しかし、カレーナカリフラワー氏の大物振りは、エヴァンジェリスト氏に対してだけ発せられたものではなかったのだ。
恐れ多くもローラク・クイーン13世に対しても、カレーナカリフラワー氏は挑んでいったのである。
セミナーではお客様向けに弁当を用意し、同じ弁当をエヴァンジェリスト氏他のスタッフも食したのであるが、エヴァンジェリスト氏と二人でその弁当を食べながら、カレーナカリフラワー氏が云った。
「この弁当の味、何だか妙ではないですか?」
「美味しいじゃあないか」
「いや、妙ですよ」
「君は、この弁当を選んだローラク・クイーン13世を批判するのか」
「批判する訳ではないですが、妙なものは妙ですよ」
「なんだと!」
「このカリフラワー、カレー味がついてますけど」
「カレー味だっていいじゃあないか。とんかつにカレー・ルーをかけてはいかんがな(和歌山の人々よ!…..それでいいのか!?【その1】〜和歌山の人々よ!…..それでいいのか!?【その9-最終回】)」
「水っぽくないですか」
「ローラク・クイーン13世に言いつけるぞ!」
「止めて下さいよ。大人げないですよ」
といったやり取りがあったと聞く。
そして、文字通り、大人げないエヴァンジェリスト氏は、ローラク・クイーン13世に告げ口をしたのだ。
「カレーナカリフラワーが、弁当の味が妙だ、カリフラワーが水っぽかった、と云ってるぞ」
その場に居たカレーナカリフラワー氏は、本当に云うなんてなんて大人だ(父より年上のなのに)、といった様子で顔を赤らめていたらしい。
しかし、ローラク・クイーン13世は、エヴァンジェリスト氏とは人間のできが違っていたようだ。
「そうかもしれませんね。ちょっと水っぽかったかな、フフ」
とコトを収めたのである。
エヴァンジェリスト氏もカレーナカリフラワー氏も、ローラク・クイーン13世に学ぶべきである。
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