「キリンがようやくその気になったか、ウムウム」
それは深読みすぎると注意申し上げたが、エヴァンジェリスト氏は聞く耳を持たない。
キリンホールディングスが、ブラジルの大手酒類・飲料メーカーであるスキンカリオール社を買収したようだ。
そのことを知ったエヴァンジェリストの言葉であった。
氏は、キリンが再度、ガラナの販売を手がけると思っているのだ。ガラナと云えば、ブラジルだからだ。
植物のガラナはアマゾン流域が原産で、飲み物のガラナはブラジルの代表的な飲料であるらしい。
スキンカリオール社も勿論、ガラナを販売してるようだ(GUARANÁ SCHIN)。日本で輸入している業者もあるようだ。
エヴァンジェリスト氏によると、一口にガラナと云っても、北海道で売られているそれと九州で飲むダイヤモンドガラナ(製造しているのは、兵庫県西宮市の株式会社布引礦泉所であるが)とでは、別の飲料らしい[「道民の皆さん、ごめんなさい」(1).....一番美味しい「ガラナ」は]。
キリンは既に、北海道限定でガラナを販売しているが(そして、エヴァンジェリスト氏はそのガラナを飲んだことはないが、以前、キリンメッツガラナとして全国販売していたものは飲んだことはある)、氏の望むのはダイヤモンドガラナ系のものなのだ。
ダイヤモンドガラナは東京でも飲めないことはないらしいが、そう簡単に手に入る(飲める)ものではない。
キリンがガラナを(ダイヤモンドガラナ系のガラナを)本格的に販売すると、氏の望むガラナを普通に飲めるようになるのだ。
GUARANÁ SCHINは、写真で見る限り、確かにダイヤモンドガラナ系の色をしている。
しかし、スキンカリオール社を買収したといっても、だからと云ってGUARANÁ SCHINを日本で販売するとは限らない。そんなことは何も発表していないし、買収したばかりで、まだ個々の商品戦略を練ってはいないであろう。
なのに、エヴァンジェリスト氏は、キリンがGUARANÁ SCHINを販売する、もしくは、GUARANÁ SCHINを製造・販売するスキンカリオール社の協力を得て、ダイヤモンドガラナ系のガラナを日本で販売すると思い込んでいるのだ。
いや、キリンがスキンカリオール社を買収したのは、ガラナの為だとさえ思っているようなのだ。キリンがGUARANÁ SCHINを、もしくは、GUARANÁ SCHINを元にダイヤモンドガラナ系のガラナを日本で製造・販売する可能性を否定しはしないが……………
「問題はパッケージだな」
こちらの心配を他所に、氏の心はもっと先に行っている。
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