2012年4月30日月曜日

【観念】美し過ぎるマダム・ドドスコ



「ドドスコは、やはり男だった。男の中の男だ」

意味の分かるような、意味不明なようなエヴァンジェリスト氏の言葉だ。

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2012年4月27日、ついにその日が来た。マダム・ドドスコに会う日であった。

ドドスコ氏の同僚達により、その月に結婚式を挙げたドドスコ氏とその夫人であるマダム・ドドスコを祝う会が新橋のカフェコットンクラブで開かれたのである。



そのお祝の会でついに、エヴァンジェリスト氏はマダム・ドドスコにお会いしたのである。

悔しいが美人であった。歯ぎしりする程の美しさであった。





マダム・ドドスコがいくら美人でも、何も悔しがる必要はないと思われるであろうが、それには訳があったのだ。

いや、エヴァンジェリスト氏はドドスコ氏のことを「男」として好き、ということではない。いや、「女」としてとして好き、ということではない、と云うべきであろうか。

いやいや、ドドスコ氏は男なのだから「女」としてと云うのは、やはり変だ……..

とにかく、エヴァンジェリスト氏には「その筋の趣味」はない。「ドドスコスコスコ」と振付け踊りをする整体師や、「どんだけー」という美容師、ヒトサシユビKでもあるまいし人差し指を振りながら「云うよねえ-」と云うタレント達のような趣味・嗜好の持ち主ではない。

「これだけの美しさなら、致し方あるまい」

マダム・ドドスコにお会いしたエヴァンジェリスト氏は、そう自身を納得させたのだ。

「あれだけ美しい彼女がいたのだから、ウチのマドモワゼル・エヴァンジェリストに目もむけようとしなかったのだなあ」

ドドスコ氏と一緒に仕事をし始めた頃、「童顔SE」とも呼ばれる小池徹平ぶりの美貌もさることながら(エヴァンジェリスト氏はビジュアル系好きだ。自身がそうだから)、その仕事振りに惚れ込んだのだ(参照:スクープ!ドドスコ氏、婚約.....お相手は女性!)。

時には辛口ともとられるかもしれないコメントを吐くのも真実を見抜く力があるからこそであったし、「テンサイ」であるが故に一緒に仕事をすることは至難の技とも云われるイッキュー先生(旧名:シャラク先生)とも組んで出張のできる男であったのだ。

そんなドドスコ氏を娘(マドモワゼル・エヴァンジェリスト)婿にと考えたのだ。

「すみません。ボク、彼女いるんです」
「ウチのマドモワゼルは美人だぞ」
「もう何年も付合っているんです」
「結婚の約束をした訳でもあるまい」
「いえ、そのつもりです」

「この罰当たりめが」と他の男であったら思ったのであろうが、ドドスコ氏が醸し出す、彼女一筋の真摯な雰囲気に、エヴァンジェリスト氏は雑言を浴びせることはできなかったのであった。

とはいえ、「ウチのマドモワゼルの方がずっと美人なのに勿体ないことよ」とは心の中で思っていたのだ。


…………しかし、マダム・ドドスコは想像をはるかに超えた美人であったのだ。

「ウチのマドモワゼルに勝ることはなくとも、決して引けをとらない美しさだ」

悔しいが、そう認めざるを得なかったのだ。

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数年前に「ウチのマドモワゼルの婿に」と思った後、なかなか結婚しないドドスコ氏について、

「ひょっとしてカノジョと別れたのか。チャンスはまだあるかも」

と思っていたのだが、この度、ドドスコ氏は足掛け10年の愛を実らせたのだ。


エヴァンジェリスト氏は、云う。

「ドドスコは、やはり男だった。男の中の男だ。おめでとう、ドドスコ、そして、マダム・ドドスコ!!!」




2012年4月27日金曜日

困惑。「ヤクザになれ!?」….ワカシショー・ブラック氏。



「ヤクザになれ、と云うんだ」
「ワカシショー・ブラック氏ですか?」
「自分だけでなく、こちらにもヤクザになれ、ということだ(参照:衝撃!「ヤクザになる!?」.......ワカシショー・ブラック氏。
「...なことはないでしょう」
「あいつのBlog(主に企業分析と読書関係)を見ろ。4/24の記事だ。あの記事は、そういう意味(部下であるお前もヤクザになれ、という意味)なんだ」
「自分の上司のことを『あいつ』というのは止めましょう」

云うまでもなく、ワカシショー・ブラック氏はエヴァンジェリスト氏に「ヤクザになれ」とは云っていない。

しかし、エヴァンジェリスト氏がそう思い込んでいるのなら、エヴァンジェリスト氏のあるべき今後の人生(第2の人生)候補に「ヤクザ」を入れることにしよう。

あらためて訊く。皆さんは、今後、エヴァンジェリスト氏は以下のどの道を歩むべきだと思いますか?


