2014年11月23日日曜日

【新総理誕生?】何故、Windowsを使うのか?何故、USBを禁止するのか?



「君ねえ、一体どうしてなんだい?」

いきなりエヴァンジェリスト氏が質問を投げかけてきた。

「一体、みんな、って云うか、企業は、どうしてWindowsを使うんだい?」
「いやまあ、それは標準だからじゃあないですか」
「企業は今、矢鱈、セキュリティに五月蝿いじゃあないか」
「ええ、ウチの会社もそうです。たまったものではありません」
「そんなにセキュリティに五月蝿いのに、ウイルスなんかに弱いと云われるWindowsを何故、使うのか?」
「だから、世界標準のOSだからではないかと…」
「世界標準だったら、セキュリティは弱くても構わないっていうことなのか?」
「いや…」
「つまり、企業はセキュリティを重視していると云っているが口先だけのことなんだな」
「まあ、そう云えばそういうことになるかもしれませんが」
「それに何故、USBを使っちゃいけないんだ?」
「それはデータ漏洩を防ぐ為でしょ」
「それはUSBが可哀想じゃあないか」
「はあ?」
「USBが悪いのではなく、パソコンがいけないんじゃないか。そもそもパソコンでデジタル・データを作成するのがいけないんじゃあないか?利用を禁止するなら、USBよりもパソコンの方ではないか?」
「まあ、それはそうかもしれませんが、それでは仕事になりません」
「昔は、パソコンはなかったが、仕事はちゃんとできたぞ」
「確かに、私たちが社会人になった30数年前にはまだパソコン無いに等しい状態でした。でも、仕事はしていました、みんな」
「じゃあ、なくてもいいではないか」
「そんな屁理屈を仰らずに」
「では、USBを禁止すれば、データ漏洩は防げるのかね?」
「それは、絶対に、ではないでしょうね」
「そうだろうなあ。だったら、USB禁止も屁理屈みたいなもんだろ。USBではなくとも、ワシが誰かに拉致されて拷問をされたら、吐いちゃうぞ。情報漏れ漏れだぞ」
「えっ?何を吐くんですか?」
「君の正体だ!」
「ええーーーーっ!そ、そ、それだけは止めて下さい」
「『プロの旅人』氏の正体はだなあ、実は…」
「と、と、と、と、と、ダメよダメダメ!」
「だったら、USBを禁止でもすればいいだろう」
「いや、そんなことをしても…」
「では、パソコンを禁止すりゃあいいだろう。そうすれば、データ漏洩は防げる、と思っているんだろ」
「いや、それは私がそう思っている訳ではなく…」
「USBやパソコンの中のデータよりも、ワシを拷問にかけた方が、もっと有益な情報を得られるぞ」
「ええ、ええ、アナタの仰る通りです」
「デジタル情報よりもアナログ情報の方が、もっと行間の分かる情報になるものさ」
「ええ、そうですね」
「『プロの旅人』氏の正体も、ビエール・トンミーの性癖も何もかも、云っちゃうぞ、拷問にあったらな」
「ビエールの性癖は幾ら云っても構いませんが、私のことは….ダメよダメダメ!」
「ど、しよっかなあ~」
「そんな悪キャラなった中邑真輔みたいな言い方は止めて下さい」
「じゃあ、USB禁止を解除しろ。Windows使用は禁止しろ。内部統制なんてなくしちまえ。個人情報保護法も無効にしろ!」
「そこまで仰るのであれば、貴方が総理大臣になったらいいではないですか」
「うっうっうっ。そう来たか」
「それはその通りなんだがなあ。アベには任せておれんからなあ」
「そうだ!そうだ!」
「だが、まき子夫人のこともあるしなあ」
「アナタは、石原プロと国と、どちらが大事なんですか!?」
「うっうっうっ。それ以上は、ダメよダメダメ!」


エヴァンジェリスト氏はすっかり狼狽えてしまった。こうして、Windows攻撃、USB攻撃をなんとか凌ぐことができたのであった。








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