2012年6月24日日曜日

【スパイの告白】「本当は、日刊スポーツを…..」(その3)


エヴァンジェリスト氏は、朝日新聞を頼む。サービスでホテルの部屋に入れてもらえる翌朝の新聞は、自宅で購読しているのと同じ朝日新聞を頼むことにしていた。

やはり当時、エヴァンジェリスト氏の部下であったゴタンダ・タワー・レディ(現在は、改名して、ヒロオ・ヴィンテージ・レディ)は、日本経済新聞を頼んでいた。

「やはりキャリア・ウーマンの象徴的存在は違うなあ」と思ったものである。

ゴタンダ・タワー・レディが日本経済新聞を頼むまでは、日本経済新聞を頼むという発想はエヴァンジェリスト氏にはなく、上司として少し恥ずかしい気持ちがしたものであった。

厚顔無恥の権化とも云えるエヴァンジェリスト氏にも恥の概念が全くない訳ではなかったのだ。少なくとも10年前(2002年の頃)には。

ゴタンダ・タワー・レディが日本経済新聞を頼むのを聞いて以降は、

「日本経済新聞を頼んでもいいんだ。日経を頼むって何だか格好いいなあ」

とは思ったものの、日本経済新聞を読むと頭が痛くなるので、今に至るまで、エヴァンジェリスト氏は、ホテルの朝刊サービスに日本経済新聞を頼んだことはない。



(続く)



0 件のコメント:

コメントを投稿