「ワシは、船橋停車にでもなるかぁ.......」
と、突然、エヴァンジェリスト氏が意味不明なことを云い出した。
「市川でチューシャするなら、そのちょっと先の船橋でテイシャしたっていいじゃあないか」
少し読めてきた。
「テルがあの歳でデビューするんだから、ワシだってデビューしたっていいだろう」
「テルって、まさかカガワ....」
「そうじゃ、照之だ」
くだらない!もう聞く気がしない。
もうお判りであろう。俳優の香川照之が46歳にして、「市川中車」名で歌舞伎デビューすることを云っているのだ。
確かに、46歳で歌舞伎デビューなんて聞いたことがない。しかし、だからといって「ワシは」にはならないであろう。「ワシ」には、歌舞伎役者になる資格もツテもないはずだ。
香川照之は、父親が市川猿之助(この度、二代目『市川猿翁』を襲名し、甥の市川亀治郎が猿之助を襲名するそうだが)なのだから、資格は十分だ。46歳という年齢からすると、それあり?な感じではあるが。
しかし、エヴァンジェリスト氏の場合、父親はただの設計士だ。戦艦大和の設計士だ(まあ、それはそれで特別ではあるが)。所謂「梨園」とは縁なしのはずだ(梨園[なしえん]を経営してもいないはずだ)。
それに、エヴァンジェリスト氏は香川照之よりもおよそ一回りも年上、還暦に近いのである。その年齢でましてや歌舞伎デビューなんてあり得ないではないか!
尤も、エヴァンジェリスト氏は、「エヴァンジェリスト」を演じているのであろうし、石原プロ入りするのではないか、とか、AppleのCEOになるのかも、等と妄想がヒドイところも役者向きといえなくもない。
フェイスも結構いけてるし.........
ああやばい。いつの間にかエヴァンジェリスト氏のペースにはまりかけている。
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