大垣の特派員が咳き込みながらリポートしてきた。
「モ、モ、モーニングショーのようです」
「….?」
「駅前で、ええ、大垣の駅前でインタビューです」
「…誰の?」
「誰のって決まってるでしょ、アノ人ですよ」
「アノ人?」
「ええ、アノ人、そう、エヴァンジェリスト氏ですよ」
「エヴァンジェリスト氏がどうしたっていうんですか?」
「モ、モーニングショーですよ」
「モーニングショーって、ハトリの?」
「テレビ朝日のクルーがいたんです」
「ああ、モニングショーの取材クルーだね」
「そのクルーがインタビューしていたんです、エヴァンジェリスト氏に」
「何を?」
「よくは聞き取れなかったんですが、どうやら忘年会についてのようでした」
「は、忘年会?」
「『忘年会はもうお済みですか?』って訊いていたようです」
「へええ、で、エヴァンジェリスト氏の回答は」
「『多分、済んだのではないかと思います』でした」
「多分?」
「『忘年会には出ていないんですか?』って訊かれていました」
「そりゃ、訊くわな」
「『ええ』と答え、更に『何故?』と訊かれた時のエヴァンジェリスト氏の回答が奮っていました」
「エヴァンジェリスト氏は、何と?」
「『再雇用者でお金がないからです!』ですって」
「ええ!本当にそんなこと云ったんですか、テレビのインタビューで、アノ人は!」
「そうです。そこだけははっきり聞こえましたから」
「おお、なんてことだ。恥ずかしい、知り合いとして恥ずかしい」
「明日(2015年12月25日)のモニーングショーで放映されるようです」
「そんな戯けた回答が電波に乗るとは思えないが….」
乞うご期待、ってところであろうか。
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