フェリーで20分余りで着いたS島はまさに、火山島です。地面には一面火山灰です。その火山灰で埋もれた道をシショー・エヴァンジェリストはさっさと歩いていきます。テニスで普段、体を鍛えているシショー・エヴァンジェリストについていくのは、歳では若いものの、20年近くスポーツらしいスポーツもしたことのないエヴァンジェリスト氏には、大変でした。
しかも、8月、炎天下です。両脇に火山岩がころがった火山灰の道には、日影は全くありません。しかも、スーツを着て、出張の道具やお客様用の資料を詰込んだ鞄を持ったままの歩行です。暑くて、疲れて、顔を下に向けたまま、「ヒイコラバヒン、ヒイコラバヒン」と必死の思いで歩いていきました。靴は、火山灰で真っ白です。
ホントは今頃、冷房のよく効いたホテルの部屋でドラマの再放送(「はぐれ刑事純情派」か何か)でも見ていたはずなのに、なんでこんな目に合わなくてはいけないのか、と悲しくなりました。
と、シショー・エヴァンジェリストが立ち止まりました。少し先の小高いところに、何か建物があります。
「あれはねえ、ユース・ホステルなんだよ」感慨深気にシショー・エヴァンジェリストは、語り始めました。
朝の連ドラは見ていませんが、
返信削除朝の連ドラ並に続きが気になりますね。