沖縄の新聞を開くと異様な一面を目にします。死亡広告です。勿論、沖縄に限らず、新聞には死亡広告が載ります。しかし、沖縄の死亡広告はナミではありません。なにしろ、一面全体が死亡広告なのです。それも1面に収まり切らないこともままあるようです。それがまた、ある特別な日にだけそうなのではなく、ほぼ毎日、死亡広告が1面、2面と載っているのです。
沖縄では毎日そんなに多くの人が死んでいるのか(?)というと、そうではありません。むしろ、豚を多く食する沖縄の人達は長寿のはずです。
では、何故、死亡広告欄が大きいのかというと、沖縄以外の地では、有名な人くらいしか死亡広告を出さないのに、沖縄では、誰かが死ぬと殆ど死亡広告を出すのです。しかも、一つの広告欄が大きいのです。沖縄以外の地では、喪主の名前の他に名前は殆ど挙げず、後は「親戚一同」くらいですましていると思いますが、沖縄の死亡広告では、その「親戚一同」の名前を一人一人挙げているのです。それも、海外移民の多い所ですので、「在アルゼンチン」とか「在ペルー」といった親戚の名前まで出すのだそうです。ですから、一つの死亡広告が大きくなるのす。
沖縄は情の厚い土地です。家族、親戚を大事にします。だから、こんな死亡広告になるのです。家族、親戚に留まらず、知合いも大切にします。
だから、死んだ時だけではなく、結婚する時もタイヘンです。披露宴の参加者は普通で、500人くらいだそうです。500人です。私の披露宴は、金もなく、親の猛反対を受けながら、なんとか諒解を得てのものだったので、40人くらいとかなり小振りでしたので、偉い違いです。
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