(1)鮃(ひらめ)の養殖をする
(2)IGF(Inoki Genome Federation:猪木の現在のプロレス団体)入りし、猪木の右腕となる
(3)AppleのCEOになる
(4)幸子プロモーションの社長になる
(5)総理大臣になる
(6)石原プロ入りし、プロデューサー兼俳優になる
(7)ヤクザになる(暴力団員ではない)


右欄に2012年5月末まで設置するアンケートに投票頂きたい。



2012年4月22日日曜日

同級生、生涯を終える【天満屋八丁堀店】



今日は(4月22日は)せっかくの誕生日なのに、エヴァンジェリスト氏はいつになくションボリしている。

「同級生がこの3月に生涯を終えていた…..」

「どうしたのですか?」という私の問いに答えたのか、或は、独り言を云ったのかは定かではなかったが、悲しげに呟いた。

同級生のスティーブ(スティーブ・ジョブズ)が亡くなったのは昨年(2011年)のことだから(参照:スティーブに先見性はなかった.....)他の誰のかことであろうかと思っていたら、エヴァンジェリスト氏の口からとんでもない言葉が飛び出した。

「天満屋だ」
「はあっ?」
「天満屋八丁堀店だ。天満屋八丁堀店が3月4日に閉店していた」
「同級生ではないんですか?」
「天満屋八丁堀店は『同級生』だった。同い年だったんだ」

広島中央百貨店が岡山の百貨店である天満屋に買収され、広島天満屋(八丁堀店)になった年、エヴァンジェリスト氏もこの世に生を受けたのだと云う。

エヴァンジェリスト氏が子どもの頃、マチに行くというと、八丁堀に行くことであった。広島市でのことである。

当時(昭和30年代、40年代)は、紙屋町にはまだ「そごう」はなく、そこはまだ「マチ」(買い物に行くところ、遊びに行くところ)ではなかった。

八丁堀には、福屋と天満屋があり、そこから金座街を通して本通りもあり、八丁堀は、マチ、広島の中心であり、天満屋はそのマチのまた中心の一つであったのだ。

翠町から赤バス(広島バス)の旭町線に乗って、八丁堀で降り、福屋、天満屋に行くのが子どものエヴァンジェリスト氏の楽しみであった。

天満屋が実は岡山の百貨店であることを知ったのは、もっと後年のことである。福屋と天満屋とは、広島を代表する2大百貨店(デパート)なのであった。

当時は、「そごう」だけでなく三越もまだなかった。

マチからの帰りは、天満屋前の旭町線のバス停から、また赤バスに乗るのであった。

エヴァンジェリスト氏は、18歳で広島を出て東京に行くまで、福屋と天満屋と一緒に育ってきたのだ。

しかも、天満屋は同い年であったのだ。その同級生であった天満屋が、2012年3月4日、生涯を終えていた(閉店していた)のである。エヴァンジェリスト氏がしんみりとするのも分らなくはない

自身の生涯(少なくとも会社員としての生涯)の終焉が近いことも、今日(4月22日)が誕生日であるだけに尚更、感じざるを得ないのであろう。

しかし、エヴァンジェリスト氏にはまだ老け込んでもらっては困る。このBlogに書くことがなくなってしまうではないか。

そこで、エヴァンジェリスト氏のあるべき今後の人生(第2の人生)について、緊急アンケートをとりたい

皆さんは、今後、エヴァンジェリスト氏は以下のどの道を歩むべきだと思いますか?


