(【人間ドック】「いやああん、そこだけは止めて!」(その4)の続きである)
2012年8月13日、人間ドックを行う健診センターを出て来たエヴァンジェリスト氏の妄言、いや、暴言である。
「(内科検診の)女医さんに大変な目に遭わされるところだったんだ」
「お●りの穴に指以外のものを入れられたんですか?」
「君は変態か!?」
「誘惑でもされましたか?」
「その気配を感じなかったというと嘘になるかもしれんな」
いやはや目出度い人である。
「要するに、何があったんですか?」
「ニューボウだ」
「ニューボウ?」
「そうだ、ニューボウだ」
「ああ、乳房ですね?」
「そうだ、乳房だ」
「乳房がどうしたんですか?」
「乳房を触られようとしたんだ」
「はあ?」
「ベッドに仰向けに寝かされ、『乳房を触診します』と云われた」
困ったような、嬉しいようなエバンジェリスト氏の表情であった。
「女性の受診者に云うのを間違えて云ってしまったんでしょ?」
「まあ、そういうことにしておこう」
「それに、乳房を触られたからといって、何なんですか?」
「そりゃ、感じ………いや、いや、云わすでない!」
あああ、それが『いやああん、そこだけは止めて!』事件の真相っていうことですか。ホント呆れますね。
(終り)