2010年8月27日金曜日

「モテタイ」から...続・「んんん、いい匂い…..」

[続き]

モテタイ氏はその頃、オーデコロンをつけるようになっていました。

オーデコロンをつけるようになったのは勿論、「モテタイ」からです。時として寝癖頭そのままに見える氏の髪型も、「モテタイ」が為だったのです。会社帰りに眼鏡をはずすのも、「モテタイ」が為でした。眼鏡姿の氏はそれなりにセクシーなのに、氏自身は気付いていませんでした。

オーデコロンを付けたモテタイ氏は、モテルどころか、まわりから「臭い」とサンザンな評価を受けていました。「お前何考えてんだ」と。


「モテル為です」と素直に氏は答えました。

まわりがなんと云おうと、エヴァンジェリスト氏はモテタイ氏を評価します。「モテル為です」と云う真っ正直さを評価します。目的の為には行動を惜しまないところも評価します。その目的(モテル)がなんであれ、行動(髪型、眼鏡はずし、オーデコロン)がなんであれ、氏を評価します。

一見奇怪に見える行為(ホテルでパジャマを着たままレストラン行くこと等)も一所懸命な発想の結果なのです。何も発想しないでいるよりずっと素晴らしいことと思うのです。

そんなモテタイ氏への評価を、エヴァンジェリスト氏は、「んんん、いい匂い..」という言葉で伝えたかったのです。仮にその「匂い」が実は「臭い」ものであったとしても。

実は、エヴァンジェリスト氏も若い頃、オーデコロンを体にバシッとつけまくっていたのです。「ハナヱモリ」時代のことです。後の「尊属傷害致死」事件の某先輩から、やはり、「お前何つけてんだ、臭いぞ。つけるの止めろよ」と云われたものです。

そんなことからもモテタイ氏への共感があったのかもしれません。エヴァンジェリスト氏がオーデコロンをつけたのも「モテタイ」からだったのでしょう。

ところで、そんなモテタイ氏は、オーデコロンが効を奏したのかしないのか、その後、ある女性にモテ、結婚し、子どもまで持つ身になりました。

そして、「ゴミ箱事件」を経て、ミスター・ハンセイカイ越えを果し、今や一つのグループを率いる存在になったのです。そう、もうお判りかと思いますが、モテタイ氏は、ケリー・ゴミーバコの若き日の姿だったのです

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