2015年2月28日土曜日

【四国初上陸】道後温泉に『桃怪人』?




まつちカッパもびっくりぞなもし」

松山の特派員からの報告である。

「『うるおいの泉』が波揺れたようやけん」

『うるおいの泉』はまつちカッパの生息する池である。四国でただ一つの地下街と云われる松山市駅前の地下街『まつちかタウン』にある池である。地下にあり、従って、通常は波に揺れることのない池のはずである。




参照
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その『うるおいの泉』が波揺れたようであった、というのである。

まつちカッパが驚いて跳ねたからぞなもし」

何故、まつちカッパは驚いて跳ねたのか?

「目撃者によると、ピンクの帽子を被り、黒いサングラスをかけ、鼻の下と顎に白髪交じりの髭を生やした老人が『うるおいの泉』に現れたというやけん」

ピンクの帽子、黒いサングラス、白髪交じりの髭?エエーッ?

「怪しい臭いプンプンの老人だったそうなんよ」

怪しい臭い?

「その怪しい老人は、しかし、直ぐに立ち去ったそうなんよ。『ドーゴ、ドーゴ』と云いながら」

『ドーゴ、ドーゴ』?

「多分、道後温泉のことだと思うけん、これから追跡するぞなもし」

この特派員は、どこの出身なのか?伊予弁が怪しすぎるが、まあいいだろう。それよりも怪しい老人のことが気になる。


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「もう道後温泉にはいないようぞなもし」




温泉の匂いを撒き散らしながら、特派員が道後温泉から出てきた。取材と称して温泉を楽しんできたようだ。

「しかし、安心やけん。道後温泉地域には、私の情報屋がいるぞなもし。もう、怪しい老人の所在は判明しちょるけん」

だったら、早く追跡すればいいのだ。

「いえね、もう、その怪しい老人の姿を捉えた写真も入手済ぞなもし」

なんだって!?

「よっけ、驚かんでくれぞなもし。これじゃけん!」






オオーッ!

「そう、これって『桃怪人』ではないかなもし?」

そうだ、確かに….

「首都圏の郊外のある駅付近に現れたという『桃怪人』ではないかなもし?」
そう、確かに…..しかし、どこか違う。むしろ、怪人2号に似ている感じがする。


参照
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「っていうことは、『桃怪人2号』ですかなもし」

まさか、と思うが、特派員の云う通り、『桃怪人2号』かもしれない。いや、そうだと思う。

怪人はついに四国にも上陸したようだ。四国の今後が心配だ。

ところで、『桃怪人2号』は何故、裸なのだ?ヌードな怪人は初めてだ。

「ほやけん、道後温泉であったまったけん、ホテルのベッドで裸族していたらしいぞなもし」

そうなのか….しかし、ホテルの部屋の中の『桃怪人2号』をどうやって撮影したのであろうか?

「情報源は明かせんぞなもし」

怪人だけではなく、この特派員も怪しげだ。






2015年2月22日日曜日

「そう、アレは『桃怪人』よ」….【ビエール・トンミー氏の優雅な老後】



「キャアアアアアアーッ!」

首都圏の郊外のある駅付近で、女性の叫び声が上った。アラフォー女性であった。

アラフォー女性は腰を抜かしたか、お尻を地面に落とした。パンツが見えた。

ピカーッ!