(1)鮃(ひらめ)の養殖をする
(2)IGF(Inoki Genome Federation:猪木の現在のプロレス団体)入りし、猪木の右腕となる
(3)AppleのCEOになる
(4)幸子プロモーションの社長になる
(5)総理大臣になる
(6)石原プロ入りし、プロデューサー兼俳優になる


右欄に2012年5月末まで設置するアンケートに投票頂きたい。


2012年4月19日木曜日

衝撃!「ヤクザになる!?」.......ワカシショー・ブラック氏。

「そうか、あいつヤクザになるのかあ」


エヴァンジェリスト氏が、この4月(2012年4月)から自分の司になったワカシシヨー・ブラック氏のことをあいつ呼ばわりするのは頂けないが、それはさておき、ワカシシヨー・ブラック氏が「ヤクザになる」とは穏やかではない。


「本当ですか?あんな、ヤクザとは対極にいるような人がまさか....」
「ワシを疑うのか?」
「いえ、そういう訳ではありませんが、まさか、とは思いますよ」
「信じられないのであれば、あいつのBlog主に企業分析と読書関係を見るがいい。4/18の記事だ」


「暴力団排除条例のこの時代に、ヤクザと付合いがあるだけでもマズイのに、ましてやヤクザになるなんてねえ」
「君はヤクザと暴力団を同じだと思っているのか?」
「違うんですか?」
「違わないのか?」
「質問に質問で答えるのは止めて下さい」
「それは難しい問題だ。歴史的な視点から論ずるのか、或は現状から判断するのか、はたまた、ヒトの捉え方で決ることであるのか....」
「?」
「ヤクザの親分にして岡っ引きという者もいたんだ」
「本当ですか?」
「ワシ自身は会ったことはないがな」
「今の誰だって、岡っ引きにあったことなんてありゃしません」


「いつも君には云っていることだが、要は言葉の定義だ。皆、言葉の定義を明確にしないまま、論を進めたり、話したりするから揉めるんだ。同じ言葉を使っていてもその意味するところは異なるかもしれないのだ。世の揉め事は、少なからず言葉の定義を確認しないかことから発生しているのだ」


妄言、暴言を吐くエヴァンジェリスト氏は困ったものであるが、真面目なことを云うエヴァンジェリスト氏はつまらない。



2012年4月14日土曜日

【WWD】青春のハナヱモリ(その8)– 最終回





「おい、大丈夫か?眼、どうした?」

やけに眼をしょぼつかせながら会社(WWDジャパン)に入って来たヴィトン君に、先輩カリスマ氏が訊いた。

「眼を開けてたんです……」

前日よりも陽に焼けた精悍な顔ながら、半べそをかいたような表情でヴィトン君が答えた。

「?????」

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エヴァンジェリスト氏と同期で入ったピップ君は会社(WWDジャパン)を僅か1週間で辞め、ピップ・エレキバンのピップ藤本を経て(そこは1日で辞めたそうだ。なかなかの強者である)、損害保険会社に転職していった。

やはり同期で入った経理のコクテツ君父親と同じJR職員になるべく、1年余りでやはり辞めた。

もう一人の同期のヴィトン君は、既に紹介の通り、某有名デザイナーのところに広告の営業で行ったら、ある宗教の信者であるそのデザイナーに『教会』に連れていかれ、パンツ一丁にされ、水風呂に頭からつけられて、項垂れて会社に帰って来る等していたが、3年後にルイ・ヴィトンに転職していった。

先輩カリスマ氏は、しばらく後の「事件」の前に、ひどい老人性痴呆症になってしまった母親の看護をする為に退職した。

キタグニカラキタスパイデハナイ営業部長も、エヴァンジェリスト氏が辞めた後、3、4年後に独立したらしい。尚、エヴァンジェリスト氏は、退職にあたり、先輩カリスマ氏の計らいで、キタグニカラキタスパイデハナイ営業部長と『和解』していたのだそうだ。

2002年にハナヱモリ・グループが倒産した時(エヴァンジェリスト氏が在籍していた1979年から23年後である)、エヴァンジェリスト氏の知っている人は多分、殆どハナヱモリ・グループには残っていなかったであろう。

しかし、半年とはいえ在籍し、「営業」のスタートを切り(「飛込み営業」もし、ダイレクト・メールの手法も勉強し、広告ビジネスも知った)、そして、「マーケティング」に出会ったハナヱモリの倒産には、何ともいえない感慨がエヴァンジェリスト氏にはあったらしい。

