2015年12月30日水曜日

【年末大告白】ボクは新種の変態だ!



Macのメーラー(Macに標準装備のメール・ソフト)は、凄い!

警察もノーマークの変態を見破るのだ。


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3か月ぶりに会うビエール・トンミー氏からのiMessageにエヴァンジェリスト氏は首を傾げた。

「昨日メールしましたが、読みましたか?今日の待合せ、18時に時間を早める件は如何でしょうか?」

昨日(2015年12月29日)、ビエール・トンミー氏からのメールなんて届いていないからだ。

18時で全く問題なしですが、昨日、メールもらいましたか?」

エヴァンジェリスト氏はiMessageで返信した。今日(2015年12月30日)、二人で忘年会をする約束なのだ。

「では、再送します」

とあったものの、一向にメールは届かない。

まだ来ないよ、とiMessageを送ろうとして、ふと感じるところがあり、Macのメーラー(Macに標準装備のメール・ソフト)の「迷惑メール・フォルダー」を開いてみた。

そこには、昨日、そして、今日とビエール・トンミー氏からのメールが入っていたのだ。氏の口癖の『どうもどうも』というタイトルであった。

「な、な、なんと、君からのメールが、何故か、迷惑メール扱いになっていました(迷惑メール・フォルダーに入っていました)。今日もメールが届かないので、ひょっとして、と思い確認したら、そうなっていました。ごめんなさい。では、今日、18時に」

と、エヴァンジェリスト氏は珍らしく素直に謝った。

「何故に迷惑メールに??   早急なる改善を求めます」
「大変失敬!察するに、携帯のアドレスからのメールで、且つ、タイトルが『どうもどうも』というのが、怪しいとMacのメーラーが判断したのではないかと。君は変態だけど、怪しい人ではないと、メーラーに云いきかせます
「あちゃー。やっぱり変態が世間さまに知れ渡ったか!」
「変態だけど、多分、ロリコンではない、と云いきかせます。高校に忍び込んで、女子高生の制服を盗んでもいないはずだと」
「女子高生より女性大学講師に変態を感じます。特に西洋美術史に」
「ああ、確かに、そうだったな。西洋美術史で情欲を燃やすのは、こりゃあ、かなりの変態だあ」
「そうです。私は西洋美術史変態です」
「新種の変態だなあ。警察もノーマークのはずなので、逮捕されることはないだろうなあ。Macのメーラーは誤魔化せなかったけれど」
「変態の話は、『あ  と  で   ね』」
「諒解!一緒にいることで、こちらも変態と勘違いされないよう気をつけます。では後で」


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「しまった!アイツ(エヴァンジェリスト氏)がいくら『心友』だといっても、自分で変態だということを、西洋美術史変態だということを認めてしまった。そのことが万が一、●●●子先生にばれてしまったら….

ビエール・トンミー氏は、歯軋りした。

「しかし、アイツ(エヴァンジェリスト氏)がまだ知らないことがある。最近、本屋に入ると、ついつい美術コーナーに足が向いてしまうのだ。若い頃、エロ本コーナーに向かったようにだ」

その独白を誰が聞いているでもないのに、ビエール・トンミー氏は、赤面した。

「美術コーナーでも『西洋美術史』の本にばかり目がいくのだ。『西洋美術史』の本の背表紙を見ているだけで……..」

ビエール・トンミー氏は、股間を抑えた

「ましてや、手に取った本の中にドラクロワが描いた『民衆を率いる自由の女神』があったりしたら、もう……..!!!」

このことだけは、そう、最近、本屋に行く時にティッシュを忘れないようにしていることだけは、エヴァンジェリスト氏に悟られてはならない、とビエール・トンミー氏は気を引き締めた。








2015年12月26日土曜日

【後任】イチロー『後は頼む!』?