その時、何かが光った。そして、

「ふふ」

という声が漏れた。

周りには他に誰もいなかった。

女性は、お尻を地面につけたまま後ずさりし、立ち上がると、「ふふ」という声を背に一目散にその場を立ち去った。


女性は、駅前の交番に駆け込んだ。

「か、か、怪人です!」

警官は目を剥いた。若い警官であった。

「エエッ!怪人ですか?!」

最近、本署から通達が回って来ていたのだ。

最近、首都圏内に怪人が出没している、というものであった。首都圏外では、怪鹿が奈良に現れた模様ともあった。

「で、その怪人はアナタに何かしたんですか?そのお….エッチなことでも」
「いえ、何も」
「え?何も?」
「ええ、何も」

そうだ、通達にも怪人は何かをしたとも、何かをするとも書いてはいなかった。ただ、怪人出現に注意とあるのみであった。

「何もしていないとこちらとしてはどうしようもないのですが…」
「でも、怪人なのよ」
「と云われても…」
「ああ、私が腰を落とした時、パンツを見られたと思うわ。目が光ったもの」
「えっ、パンツを!?でも、貴女が腰を落としたからパンツが見えただけなんですよね」
「それが怪人の戦略だったのではないのかしら!」
「でも、証拠がないと…」
「うんもおー!」
「で、その怪人はどんな年格好でしたか?」
「ええっつとお…..そう、還暦ぐらいのおじいちゃんね。ピンクの帽子を被っていたわ。黒いサングラスもしてたわ」
「ピンクの帽子ですかあ…怪人は普通、茶色の帽子らしいんですが」
「だって、ピンクだったんだからしょうがないじゃあないですか、うんもおー!シャツもピンクだったし」
「で、サングラスですか。でも、サングラスをしていてどうして目が光ったのが分ったんですか」
「だって、怪人ですもの」
「いや、それでは理屈になりませんが」
「アナタ、ほんとワカラズヤね!」
「まあ、いいでしょ。で、白いマスクもしていたんでしょ?」
「いいえ、マスクはしていなかったわ」
「えっ?マスクなし?」
「ええ、何だかいやらしい髭を生やしていたわ」
「マスクなしでエロい髭?」



「ええ、そうよ。エロかったわ、あの髭。あの髭でどうするつもりかしら」
「どうするって、どういう意味ですか?」
「そういう意味よ」


若い警官はアラフォーのおばさんに気圧されて、とにかく調書を書いた。

題名は、「エロい髭の怪人桃怪人であった。

アラフォー女性が云ったのだ。

「そう、アレは『桃怪人』よ」










2015年2月21日土曜日

【怒りの暴露】恥を知れ!….【ビエール・トンミー氏の優雅な老後】




『プロの旅人』氏に告ぐ。

恥を知れ!

一体、何なのだ、怪人2号だとか、怪鹿怪人3号、そして、怪僧だなんて。

怪人の増殖は、まるで1987-1988年にかけての新日本プロレスの『海賊男』の増殖ではないか。

茶番も茶番、大茶番だ!


ボクが怪人になったのは、そうならざるを得ない必然性があったのだ。●●●子先生という必然性があったのだ。


(参照:怪人、現る!….【ビエール・トンミー氏の優雅な老後】


然るに、怪人2号はなんだ。ド●●氏が怪人にならなくてはならない理由なんて何もないではないか。

カレ(ド●●氏)はただの『スター病』患者ではないか。ボクのようにスターになりたいだけのことだろう。




怪鹿の正体は分って入るぞ。いかにもソレがアオニヨシ君であるかのように見せかけているが、ボクには分っている。

ソレ(怪鹿)はただの『鹿』だ。『人間鹿』ではなく、奈良公園にいるただの『鹿』だ。君が奈良の特派員と結託して小芝居を打っただけのことだ。




恥を知れ!


怪人3号のあのポーズは何なのだ。怪人はあんな世に媚びるようなポーズをとりはしない。怪人は、あくまでしいなのだ。

あの「うぬぼれ男」は、怪人ではなく快人だ。そこにボクのような怪人しげな魅力はない。



の登場にも悲しくなったぞ。

亭主を怪人にしただけでは、君が長年お世話になっているその夫人に申し訳ないと、彼女をに仕立て上げたのであろう。




プロレスラーもブロガーも観客/読者に阿るようになってはおしまいだ。

君は、君のブログを今の新日本プロレスのようにしたいのか。『海賊男』は。今の新日本プロレスの『茶番』とは違い、観客に阿て発生・増殖させたのではなく、敢えて観客から非難される道をとった猪木さんの深謀遠慮かもしれないが。

怪僧は特に酷いではないか。




あれ(怪僧)は、「腹黒男」(あのブラックな奴だ)の10年前の姿であろう。

富士登山をした時の「腹黒男」を怪人にして現在にタイムスリップさせたのであろう。

直ぐに登場人物をタイムスリップさせる最近のドラマや映画と同じではないか。あざといぞ。




恥を知れ!


怪人はボク一人だけだ。いいか、よーく聞け、ボクは怪人1号ではない。




ボクは怪人だ。怪人はボクだけなのだ。

これ以上、怪人を増殖させるなら、こちらにも考えがあるぞ!


恥を知れ!


by ビエール・トンミー




2015年2月15日日曜日

【富士山爆発?】怪僧現る!?




何を象徴しているのか、或いは、何の意味もないのか分からないが、富士山が爆発する夢を見た

最近、怪人がやたら出現するので(怪鹿怪女もいるが)、なんだか頭が混乱しており、そのせいかもしれない。















ああ、怪人たちの姿を思い出していたら、クラクラしてきた……

ああ、ここは富士山爆発しているのに、こんなところにいていいのか?