WWDジャパンに対して、エヴァンジェリスト氏は何の貢献もしなかったが、僅か半年とはいえ、そこに居たことにより、色々な経験をさせてもらえ、色々な人に出会うことが出来た。

ハナヱモリ・グループ、WWDジャパンは、エヴァンジェリスト氏が今、所属する会社とは全く、商売も異なり、従業員の「人種」も異なる世界であり、今からすると、エヴァンジェリスト氏にとっては大変貴重な経験の時であったようだ。

これが、エヴァンジェリスト氏の『青春の営業』である。その数年後に、エヴァンジェリスト氏は、スティーブ(スティーブ・ジョブズ)、スカリー(ジョン・スカリー)に『出会う』ことになるのである。

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「日焼け器の中で眼を開けてたんです……」

ヴィトン君が説明した。

個人用の日焼け器で自分の顔を灼く際に、目を開けたまま灼いた為、目にやけどをおったのであった。

ああ、『青春のハナヱモリ』!


2012年4月13日金曜日

【WWD】青春のハナヱモリ(その7)






その朝、ヴィトン君は眼をしょぼつかせながら会社(WWDジャパン)に入って来た。

何だか、前日よりも陽に焼けていた

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エヴァンジェリスト氏が、会社(WWDジャパン=フェアチャイルド・モリ出版)を辞めるにあたっては、一応、引止めはあった、と云う。

正直なところ、エヴァンジェリスト氏が引止める価値のある社員であったとは思えないが、会社の代表であった森顕(もり・あきら)氏の優しさだったのであろう。

アキラさん(森顕氏のことを社員達はそう呼んでいたそうだ)は、タレントの森泉さんの父君である。森泉さんは、森英恵さんの孫と云われているし、実際に孫であるが、森英恵さんの孫である前に森顕氏の娘である。森顕氏が森英恵さんの息子(長男)だからである。

森泉さんがテレビに出るようになった頃、

「ああ、アキラさんのお嬢さんかあ。イズミちゃん、もうこんなに大きくなったんだ」

とテレビの前でしみじみ述べるエヴァンジェリスト氏を見た。

森泉さんが大きくなるもならないも,エヴァンジェリスト氏が「アキラさん」と仕事をしていた頃はまだ森泉さんはこの世に生を受けていなかったのだ。アキラさんがパメラ夫人と結婚された頃であったのだ。

いい加減なものである(イズミちゃん、と親しげに呼ぶんじゃない!)。

しかし、森泉さんをテレビで見る度に、エヴァンジェリスト氏は森顕氏を思い出すのは確かなようだ。

森顕氏はエヴァンジェリスト氏をWWDジャパンの入ったビルの下にある喫茶店に連れて行き、エヴァンジェリスト氏の正面に座ると、右手で拳をつくり、その拳を自身の胸にコツンと当てて、

「エヴァンジェリスト君、僕に任せないかい?辞めないで、僕についてこないかい」

と云ってくれた,と云う。

経営者としての資質は当時のエヴァンジェリスト氏にはまだ判断がつくものではなかったが、人のいい方であったそうだ。ハナヱモリ倒産時には社長になっていたようだ。

「アキラさんには、引止めを丁重にお断り申し上げた」

と空を見つめ、アキラさんのその時の姿を思い出すように、エヴァンジェリスト氏は語る。

ハナヱモリ・グループ入社直後には、アキラさんの母親の森英恵さんからも個人面接を受けたそうだ。

二人だけで向いあい、エヴァンジェリスト氏がフランス文学が専攻だったからであろうが、

「エヴァンジェリストさんは、フランスに勤務したいしでしょう?

と訊かれ、「いえ」とつれなく返事をしたのだそうだ。

可愛くない人だ。

エヴァンジェリスト氏がハナヱモリ・グループに入ったのは、ファッションが好きだったからでもなく、ファッションにつながるフランスが好きだったのでもなく、ただただ、当時好きだった女性が、同じファッション業界に入っていたからだったのである。

その女性は、芦田淳さんの秘書になっていた。彼女と同じ業界に身を置きたかっただけのことなのだ。エヴァンジェリスト氏は、当時から不純な奴であったのだ。あきれるばかりである。

こうして、半年で、ハナヱモリ・グループからエヴァンジェリスト氏は去った。

以上のように、不純な動機でファッション業界入りし、僅か半年で退社したエヴァンジェリスト氏よりもヴィトン君のほうに私はずっと好感を持つのは当然ではないか。



2012年4月12日木曜日

【新社長?】『幸子プロ』か『石原プロ』か?


