2011年4月30日土曜日

まじない師に訊く、「わしに子どもは何人いるんだろう?」

「世界ふれあい街歩き」は面白い番組である。世界の街の日常を、ただただ普通の日常を見せてくれる。

ただ、アレキパ(ペルー)の回はちょっと違った。いつも通り、日常を見せてくれたが、「非日常な」日常であったのだ。

まじないの道具を売る店があり、まじない師まで登場した...........だから、ではない。

世界は広い。「まじない」が日常に残る国・地域があってもおかしくはない。

「非日常」であったのは、会話である。まじない師とその客(相談者?)との会話である。

頭頂部がはげ、決して若いとは見えない客は、まじない師に訊く。

「わしに子どもは何人いるんだろう?」

遊びのつもりであったが、外に(家庭の他に)子どもができているかもしれない、ということなのだ。

「3人おる」

まじない師は答えた。客もまじない師も真面目である。大真面目である。

まじない師の存在までは、何とか日常と捉えることはできる。しかし、「わしに子どもは何人いるんだろう?」という質問とその回答「3人おる」は、我々の(少なくとも私の)「日常」を超えているのだ。

世界は広い。常識に捉えられていてはいけない。

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