「世界ふれあい街歩き」は面白い番組である。世界の街の日常を、ただただ普通の日常を見せてくれる。
ただ、アレキパ(ペルー)の回はちょっと違った。いつも通り、日常を見せてくれたが、「非日常な」日常であったのだ。
まじないの道具を売る店があり、まじない師まで登場した...........だから、ではない。
世界は広い。「まじない」が日常に残る国・地域があってもおかしくはない。
「非日常」であったのは、会話である。まじない師とその客(相談者?)との会話である。
頭頂部がはげ、決して若いとは見えない客は、まじない師に訊く。
「わしに子どもは何人いるんだろう?」
遊びのつもりであったが、外に(家庭の他に)子どもができているかもしれない、ということなのだ。
「3人おる」
まじない師は答えた。客もまじない師も真面目である。大真面目である。
まじない師の存在までは、何とか日常と捉えることはできる。しかし、「わしに子どもは何人いるんだろう?」という質問とその回答「3人おる」は、我々の(少なくとも私の)「日常」を超えているのだ。
世界は広い。常識に捉えられていてはいけない。
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