「サッちゃんも大変だなあ」

あああ、また始った。エヴァンジェリスト氏の妄言である。

「サッちゃんのところも『プロモーション』だったんだな」

申すまでもない。サッちゃんは小林幸子(本名:林幸子)のことで、『プロモーション』は小林幸子の個人事務所『幸子プロモーション』のことである。

「サッちゃんのところも」というのは、エヴァンジェリスト氏が勝手に自身のことを関係者と思っている節がある『石原プロモーション』と同じく、『プロ』と云っても『プロダクション』ではなく、『プロモーション』だということである。

「サッちゃん、サッちゃんときやすく呼んでいいんですか?知合いでもないくせに」

「サッちゃんとは、ほぼ同級生なんだ」
「ほぼ?同級生?また、いい加減なことを。同級生に『ほぼ』なんてあるんですか?『うぬぼれ営業氏』の『どちらかといえば』とおんなじですね(参照:【呉市音戸町波多見】どちらかといえばキリスト教。どちらかとえいば平家。(後編))」
「サッちゃんとは生れ年は1年違うが、サッちゃんは12月生れ、ワシはその翌年の4月生れで、誕生日は4ヶ月しか違わないんだ。それに、サッちゃんが『特別機動捜査隊』に女子高生役なんかで出演していた頃から知っているんだ」


「社長は今は、サッちゃんが自分でやってるみたいだな。それはキツイだろうなあ」
「そう来ますか」
「いや、別にそういうつもりではない」
「どういうつもりですか?『幸子プロモーション』の社長になるつもり、なんでしょ?」
「入りゃしませんよ」
「石原プロの関係者もこのBlogを見ているんじゃあないのか?」
「えっ!?えっ、えっ、えっ!!??」

しまった動揺してしまった。いや、そんなことはあるまい。石原プロの関係者がこのBlogを見ているなんて!

いや、もしご覧になっていたらどうしよう!?

「ヒっ、ヒッ、ヒッ」

エヴァンジェリスト氏の高笑いがそこら中に響きわたっていた。『幸子プロモーション』のことは、その高笑いにどこかに吹っ飛ばされていた。



2012年4月4日水曜日

【WWD】青春のハナヱモリ(その6)





「はい。『教会』の方です………」

そう、ヴィトン君は、有名デザイナーのアノ先生に『教会』まで連れて行かれ、洗礼のようなものを受けさせられたようなのであった。


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先輩カリスマ氏に教わった「マーケティング」というものは、「飛込み営業」の対極にある概念とも云える。

先輩カリスマ氏は、日本マーケティング協会の研究所にいたこともあるそうで、「お前に興味があるのなら」とエヴァンジェリスト氏に「マーケティング」の手ほどきをしてくれた。

そして、それを機にエヴァンジェリスト氏は、先輩カリスマ氏に教えてもらいつつ、独学で「マーケティング」を学んでいったのだ。その後、エヴァンジェリスト氏は、「文学」の道を棄て、進んで「営業」の道を歩むことになったのである。自身は、それを「営業」の道ではなく「マーケティング」の道だと云うが。

実は、先輩カリスマ氏が日本マーケティング協会の研究所にいたというのは事実ではなく、他にも何が真実で何が真実ででなかったのか不明な人でったことが、後年判明することになる。

しかし、先輩カリスマ氏がエヴァンジェリスト氏に「マーケティング」の手ほどきをしてくれたのは事実であったし、手ほどき頂いた内容そのものに嘘、偽りはなかったのだ。

先輩カリスマ氏は、その名前に相応しく求心力の強い人であった。その経歴等が真実ではなかったとしても、頭の切れは凄まじいものであり、府中刑務所横で発生した、かの「3億円事件」の真犯人ではないのかと真顔で云う人さえいたのである。

