「いや、ワタシではない、多分。新相棒は」
それがエヴァンジェリスト氏の回答であった。
神戸尊警部補役の及川光博が「相棒」を卒業するという報道があり、直ぐにエヴァンジェリスト氏に訊いてみたのだ。
「今度こそ、アナタではないのですか、新相棒は?(【緊急特報】尊(ミッチー)が結婚!「いよいよ貴方の出番ですか?」)寺脇康文(亀山薫役)が降板した時も次はアナタかと思いましたが」
「もう、それ以上、訊かないでくれ」
「怪しいですね..........アナタが杉下右京に対抗して、袖下(そでのした)左京役で『相棒』入りするのではないかという人もいますが」
「だ、誰だ、そんなことを知っているのは。いや、そんなことを云っているのは」
「ほほお、やはりそうなんですね」
「いや、ノーコメントだ」
「豊さん(水谷豊さん)からも松本さん(プロデューサーの松本基弘さん)からも連絡は入ってはいないんですか?」
「事務所を通してくれ」
「一旦、豊さんの相棒となり、でも豊さんも今年で還暦ですから、次は豊さんが『相棒』を卒業して、そこからはアナタ中心の『相棒』になるのではないかと見る人もいるのですが」
「だ、誰だ、そんな鋭い.........いや、事務所を通してくれ。今は、ノーコメントだ」
私は、狼狽する振りをしながらも嬉しそうに「ノーコメント」を繰返すエヴァンジェリスト氏を見てみたかっただけだ。思う壷であった。
0 件のコメント:
コメントを投稿