「では、何故なんだ?」
「いや、まあ、それは………じ、じ、事務所を通してくれ」

エヴァンジェリスト氏は、都合が悪くなった時の決め台詞を吐いた。

テレビ朝日の『モーニーングショー』でエヴァンジェリスト氏のインタビューが1秒も放映されなかったのは、『その筋』からの『圧力』があったからではないのか、とビエール・トンミー氏に問われたのだ。

「そうか、分った。では、事務所に訊いてみる」
「えっ!いや、それは困る」
「君が、『事務所を通してくれ』と云ったのではないか」
「いやまあ、そうだが、事務所はまだ何も云えないはずだ」
「んん?.....まだ?」
「うっ….」
「まだ、と云ったな、君は。『事務所はまだ何も云えないはずだ』と」
「…そんなこと云ったかなあ?」
「惚けても無駄だ。……そ、そ、そっかあ!読めたぞ!」
「何が読めたのだ?」
「君がインタビューを受けたのが2015年12月24日、そして、そのインタビューが放映されるはずだったのは、2015年12月25日だったな」
「そ、そ、そうだが」
「おやおや動揺してきたな。そう、丁度、その2015年12月24日は、カレが記者会見をし、翌日(2015年12月25日)は、テレビ、新聞にはそれについての報道で溢れた」
「な、な、何を云いたのだ…..」
「カレの『降板』に関連していたのだな」
「『降板』?」
「シラを切るつもりか!分っているんだ。イチローの後任になるのだな、君が」
「イチロー?いや、ワシは野球はやらん。それにイチローは来季もまだ現役で後任なんて不要ではないか」
「フルタチの方のイチローだよ。古舘伊知郎だ」
「うっ….」
「古舘伊知郎も1954年生れだな。君とは『同級生』な訳だ」
「し、し、知らん」
「古舘伊知郎に『同級生』のよしみで頼まれたのだな、後を頼むと。『報道ステーション』のメイン・キャスターになってくれと」




「古舘伊知郎の後任は、ハトリ(羽鳥慎一)かミヤネ(宮根誠司)ではないのか?いや、アズミ(安住紳一郎)だったかな?トミカワ(富川悠太)でもいいではないか、彼は名門『国立高校』出身だし」
「ほ、ほー、随分、詳しいではないか。しかし、惚けても無駄だ」
「いや、惚けてなんか….」
「羽鳥慎一も宮根誠司も安住紳一郎も富川悠太も意外性に欠ける。しかし、シロウトがいきなりメイン・キャスターになると、そりゃあ、凄い意外性ではないか!
「意外性はなくても…」
「それに古舘伊知郎は『不自由な12年間』と云った」
「確かに」
「その『不自由』を打ち破ることができるのは君しかいないのではないか」
「うっ….」
「自身の講演でも聴講者に『出入り自由』とか『居眠り、鼾もOK』と、『既成の枠』にも『規制の枠』にも囚われない君を古舘伊知郎は後任に望んだのではないのか?」
「し、し、知らん」
「しかもだ、君には美貌もある。女性視聴者も釘付けになるはずだ」
「いや、ワシも衰えた。嘗て程の….」
「なになに、君はまだイケル。むしろ、渋みが加わり、若い頃よりももっと素敵だ」
「ワシを持ち上げても何も出んぞ」
「そうか、君が古舘伊知郎の後任になるのかあ。それで、テレビ朝日内で『報道ステーション』から『モーニングショー』に待ったがかかったのだな」
「何を勝手に妄想しているのだ」
「『モーニーングショー』で君のインタビューが放映され、面白いいインタビューだと評判になり、モーニーングショーが君を、君の念願通り、コメンテーターに抜擢し、またそのコメンテーターとしてのコメントが面白い、とさらに評判となり、『ちょっと映画、ドラマでも出ませんか』、となり、君はいよいよ役者の道を歩み始めてしまうと、『報道ステーション』としては君にメイン・キャスターになってもらえなくなるからなあ。そうだったのか」
「何を勝手に結論付けているのだ。君の妄想もそこまでいくとモンスター級だな
「シラを切るではない!総て辻褄があったではないか、君がインタビューを受けたのに、それが『モーニーングショー』で1秒も放映されなかった理由がこれで分った」
「妄想、妄想、妄想だ、そんなこと!」
「まあ、いいさ、君の事務所に訊いてみるさ」
「いや、それは困る。事務所が困る」
「何故、困る?」
「だって、まだ事務所(石原プロ)とは契約を締結してはいないんだ」


(おしまい)



2015年12月25日金曜日

【圧力?】エヴァンジェリスト氏、モーニングショーに登場せず



「おいおい!一体、どういうことなんだ!?