先輩カリスマ氏は、ずうっと後になって、ある悲惨な出来事(刑事事件)の渦中の人となる。新聞、雑誌でも大きく取り上げられることになり、エヴァンジェリスト氏も裁判対応(弁護士との弁護方針の検討等)に追われることになるのだが、それは余りに悲しい出来事であり、とてもこのイカレタBlogでは取り上げることができない。

後年(といっても、その「事件」の前のことであるが)、ハナヱモリ・グループの中で新たに創られた組織の責任者にまでなる先輩カリスマ氏から、エヴァンジェリスト氏は「WWDジャパン」在籍時代に、「マーケティング」を教わり、「マーケティング」をするのなら、そのままハナヱモリ・グループにいては駄目だと思ったのである。

そして、エヴァンジェリスト氏は会社(WWDジャパン)を辞めることにした。待遇面を含め、会社の体質になじめないものを感じたからでもあったようだ。

先輩カリスマ氏は、エヴァンジェリスト氏にとって良き先輩であっただけでなく、他の若手社員からも信頼される先輩であった。鋭利な頭脳の持ち主であり、求心力のある人であったが、冷たい人ではなく、温かい心を持つ人であったのだ。

その先輩カリスマ氏は、パンツ一丁で洗礼を受けさせれられ、半べそ状態で帰社して来たヴィトン君に対して、呆れながらも眼を細め、口の端を上に上げるようにして云った。

「お前、大丈夫かよお?」
「はい」
「子どもじゃあないんだから」

そう、年齢的には「もう子どもではなかった」が、子どもというか、流行りのものに流されていく、若者の典型であったヴィトン君は、この水風呂洗礼の他にも「事件」を起こしたのだ。「事件」といっても、刑事事件でも民事事件でもなく、ただの「出来事」ではあるが。

しかし、流行りものが好きだから、ヴィトン君はファッション業界に入ったのであろうし、もっと不純な動機でファッション業界入りしたエヴァンジェリスト氏よりもヴィトン君の方に私はずっと好感を持つ。



2012年4月3日火曜日

【相棒後任決定!?】成宮寛貴の新相棒?杉下右京退職?



成宮寛貴が「新相棒」に決ったと聞き、エヴァンジェリスト氏をひやかしてみた。


「残念ですね。今回もアナタではなかったんですね」


エヴァンジェリスト氏は、自分が「新相棒」(神戸尊[及川光博]の後任)になれると思い込んでいたふしがあったのだ。


「ふん」
「くやしいでしょう?」
「ふう、相変らずだな。君は何も分っていない」
「分ってますよ。右京さんの新しい相棒は成宮寛貴なんですよ」
「元々、ワタシではないと云っていただろ」(参照:【後任】「いや、ワタシではない、多分。新相棒は」
「まあね。こちらも元々、分ってましたけどね。アナタではないってことは」


「ふふん!だから素人なんだ、君は」
「...?」
「まあ、いいだろう。それしても右京さんも大変だなあ。今年で還暦なんだから」
「何を云いたいんですか?」
「いや、杉下右京も大変だとは思うよ。老体に鞭打って、ということになるからね」
「ユタカさん(水谷豊)は、まだまだ若いですよ」
「まあ、そろそろ定年(退職)だな」
「マコトさん(藤田まこと)は、70歳近くまで『はぐれ刑事』やってましたよ」
「そろそろ、ユタカさんも休ませてあげなくっちゃねえ、ムフフ」


アナタの方こそ相変らずだ、と云ってやりたかった。要するに、次の次の「相棒」あたりで、水谷豊(杉下右京)を定年退職させ(もしくは殉職でもさせ)、自分が(エヴァンジェリスト氏が)成宮寛貴の『相棒』になってやる、と云いたいのだ。負けず嫌いと云うか、目出度い人だ。


これ以上は面倒臭いので、今日のところは、もう何も云わないようにしておいた。

2012年4月1日日曜日

【緊急特報】ジュニア先生、結婚!……..ミスター・シューベルト感涙。



ジュニア先生が結婚されるそうだ。おめでとう、ミスター・シューベルト・ジュニア!

