「道民の皆さん、ごめんなさい」
いきなりエヴァンジェリスト氏が謝った。
氏は久々に北海道に出張した。石原プロの関係で小樽の「石原裕次郎記念館」に来たのか?
いや、それは申せません。機密だそうですので。
閑話休題。久々の北海道で、氏は早速コンビニに行き、「ガラナ」を買った。今回は、「ガラナエール」である。エヴァンジェリスト氏は、大の「ガラナ」好きなのだ。
ご存じの方もあると思うが、北海道と云えば、「ガラナ」である。コーラのような炭酸飲料である。北海道の(少なくとも札幌の)コンビニにはどこにでも「ガラナ」が置いてある。「コアップガラナ」か「ガラナエール」である。
「キリンガラナ」(北海道限定販売)というものもあるらいしが、エヴァンジェリスト氏はまだ見たことがない。というか、以前、東京でも「キリンメッツガラナ」として販売されており、好んで飲んでいたような記憶はあるという。
今回行ったコンビニに置いてあったのは、「ガラナエール」だったのである。
東京では「ガラナ」はなかなか買えない。売っているところもあるのだろうが、北海道のようにどこでも買えるという状態ではない。
だから、北海道に行くと「ガラナ」を買い、飲むのである。2本程、買って、東京に持帰ったこともあるという。
しかし、だ。しかし、エヴァンジェリスト氏は云うのだ。
「道民の皆さん、ごめんなさい」
珍しく殊勝に云う。
「道民の皆さん、ごめんなさい。ボク、ボクは『ガラナ』が大好きです。『コアップガラナ』も『ガラナエール』も美味しいと思います。でも........でも、ですねえ.........」
何だか云い辛そうである。
「でも、『ガラナ』は、一番美味しい『ガラナ』は、『ダイヤモンドガラナ』なんです。あの味が忘れられません」
以前、大分で「ダイヤモンドガラナ」を飲み、そのうまさに仰天したそうだ。北海道程どこにでもあるというものではないが、九州でもガラナは飲める。
色々な「ガラナ」があるが、氏が飲んだものの中では「ダイヤモンドガラナ」が一番だそうだ。尤も、「ダイヤモンドガラナ」は九州産ではなく、兵庫県西宮市の株式会社布引礦泉所という会社が製造しているらしい。
高級料亭等でも出されるとも聞く。
だから、という訳ではないそうだが、モノが違うという。味の高級度もあるが、味の種類が違うらしい。
北海道の「ガラナ」がコーラ風であるの対し、「ダイヤモンドガラナ」はビール風らしい(ビールとは全然違うと思うが)。
調べると、確かに北海道の「ガラナ」は米国からのコーラの進出に対し、日本の飲料メーカーが対応して作ったものであるのに対し(だからコーラってぽい色である)、九州や関西の「ガラナ」はアルコールを飲めない人向けの飲料として作られたともある(だから、色は薄めである)。
「道民の皆さん、ごめんなさい。一番美味しい『ガラナ』は、『コアップガラナ』でも『ガラナエール』でもなく、『ダイヤモンドガラナ』です」
北海道民の誰も(北海道出身のキタグニカラキタ・スパイ氏も)、氏の発言なんか気にしないのに、渡さん(渡哲也)並の影響力があるとでも思っているのだろうか。烏滸がましいとはこのことを云うのだろう。
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