「で、要するに、ケリーさんは何をしたんですか?」
「モテタイか、んんん、ヤツにはあのホテルは勿体なかったな」
説明するまでもなかろう。この記事のタイトルの通りである。
ケリー・ゴミーバコ氏は(当時のモテタイ氏は)、パジャマを着て、ホテル内の和食処に朝食をとりにいったのである。
エヴァンジェリスト氏が、バスルームで胸とアソコを腕と手で隠して、「はあん、いやああん」って云った全日空ホテルクレメント高松でのことである。そして、エヴァンジェリスト氏とケリー・ゴミーバコ氏が一緒に高松に出張した時のことである。
その結果は申し上げるまでもない。
「お客様.....」と、
和食処の従業員に呼び止められたのである。パジャマのままでは入店頂くわけにはいかず、着替えて出直してきて欲しいと云われたのである。
まあ、当り前のことである。だが、ケリー・ゴミーバコ氏は納得がいかない。当時もそうだが、今も納得がいかず、
「全くもって失礼だ!これまで行った『ホテル』では浴衣で朝食をとりにいっても何も云われなかった。むしろ、皆、浴衣で食べに行っていたんだ!」
と、今にもゴミ箱を蹴らんかの勢いである。
失礼なのはケリー・ゴミーバコ氏の方である。
遅れて部屋にはいって来た知事に対して「いいか。長幼の序が分っている自衛隊ならそんなことやるぞ!」と恫喝した某大臣並に失礼である(その発言は、躁状態でのものであったようでもあるが)。
「そんなことやるぞ」という言葉が妙であるのはさておき(普通、「そんなこと」という言葉には「やらないぞ」という言葉が続くものだ)、知事の無礼をなじる自身の言動の方がもっと失礼であることに気付いていないのだ。
ケリー・ゴミーバコ氏の云う『ホテル』はホテルではないのだ。温泉旅館なのである。施設名は「○○ホテル」とはあれど、要は温泉旅館なのだ。お父さん、お母さん、お兄さんと一緒に行った温泉旅館なのだ。
確かに、温泉旅館では施設内を浴衣姿でうろついて構わない。むしろ、皆が浴衣姿だ。朝食も浴衣のまま食べに行く。
しかし、全日空ホテルクレメント高松は温泉旅館ではない。立派なシティ・ホテルである。
「君は分ってない」というエヴァンジェリスト氏の言葉にも耳を貸さず、興奮を隠さず云う。
「失礼極まりない!パジャマで行って何がいけないんだあ!........そう云えば、あのホテルも失礼だった」
そう、ケリー・ゴミーバコ氏の暴挙は全日空ホテルクレメント高松でだけのことではなかったのだ。
「へええ、ケリーさんってそんな方に見えないんですけどねえ」
ケリー・ゴミーバコ氏の真の姿を知らない(ケリー・ゴミーバコという名前がついた由来をよく知らない)ローラク・クイーン13世には、ケリー・ゴミーバコ氏は温厚な、どちらかと云えば気弱な好青年にしか見えないようであった。
さて、貴方は、ホテルで(シティ・ホテルで)、パジャマを着て朝食を食べに行きますか?
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