2013年1月30日水曜日

怯むな!石原プロよ。【後編:石原プロと参議院議員選挙】







「何故だ!何故なんだ!何故、『純と愛』には、舘さんだけが出演したことになっているんだ!?」

エヴァンジェリスト氏が吠える。

「確かに、遊川和彦が『純と愛』中で描く人物の中では、金児憲史演じるDV夫・満田は『救い』の可能性を感じさせるところのない存在だ。醜さの中に救いを感じさせる(或は、来させる)他の人物と異なり、イイ役ではない。しかし、カネコは一所懸命、演じたんだ。それなのに…..」

エヴァンジェリスト氏が怒っているのは、石原プロモーションのHPのことである。

石原プロモーションのHPに、金児憲史の「純と愛」出演情報がないのである。舘ひろしの「純と愛」出演情報は勿論、記載されている。

舘ひろしは、石原プロモーションの看板俳優だからその出演情報が記載されている、ということではない。

正直なところ、未だブレークしない徳重聡や宮下裕治、池田努、そして、金児憲史たちの出演情報は、例えそれが大した役ではなくともちゃんとHPに記載されているのだ。

それなのに、金児憲史の「純と愛」出演情報がHPにないことにエヴァンジェリスト氏はお怒りなのだ(2013年1月30日時点)。

「怯むな!石原プロよ。堂々とすればいいんだ。何も恥ずかしいことではない。それではカネコが可哀想だ。確かに、救いのない損な役ではあるかもしれないが、誰かがDV夫・満田を演じなくてはならいんだ。カネコは見事にその役になり切っていたのだから」

石原プロ関係者「的な」存在であるだけに、石原プロモーションのHPのことが気になるらしい。所属俳優たちのことも気になるらしい。

「遊川(ユカワ)は、3月にまたDV夫・満田を登場させるはずだ」

予言的なことを云う。

「遊川(ユカワ)は、そういう奴だし、何なら、3月に確実に再登場させるよう、ワシから遊川(ユカワ)に口添えしてもいい。しかし、仮に、DV夫・満田があのまま登場しなくともいいではないか。堂々としていればいいんだ、怯むな、石原プロよ」

「やはり貴方がそろそろ石原プロ入りした方がいいんではないですか?」

ちょっとエヴァンジェリスト氏をくすぐってみた。

「君の気持ちは分る。痛い程、分る。しかしなあ、今年は参議院議員選挙もあるしなあ」

またしても、訳の分らないことを云い出した。


(終り)




2013年1月29日火曜日

怯むな!石原プロよ。【中編:レンブラント光線】





遊川和彦(「家政婦のミタ」の脚本家であり、「純と愛」の脚本家である)の脚本は、人に対して容赦がない。

徹底的に人間の醜さ、狡さを描く。

「しかし、遊川(ユカワ)は、人間が好きなんだ。『純と愛』の本当の主人公は、『純』でも『愛(いとし)』でもない。『純』の身勝手な父親である狩野善行(武田鉄矢)であり、『純』の優柔不断でいつも逃げ腰な兄である狩野正(速水もこみち)であり、そして、『愛』のヒステリックな母親である待田多恵子(若村麻由美)なんだ」

とエヴァンジェリスト氏は云う。「遊川(ユカワ)」と呼び捨てにするのが気に入らないが、同じ広島出身で年齢も1歳違いで、勝手に親しい間柄だと思い込んでいるようなのだ(参照:【続・衝撃】舘ひろしになれない )。

「言わば『レンブラント光線』だな」

したり顔で云う。

「遠藤さんが云う『レンブラント光線』だな」

遠藤さん、て親しげに云ってるが、遠藤周作のことである。遠藤周作は、エヴァンジェリスト氏の先輩であり、ご子息(フジテレビ常務の遠藤龍之介)は後輩ではあるが、知合いではないはずだ。但し、エヴァンジェリスト氏が遠藤周作の影響を強く受けていることは確かである。

「レンブラント光線」は、レンブラントの絵がそうであるように、闇を描いてそこに光を浮かび上がらせる技法といってもいいであろうか(単なるテクニックの問題ではないので、「技法」という語は正しくはないが)。

つまり、エヴァンジェリスト氏は、遊川和彦は徹底的に人間の醜さ、狡さを描きながらも(原罪とも云えるかもしれない)、その人間たちの救いを描こうとしているのであろう、というのだ。

遠藤周作的な、或は、フランソワ・モーリアック的な、ジュリアン・グリーン的な、グレアム・グリーン的な描き方と云いたいようだ。

だが、「レンブラント光線」と金児憲史(かねこ・のりひと)との関係が分らない。


(続く)



2013年1月28日月曜日

怯むな!石原プロよ。【前編:舘ひろしと金児憲史】




「怯むな!石原プロよ」

新年初めての更新だというのに(2013年の最初の更新だ)、エヴァンジェリスト氏はオカンムリである。

「堂々とすればいいんだ。何も恥ずかしいことではない。それではカネコが可哀想だ」

NHKの朝ドラ「純と愛」にで出演した金児憲史(かねこ・のりひと)についてのことのようだ。

「何故だ!何故なんだ!何故、『純と愛』には舘さんだけが出演したことになっているんだ!?」

そうである。「純と愛」には舘ひろしが出演していた。云うまでもなく、主人公「純」が勤めるホテルの社長役であった(参照:【石原プロ】舘さん、申し訳ない!続・衝撃】舘ひろしになれない)。

しかし、舘ひろしの出演場面は、昨年(2012年)で終った。3月頃にまた大先社長として登場するかもしれないが。

そして、年が明けて今年(2013年)、金児憲史が「純と愛」に出演した。

しかし………..

その役は、決してイイ役とは云えなかった。「純」が新たに勤めるホテル「里や」の同僚従業員である天草蘭(宝塚の娘役のトップスターであった「映美くらら」が演じている)のDV夫・満田の役であった。

「愛(いとし)」の母親である弁護士・待田多恵子(若村麻由美)にあえなく撃退されるが、反省もせず、「くそ~!くそ~!ああ!」と走り去る役であった。


(続く)