オオッ!な、な、な、なんだ!だ、だ、だ、誰だ!?





これは…..これは、怪人?いや、怪僧か!?これまでの怪人とは様子が異なっている。


私はどうなるのだ………世はどうなるのだ………







2015年2月14日土曜日

【その男の独白】怪女出現!




沖縄から帰るとさすがに東京は寒い。

今回の出張は、東京→鹿児島→沖縄→東京という、少々キツイ行程であった。しかし、会社に行くよりはましだ。

会社にいると、右顔面が痺れ、右肩が凝って仕方がない。まあ、会社では右側が鬼門なのだ。

尤も、鼻は左側がむずむずする。

左隣の男がけしからんことに、『BVLGARI pour homme』を付けているのだ。

全くもってけしからん。ボクのフレグランスと同じなのだ。

最近、『BVLGARI pour homme』を付ける者が増えている。怪人2号とやらも『BVLGARI pour homme』を付けている。


しかし、疑惑がある。

会社の左隣の席の男は、どこか怪人2号に似ている。『BVLGARI pour homme』を付ける者が増えているのではなく、会社の左隣の席の男と怪人2号とは同一人物なのかもしれないのだ。


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怪人2号って変な男だよね?」

思い切って、左隣の席の男に鎌をかけてみた。

「ああ、『プロの旅人』ですか。最近、あのブログ面白くないですよね」
「うん、そうだね。怪人だとか、怪鹿だとか、荒唐無稽だよね」
怪人3号なんて、なんであんなポーズとるんですかね。自意識過剰ですね」



ドキッとした。

怪人3号も、『BVLGARI pour homme』と付けているんでしょ。こちらの真似をして欲しくないですよね」

危ない、危ない。追求は止めておくこととした。


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羽田空港から約1時間で自宅マンションに着いた。3階を見た。

ウチの部屋の電気が付いている。妻は会社から帰ってきているようだ。

「ジミー」のクッキーをお土産に買って帰っている。沖縄出身の妻は「ジミー」のクッキーが大好きだ。

最近、余りアイテをしてくれないが、「ジミー」のクッキーがあれば、今晩あたり…..(ウフッ)

エレベーターを降り、303号室の鍵を開けた。

「ただいまあ」

いい匂いがする。ゴーヤーチャンプルのようだ。妻は料理上手だ。特に沖縄料理がうまい。お腹がなる。

リビングルームの扉を開けた。

「エ、エ、エッ!」





一体、何が起きているのだ!

「ウフッ、ウフッ、ウフッ、フアッハッハッハッハっハー!」




か、か、か、か、怪人、いや、怪女だ!!!

ウチに怪女が出現だ!

一体、一体、一体、一体、何がどうなっているのだ!?











2015年2月2日月曜日

【怪人3号登場?】長谷川博己は渥美清か?



「古沢良太は知っていたのだろうか?長谷川博己が渥美清に似ていることをだ」

エヴァンジェリスト氏が呟いた。

「『デート』(所謂、『月9』ドラマだ)の先週放映の(2015/01/26放映の)第2回で、長谷川博己扮する高等遊民である谷口巧の着衣は『寅さん』のもののように見え(古沢良太は、『デート』の脚本家である)

そう云われれば、そうであったような気がする。

「しかし『寅さん』のようであったのは、着衣だけではなかったのだ。思い出すがいい、その着衣が谷口巧に、というか、長谷川博己にピタリとはまっていたのだ」

なるほど。

「それは、長谷川博己自身が『寅さん』のようであったからなのだ」

そういう解釈もあるのか。

「『高等遊民』という設定自体が、少々『寅さん』的ではないか」

『寅さん』を高等遊民と云っていいかは疑問は残るが、無職、或いは、無職に近いということからすると、『寅さん』的と云えなくもない。

「古沢良太は、分っていたのだ。これまで、、長谷川博己は『二枚目』であったはずだが、『デート』では『三枚目』的だ。それも自然な感じなのだ」

まあ、コメディだからであろうが。

「古沢良太は、長谷川博己が実は、彼の顔が実は、『二枚目』ではないことを、その顔が『寅さん』であること知っていたのだ。長谷川博己が渥美清に似ていることを知り、長谷川博己を配役することを条件に『デート』を書くことを引受けたのであろう」

いやそこまで云うと、長谷川博己さんに失礼ではないか。いや、そう云うと、渥美清さんに失礼か….

