人のエヴァンジェリスト氏から、屈辱的なiMessageが入った。



====================================


「アンタ、そうやってまた話を逸らすんじゃけえ」

「いや、アンサンやったら、やりかねんことを云うただけや」

「何云うとるん!ワシは、『谷豊』は盗賊じゃった、云うとるのに、アンタあ、『谷豊』は、『正しい者に味方する』人じゃ、云うてくるんじゃけえ」

「アンサンが、『谷豊』はんいうお人のことを『水谷豊』と勘違いさせるようなこと云うてきたからやないか。それに、なんで『谷豊』はんのことを話さなあかんねん?」

「じゃって、『ハリマオ』は、『谷豊』じゃけえよね」

「ああ、『怪傑ハリマオ 』の正体が、『谷豊』はんやったんか」

「違うで」

「は?アンサン、また滅茶苦茶やで。アンサン、たった今、『ハリマオ』は、『谷豊』はんや、云うたばっかりやで」

「そうでえ。『ハリマオ』は『谷豊』じゃけど、『怪傑ハリマオ 』の正体は『大友道夫』じゃけえ」

「あんなあ、ワテ、頭痛うなるで」

「ケツロンから云うとのお、ドラマ『怪傑ハリマオ 』のモデルになったんは、『ハリマオ』と呼ばれた実在の人物『谷豊』なんよおね」

「何が、『ケツロンから云うと』や!『ケツロンから云う』んやったら、はなからそう云うたらええやないか」

「いや、ワシは『怪傑ハリマオ 』のことを話そうとしたのに、アンタが、<『ハリマオ』は、正義の味方やないか>と云うてきたんよ」

「うっ…」

「『怪傑ハリマオ 』は、『三橋美智也』が歌う主題歌の通り、正義の味方じゃけど、『ハリマオ 』こと『谷豊』は、盗賊じゃったんよ。まあ、どうやら、『谷豊』は、マレーで中国人の暴徒に妹を殺されたことに怒って、盗賊になって金持ちの中国人とかイギリス企業を襲う盗賊になったけど、人に危害は加えんし、奪った金品の一部を貧しい人に分け与えた、まあ、『ロビン・フッド』みたいな『義賊』みたいでもあったけえ、ただ、盗賊じゃったいうことじゃのうて、じゃけえ、『怪傑ハリマオ 』のモデルになったんじゃろうけどのお」



「なんや、せやったら、『怪傑ハリマオ 』でも『ハリマオ』でも、どっちゃでもエエやないか」

「そうなんよ、どっちでもええんよ」

「は、は、はあ~ん!?!」


====================================



「(此の期に及んで、アイツう!)」


と、ビエール・トンミー氏は、痛くなる程に、強く強く奥歯を噛み締めた。


(続く)






0 件のコメント:

コメントを投稿