(【スパイの告白】「本当は、日刊スポーツを…..」(その9)の続きである)
「飛行機でも日刊スポーツを読まないんですか?」
ミスター・ギャクタイソンの追求である。
「いや、読むよ………..んんんんん、だけど、…………日刊スポーツと日経、両方を席までも持って行って、本当は日刊スポーツを読みたくて読んでいるんだけど、スチュワーデス(当時は、CAとは云わなかった)が来ると、パッと日経に替えて、日経読んでたふりをします。……….ええ、告白します。ええ、本当は日刊スポーツを読んでいました」
キタグニカラキタ・スパイ氏は、スパイだとかペテン師だとか云われながらも、まだ一寸の良心は残していたのであろう。さわやかな告白であった。
(続く)
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