2016年3月11日金曜日

【ついに画像流出】ゲス仙人、「秘ブツ、御開帳」







「アータ、何これ?.......納戸にあったんだけど、写真よお」

その妻の声に、ビエール・トンミー氏は、震えたのであった

「…..(汗)......」

妻は、ソレを見つけたのか!?

いや、ソレは、納戸に置いたタンスの「仕事関係」を札を貼った引出しの中に入れた箱の中に入れておいたのだ。

その箱にも「○○○○システム関係」とシールを貼っておいた。しかも、その中の会社の(定年まで勤めていた会社の)封筒に入れてあるのだ。その封筒にも、「COBOLプログラム資料」と書いておいた。

そもそも妻は、夫の仕事に関心はなかった。社内結婚ではあったが、妻は花形部署のマーケティングの所属であった。

社内部門交流会で知り合い、オレの魅力で落としたが(10歳年下で、マーケティング部のマドンナを落としたので、社内では随分、憎まれたものだったが)、システム部のオレの仕事には興味を全く持たなかった女なのだ。

その妻が、仕事関係の資料の中を探るとは思えない。

しかし……..見つかったのか!?

ソレは、妻と結婚する前に(出会う前に)ナニした時のものだ。当時はデジカメがなかったので、その為にだけポラロイド・カメラを買ったのだ。

青春の思い出の写真なのだ。

結婚前のことだから、と云えば、許してくれるだろうか?いや、そうは云っても、夫の全裸写真だ。しかも、ナニした時のものだ。妻もいい気はしないだろう……

と夫の頭の中を色々な思いが駆け巡っている内に、妻はもう、夫の横に来ていた。

「なーによ、コレー(ふふ)」

ええっ!?

妻はご機嫌だ。

「かっわいいー!」

な、な、な、なんなんだあ?

妻が、1枚のモノクロ(というか、セピア色)の写真を食卓に置いた。

アレは、カラーだった。モノクロではない。ということは、アレではなかったんだ(フッ…)。

「お、お、お、お、おーーー!」

「ね、可愛いわね、ア・ナ・タのアソコ(うふん)」




そう、何故、納戸にあったのか、納戸のどこにあったのか知らないけれど、ソレは、そうビエール・トンミー氏の幼少の頃の写真であったのだ。ナニがバッチリ写っている

「アータ、秘仏、御開帳ね」

そうだ、確かにそれ(ナニ)は、秘仏(ブツ)だ。

その「ブツ」が、将来どのように大活躍し(大暴れし)、うら若き乙女たち(妻のその一人だ)の羨望の(或いは、脅威の)的になるかは、その頃、誰も知らなかったのだ……..

安堵したビエール・トンミー氏は、いい気になっていた。


(おしまい)












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