そう、ジュニア先生って、ミスター・シューベルト・ジュニアのことである。ミスター・シューベルトのご長男だ。

ジュニア先生は、ダンジューロー市の市議会議員である。だから、「先生」なのである。昨年、33歳の若さで初立候補し、即当選されたのだ。

丁度、1年前、このBlogをもっと人気Blogにする為に、ミスター・シューベルト・ジュニアのHPを参考にしようと、検索してみたのである。

昔、ミスター・シューベルト・ジュニアのHPをブックマークする程、楽しんでいたのだ。ジュニアのHPはとにかく面白かった。特に、「XXXを批判する」シリーズが好きであった。

しかし、その「XXXを批判する」シリーズで批判された企業等から文句や脅しがあり、HPは閉鎖されてしまったのだ。

このBlogが不人気であることに悩んだ私は、ジュニアに学ぼうと考え、多分、また新たなHPを立ち上げていらっしゃるであろうと検索してみたのである。

案の定、新たなHPを立ち上げていらした。

………しかし、その様子は何か変であった。いや、変と云うか、まるで政治家のHPみたいであったのだ。

同姓同名の別人のHPかと思ったが、どうやら間違いなくジュニアのHPのようであった。

そこで、よくよく確認し、更にネットで他の検索もしてみたところ、ダンジューロー市の市議会議員選挙の立候補予定者になっていらしたのだ。

政治家のHPみたいなのは、当然のことであったのだ。まだ当選前ではあったが、立候補予定者になっている時点で既に政治家であるのだ。

このことをついついエヴァンジェリスト氏に云ってしまったところ、

「なにい!オレは聞いておらんぞ」

とオカンムリになってしまった。

「だが、ジュニアなら絶対、当選する。それはオレが保証する。ジュニアはシニア(ミスター・シューベルト)とは違うんだ」

そう、親子ではあるが、ミスター・シューベルト(シニア)とミスター・シューベルト・ジュニアとは性格が真逆である。

ミスター・シューベルトは他人を怒らせる「天災」である。尤も、他人が怒る以上に、他人が怒る前に、自分が猛烈に怒るので、他人は怒るどころか、怯んでしまう。しかも、困ったことにミスター・シューベルトの仰ることは正論なのである。



【参照







一方、ジュニアは超が付く程の社交家である。

これは、マダム・シューベルトの血であろう。社交家でデキタ奥さんであるマダム・シューベルトがいたからこそ、ミスター・シューベルトはあんな「天災」ぶりでも生きて来られたのであろう。

ジュニアは、そのお母様の血を受継いでいるのだ。

私もエヴァンジェリスト氏も実は、ジュニアにはお会いしたことはない。

しかし、出演されたテレビ番組(クイズ番組)や以前のHPを見れば分るのだ(テレビ番組にはミスター・シューベルトも出演されていたが、そのことはいずれ記す)。

だからエヴァンジェリスト氏は云ったのだ。

「ジュニアなら絶対、当選する」

ジュニアは20歳台にして、実家(父親であるミスター・シューベルトの家)の隣の土地を買い、既にローンも完済する程の強者でもある。行状の怪しい息子を持つエヴァンジェリスト氏には羨ましい息子さんなのだ。

しかし、そんなジュニアにも問題があったのだ。未婚であったのだ。今時、30歳台前半なんて独身でも心配する程のことでもないし、容貌はミスター・シューベルトとは似ても似つかぬものなので心配はない。

とはいえ、他のお子さん達(ジュニアの妹さん達)が既に皆さん結婚し、孫も3人いるミスター・シューベルトとしては、長男のことが気になっていらしたようだ。

しかし、3/29、出張ばかりしていいて、久しぶりに出社したエヴァンジェリスト氏がミスター・シューベルトのご機嫌伺いに、席まで行ったところ、報告されたのだ。

「ジュニアが結婚するんだよねえ」

選挙に出馬することを教えなかったことで、且つてエヴァンジェリスト氏からなじられたからか、この結婚は早く報告しておかなくっちゃ、と思われたようだ。

一体、いつどこで結婚するのか、お相手とはどのようにして知り合ったのか、気になってエヴァンジェリスト氏に訊いたが、

「事務所を通してくれ」

といつもの通りのケンモホロロな返事であった。

何はともあれ、おめでとう、ミスター・シューベルト・ジュニア!そして、おめでとう、ミスター・シューベルト!