「はー、はっはっはっは!」

おや、どこからか不敵な笑い声が聞こえてきた。

「エヴァンジェリスト氏よ、相変らず、くだらんことをほざいているな」

おおー!振り返ると、そこには……





「ほー、ほっほっほっほ!」

か、怪人だ!

「な、何者だ!?」

エヴァンジェリスト氏も動揺した。

怪人1ではないようだ。怪人2号とも違うようだ。では、怪人3号か?

「うぬ?なんだ、この匂いは?」

そうだ!フレグランスだ。こ、これは……

「そう、フレグランスに疎い君には分かるまいが、『BVLGARI pour homme』だ。怪人2号と同じフラグランスだ」


ええ?ということは、怪人2号なのか?

「無礼者!あんな奴(怪人2号)と一緒にするな!」

怪人が叫んだ。しかし、匂いは同じなのだ。一体、どうなっているのか?

「うーむ、分からぬ」

そうだ、この怪人は新たな怪人(つまり、怪人3号)なのか、或いは、新たな装いの怪人2号なのか。

「そうだ、一体、どうなっているのか?長谷川博己は、実は渥美清なのか?いや、渥美清さんはもう亡くなられているのに…」

そんなことより怪人がまた現れたことの方が重大事件ではないか。

怪人2号に続いて、怪鹿まで現れただけではなく、更に、新たな怪人が現れたのだ(そう、これは多分、怪人3だ)。


この怪人増殖は、何を意味しているのか?本当に恐ろしい時代になったものだ。






2015年2月1日日曜日

「怪鹿」登場.....怪人2号の正体は?



ビエール・トンミー氏からメールが届いた。

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ども、ども。

私が「怪人」だという噂があるようですね(その噂、とても気に入ってます)。

ところで、私だと噂される「怪人」と全く同じ怪人にされた怪人2号例のアオニヨシさんなんですか?

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ビエール・トンミー氏は、まだ面識はないものの、アオニヨシ君のことがお気に入りらしい。


怪人2号がアオニヨシ君であるのかどうかは、私には分からないので、翌日、会社で本人に単刀直入に訊いてみた。

「君なのかい、怪人2号は?」
「はあ?何ですか、怪人2号って?」
「ほほー、お惚けかい?」
「あのお、ボクはアナタと違って忙しいんです。妙なカラミ、止めてもらえませんか」
「おお、これは怪しいなあ」
「すみません。これから奈良に出張なので」

と云って、大きな鞄を手にするとアオニヨシ君は会社を出た。

「そうか、アイツだったのか….」

『フフッ』

誰かの抑えた笑い声が聞こえてきた。

その日は、出張等で外出している者が多く、会社で周りにに残っているのは、メールでの顧客フォローが得意のスモーキン・パパ・カニー氏とドルト氏だけであった。

スモーキン・パパ・カニー氏はしかし、その時も、いつものようの喫煙室に行っていた。喫煙室長だからである。

つまり、残っているのはドルト氏だけであった。

「今、笑いました?」

ドルト氏に近付いて訊いた。

「いえ、何も。フフッ」
「ほら、また笑ったでしょ」
「いえ、ちょっと喉がつまって。後ろの席のドルト2号さんがインフルエンザにかかったので、うつされちゃいましたかね。フフッ

何だか怪しいが、まあいいだろう、と思っていると、ドルト氏がコピーをとる為、席を立った。

あれ?何だかいい匂いがした。

しかし、フレグランスに疎い私にはその匂いが『BVLGARI pour homme』によるものであることが分らなかった。



そして、その夜…..

奈良の特派員から久しぶりのレポートが入った。

「た、た、大変でおます!」

なんなんだ。相変らず妙な関西弁だ。

「か、か、怪人が奈良にも現れましてんねん」

なんだと、奈良にも怪人!?

「今から、写真を送りますわ」

そうか、やはりアオニヨシ君が怪人2号であったのか!

しかし、送られてきた写真を見ると…..





おや、確かに怪人のトレードマークである白いマスクにサングラス、そして、茶色の妙な帽子を被っているようだが、それは怪人2号ではない。少し、いやかなり様子が異なる。




そもそも、送られてきた写真の「怪人」は、「人」ではないのではないか。

そう、鹿なのだ。怪鹿だ!

怪人ではなく怪鹿なのだ。とすると、その正体は、アオニヨシ君に違いあるまいが、怪人2号ではなく、それは怪鹿なのだ。

怪人2号に続いて、怪鹿まで現れるなんて、本当に恐ろしい時代になったものだ。