ビエール・トンミー氏が、エヴァンジェリスト氏を詰問した。

「一体、何のことだ?」
今日の(2015年12月25日)のモーニーングショーで君のインタビューは1秒も放映されなかったではないか
「ワシのインタビュー?」
「ああ、昨日(2015年12月24日、クリスマス・イヴ)に君が大垣でテレビ朝日のクルーに受けたインタビューだ」
「何故、そのことを知っている?」
「だって、Blog『プロの旅人』に載ってるじゃあないか」
「何だ、アイツまた勝手にヒトのことを書きおったな」
「何故、モーニーングショーは君のインタビューを1秒も放映しなかったのだ」
「知らん、知らん」
「ボクは、これでてっきり君がいよいよ芸能界入りすることになるでは、と思ったのだ。面白いいインタビューだと評判になり、テレビ朝日が君を、君の念願通り、コメンテーターに抜擢し、またそのコメンテーターとしてのコメントが面白い、と更に評判となり、『ちょっと映画、ドラマでも出ませんか』、となり、君はいよいよ役者の道を歩み始めると
「まあまあ、君は自分のことではなく、ワシのことなのに、立て板に水の如く喋るもんだなあ」
「なのに、一体、どうして1秒も放映されなかったんだ!」
「知らん、知らん」
「ひょっとして『圧力』か?『圧力』でもあったのか?」
「知らん、知らん」
「『その筋」からの『圧力』でもあったのか?」



「いや、それは断じてない!テレビ朝日は『圧力』に屈することはないであろう」
「そうかあ?....まあ、いいや。では、何故なんだ?」
「いや、まあ、それは………じ、じ、事務所を通してくれ」


(続く)




2015年12月24日木曜日

【緊急特報】テレビ朝日モーニングショーにエヴァンジェリスト氏が!?



大垣の特派員が咳き込みながらリポートしてきた。

「モ、モ、モーニングショーのようです」
「….?」
「駅前で、ええ、大垣の駅前でインタビューです」
「…誰の?」
「誰のって決まってるでしょ、アノ人ですよ」
「アノ人?」
「ええ、アノ人、そう、エヴァンジェリスト氏ですよ」
「エヴァンジェリスト氏がどうしたっていうんですか?」
「モ、モーニングショーですよ」
「モーニングショーって、ハトリの?」
「テレビ朝日のクルーがいたんです」
「ああ、モニングショーの取材クルーだね」
「そのクルーがインタビューしていたんです、エヴァンジェリスト氏に」
「何を?」
「よくは聞き取れなかったんですが、どうやら忘年会についてのようでした」
「は、忘年会?」
『忘年会はもうお済みですか?』って訊いていたようです」
「へええ、で、エヴァンジェリスト氏の回答は」
『多分、済んだのではないかと思います』でした」
「多分?」
『忘年会には出ていないんですか?』って訊かれていました」
「そりゃ、訊くわな」
「『ええ』と答え、更に『何故?』と訊かれた時のエヴァンジェリスト氏の回答が奮っていました」
「エヴァンジェリスト氏は、何と?」
『再雇用者でお金がないからです!』ですって」
「ええ!本当にそんなこと云ったんですか、テレビのインタビューで、アノ人は!」
「そうです。そこだけははっきり聞こえましたから」
「おお、なんてことだ。恥ずかしい、知り合いとして恥ずかしい」
「明日(2015年12月25日)のモニーングショーで放映されるようです」
「そんな戯けた回答が電波に乗るとは思えないが….」






乞うご期待、ってところであろうか。




2015年12月11日金曜日

【美人講師は発した!】学術的な、極めて学術的な



あるオープンカレッジの西洋美術史の講座でのことであった…….


