大垣(岐阜県)で一番いいホテルは、スーパーホテルだそうだ。
昨日(2011年8月21日)、TBSの「がっちりマンデー!!」で取り上げられていたホテルである。その大垣駅前店である。
ホテルの良し悪しは何を基準にするかにもよるので、一概にどのホテルが一番とは云えないが、エヴァンジェリスト氏によると、大垣で一番いいホテルは、スーパーホテルなんだそうだ。エヴァンジェリスト氏基準で、ということだ。
妄言ばかりのエヴァンジェリスト氏ではあるが、やはり「プロの旅人」で、年中、日本全国を出張しているので、ホテルに関しては一家言持っていることは確かである。
氏は、大垣に泊るときは必ず大垣駅近くにある「スーパーホテル大垣駅前」に泊るそうである。
「スーパーホテル大垣駅前」に泊るようになる前、氏は大垣宿泊にはかなり苦労していたらしい。
差し障りがあるので、どのホテルとは云えないが(私は氏から実名を聞いてはいるが)、幾つか泊ったホテルはいずれも満足のいくものではなく、二度泊ったホテルはなかったそうだ。
しかし、大垣にもお客様があり、泊らざるを得ない時もある。さて、困った.........
ネットで検索すると、「スーパーホテル大垣駅前」があった。
「スーパーホテル」の存在は知らなくはなかった。各地で目にしたことがあったのである。黄色地に青色で「スーパーホテル」と書かれたアノ看板である。「4980円」とも書いてあった。
「4980円」は安い。しかし、あの原色の看板で、その値段というのは、何だか「安かろう悪かろう」ではなくとも「安かろう安かろう」ではないかとしか思えず、自身が宿泊するという発想は全くなかった。
しかし、大垣にはいいホテルはないのである(勿論、エヴァンジェリスト氏にとって、である)。そこで、思い切って、「スーパーホテル大垣駅前」を予約したのである。
冒険であった。安いから失敗してもいいか、というとそうではない。安くとも嫌なホテルはやはり嫌である。
ところが、氏の心配は杞憂であった。それどころか、いい意味で「期待」外れであった。
「スーパーホテル大垣駅前」は素晴らしいホテルであった。「安かろう良かろう」なホテルであった。
何故、安いのかは直ぐに分った。「がっちりマンデー!!」で紹介されていた通り、カットできるところはカットしているのである。従業員数、チェックイン/チェックアウトのシステム等である。部屋に電話がないのは、携帯時代の今、不思議ではないが、どうやらこのような時代になる前からそうしていたらしい。結果論にはなるが、先見の明があったということになろう。
しかし、部屋の広さ、ベッドの大きさ、朝食付(一部自動販売機飲料無料)、ネットの完備等、カットしてはならないところはカットせず、むしろもっと「格上」のホテル以上に装備しているのである。
そして、何より、「スーパーホテル大垣駅前」の従業員が素晴らしかった。美人であったからではなく(実際、美人であった)、笑顔や諸々の隙のない、しかし、肩肘張らない自然な対応振りが素晴らしかった。
その後、幾度も「スーパーホテル大垣駅前」に泊ることになったが、「エヴァンジェリスト氏様ですね」と名前さえ覚えてくれたのである。
シティ・ホテルの従業員の対応は勿論いい(但し、シティ・ホテルでもなっていないホテルもある:目配り..........たまには、プロの旅人らしく)、しかし、シティ・ホテルでないと従業員がいい対応をとれないというものではないのである。
シティ・ホテルは従業員が多いので(その分、宿泊料も高いが)、入口にドアマンがいたり、ポーターがいたりする。ビジネス・ホテルはそうはいかない。フロントマンがいるだけである(エヴァンジェリスト氏は、元々、ドアマンもポーターも不要という人だが)。
しかし、お客様を笑顔で迎え、お客様が何を欲しているか、まさに「目配り」することは、シティ・ホテル、ビジネス・ホテルの別なくできることであるし、すべきことなのである。
それが、シティ・ホテル以上に、他のビジネス・ホテル以上にできるのが「スーパーホテル」なのである。
そして、それなのに、安い、のである。これで泊らない手はない。
エヴァンジェリスト氏は、すっかり「スーパーホテル」ファンになってしまったのだ。
問題は、「スーパーホテル」の良さを多くの人が知り、予約がとり辛くなっていることだ。「がっちりマンデー!!」で取り上げられたことは、とてもいいことだが、これで更に予約がとり辛くなってしまうであろう。
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