(【紀ノ国屋】『ままかり』発見!(前編).......しかし、森本直子(榮倉奈々)は『ままかり』嫌い。の続きである)
ドラマ『蜜の味〜A Taste Of Honey〜』で、脚本家の大石静が主人公である森本直子(榮倉奈々)を『ままかり』嫌いとしたことにお怒りのエヴァンジェリスト氏である。
「構わないではないですか。岡山の人が皆、『ままかり』好きとは限りませんよ」
「いや、岡山と云えば『ままかり』だ。特に、吾妻寿司の『ままかり寿司』がうまい」
「ミスター・シューベルトも仰っていました、『高松の人間が皆、うどん好きとは限らないだろう』と。高松出張の際に、うどん屋ではなく、蕎麦屋の高田屋に入ろうとされた際に、『高松にも蕎麦屋があるんですね』と私が云った時に、ミスター・シューベルトはそう仰いました」
「ワシの前で高松の話をするな!」
そうであった。エヴァンジェリスト氏は、高松のある企業から出入禁止になっているのだ。出入禁止となった理由は定かではないが、きっと『エヴァンジェリズム』を発揮されるのを企業側が警戒したのであろう(『エヴァンジェリズム』って何か?ですって、それはそのうちに)。
「では、話を戻します」
「戻さなくていい」
「『蜜の味〜A Taste Of Honey〜』の話にして誤摩化そうとしても駄目です」
「.......」
「アナタが見つけた成城石井の他に、紀ノ国屋でも『ままかり』を売っているのを私が発見したのです。東京の『ままかり』はもう、アナタだけのものではありません」
「紀ノ国屋で売っていようが、『ままかり』嫌いの森本直子(榮倉奈々)は買いはしない」
「ドラマと現実を混同させようとしても無駄です。紀ノ国屋でも『ままかり』を売っているのを私は発見したのです」
「........」
「尤も、紀ノ国屋で売っていた『ままかり』は尾道産でしたが」
「なにいぃぃ。尾道産だとおぉ?,,,,,,,,,,,,,ハッハッハ。そんなものは『ままかり』ではない。ワシはオノミッチャンは好きではなかった(2010年の空きから011年の春にかけて放送されたNHKの朝ドラ『てっぱん』の尾道出身の主人公のことである)」
「『ままかり』は『ままかり』です。それに、そんなものは、って尾道に対して失礼でしょう。アナタだって広島関係者のくせに」
「では、その尾道産の『ままかり』はうまかったのか?」
「.......いえ、分りません」
「正直に云え」
「買ってないので、分からないんです」
「食べもせず、買いさえもせず、『ままかり』を語るでない!」
エヴァンジェリスト氏から一喝されて、この『ままかり』談義は終った。
エヴァンジェリスト氏の云うのも尤もであるのだ。紀ノ国屋で『ままかり』を発見した際に、即、購入しようとしたが、尾道産であることに気付き、躊躇し、買うのを止めたのだ。しかも、貧乏人である自分が紀ノ国屋でモノを買っていいものかと逡巡もしたのだ。
紀ノ国屋に入ったのも、マドモワゼル・エヴァンジェリスト(今日、2012年1月9日、成人式を迎えたお嬢さんである)がケーキの材料を探しに行くからついて来い、と命令されたからに過ぎなかったのである(マドモワゼル・エヴァンジェリストも父親であるエヴァンジェリスト並みに横暴であり、云うことをきかないと後が怖いのである)。
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