仙人風に顎に白い髭を生やした老人が悶絶した。口から泡を吹いた。


老人は聞いたのだ。確かに、両の耳でその言葉を聞いたのだ。

「インモー」

美人講師の誉れ高い●●●子先生が、この言葉を発せられたのである。







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エヴァンジェリスト氏が友人に訊いた。

「悶絶したんだって?」
「えっ?!」

ビエール・トンミー氏の表情は、明らかな動揺を示した。

「泡を吹いたんだろ?」
「何のことだ」
「隠しても無駄だ。ネタは上がっているのだ」
「知らん、知らん!」
「例のナントカっていう美人講師だろ」
…….」
「その美人講師が、西洋美術史の講義の最中に卑猥な言葉を発したというではないか」
「そ、そ、そこまで…」
「この助平ジジイ!」
「いや、違う、違うんだ!」
「何も違いはしない。君は美人講師の卑猥な言葉に悶絶したのだ」
「そうじゃあないんだ。先生は、先生は卑猥な方ではない!」
「往生際の悪い奴だ。卑猥な女講師に助平ジジイ、という構図だ」
「し、し、失敬な!確かにボクは助平だ。それは否定はしない。しかし、先生は違うんだ!

ビエール・トンミー氏の表情は、動揺から信徒の真剣さを示すものに変っていた。神を守る信徒の必死の形相とでもいうものに変っていた。

「先生は確かに『インモー』と仰った。しかし、それは学術的な言葉なのだ。極めて学術的なお言葉なのだ。

西洋のある画家が革命を描いた有名な「絵」が、サロンで発表された時に不道徳と酷評されたというのである。

それは何故か?

そのキーワドーが、それだというのである。『インモー』という言葉である。

では、「へあ」及び「わきげ」は、どうであろか?

もうお分かりであろうが、サロンでは、その「絵」にはこれらの物質が描かれているのがケシカランとなっただそうだ。

ああ、その単語を●●●子先生がはっきり発音されたのだ。



「もう一度繰り返す。『インモー』と、●●●子先生が発音された。確かにそう仰った。しかし、この単語は西洋美術史の重要な専門用語なのだ」
 「ほー、理屈を云うものだ」
「ボクはこの文字を、『陰毛』という活字で見たことはそれこそ数限りなくあるが、人間が実際に発音するのは長い人生で初めて聞いた。それも尊敬する女性が、あの美しい博学な●●●子先生が実際に発音されたのだ

立て板に水といった調子てビエール・トンミー氏は語る。

「ボクはあの講義に深い感動を覚えた。あの『絵』に関しては、他にも沢山の解説があったが、余りに感動した。あのお言葉に感動した。ボクはこの専門用語以外は全部忘れてしまった」

語るに堕ちる、とはこのビエール・トンミー氏のことを云うのであった。




(おしまい)











2015年12月6日日曜日

【心配無用?】チョージュード




「Cho-jude, don’t make it good」

珍しくエヴァンジェリスト氏が歌を唄っていた。

「チョージュード….」

それも、ビードルーズ風だが、ビートルーズではない。そもそも、エヴァンジェリスト氏はビートルズ好きではない。

「チョージュード….」

同じフレーズばかり繰り返している。

「チョージュード….」

こちらに、どうしたのか、と訊いてもらいたいんだとばかりの歌い方だ。仕方がない….

「どうしたんですか?」
「いや、なんでもないさ。…….多分」
「なんでもなくはないんでしょ!どうしたんですか?」
「まあ、どうせ誰も心配なんかしないんだから」
「何を心配するんですか」
「ワシのことさ」
「アナタの身に何かあったのですか?」
「いや、何もないさ。…….多分」
「ひょっとして、チチ・エヴァンジェリストに続いて、水木しげるさんが亡くなられて悲嘆にくれているのですか?」
「ああ、二人とも、100歳まで生きるのではないかと思っていたからな」
「しかし、今の時代でも90歳を超えて生きていらしたのは、稀なことなのですから、そんなに悲嘆しなくても…」
「悲嘆はしてないさ。そんなことではな」
「そんなことでは?....では、どんなことに悲嘆しているのですか。そもそも、『チョージュード』って何ですか?」
「おや、『チョージュード』を知らんのか」
「知りません。聞いたこと、ありません。意味が分りません」
「『チョージュード』は、『超重度』さ」
「えっ?『超重度』ですって」
「そう、『超重度』さ」
「何ですか、『超重度』って」
「ストレス・チェックだ」
「ああ、マダム・ウオーターメロンが8点で、まあ、当たり前でしょうが、問題なかった、というアレですね」
「そう、そのアレだ」

驚いた..........

「ストレス・チェックの結果が『超重度』だったんですか!」
「そうだ、産業医面談を勧められた」
「本当ですか?アナタが本当に『超重度』なんですか?」
「何故、疑う」
「だって、他人にストレスを与えることはあっても、アナタ自身にストレスがあるなんて」
「ほーら、君もやっぱりそうなんだ。皆、そんな感じでワシの『超重度』を全然心配しない」
「そりゃ、そうでしょ」





「こう見えて、ワシは繊細なのだ。実際、身体に異変も生じてきている」
「どんな異変ですか?」
「身体中に吹き出物のようなものができ、痒くて堪らない」
「どうせ、不潔だからか、ダニにでも食われでもしたのでしょ」
「し、し、失敬な!それに、最近、電車で座っていても、飛行機の座席についていても、身体がどこか痛く、どうにもしていられなくなるのだ。私の身体に、心に何かが起きてきている」
「それならそれでいいではないですか」
「ナヌ!?」
「そんな風に体調がおかしくなり、万が一のことでもあれば、アナタがお望みの『団信』適用となるではないですか」
「おっ!おおっ!確かにそうだな。そのことをすっかり忘れておった」





あああ、こちらの方がストレスが溜ってしまう。








2015年11月5日木曜日

マダムは欧米人?....【否定疑問への返答】




「エヴァンジェリスト氏はイケメンではないですよね?」

この質問にアナタは何と答えるか。「はい」「いいえ」のどちらかを選択せよ。







エヴァンジェリスト氏は「はい」と答える。

勿論、「イケメンではない」という意味での返答である。謙虚というものを知っているからである。



「Aではないですよね?」という否定疑問に対しては、欧米では回答が「Aでない場合」には「いいえ(No、Non等)」と答え、「Aである場合」には「はい(Yes、Oui等)」と答える。

しかし、一般に日本では、回答が「Aでない場合」には「はい」と答え、「Aである場合」には「いいえ」と答える。


…..そのはず、である。しかし-



マダム・エヴァンジェリストは違うのだ。

「娘(マドモワゼル・エヴァンジェリスト)は昨夜、帰ってきていないの?」

とエヴァンジェリスト氏が訊くと、

マダム・エヴァンジェリストは、クビを横に振る。「いいえ」である。しかし、この「いいえ」は、「帰ってないわよ」の意なのである。



エヴァンジェリスト氏は時々、自分の妻を「ひょっとして欧米人なのか」と思う。勿論、そうではない。ジャパニーズ・ビューティである。

マダム・エヴァンジェリストは東北出身である。東北地方では、否定疑問に対する返答は欧米風なのであろうか?


※ 中国でも否定疑問に対する返答は欧米と同じらしいので、単純に「欧米風」と云うべきではないのであろうが。因みに、ハングルでは、日本と同じらしい。


結婚して30年以上が経つが、未だにエヴァンジェリスト氏は妻の否定疑問への返答に戸惑う。

「はい」と期待して「否定疑問」で問うたのに、「いいえ」が返ってくるのだ。往々に否定疑問は「はい」という答を期待しているものなのだ。

拒絶ではないのに拒絶されたような気分になるのだ。これは体に良くない。「いいえ」は、拒絶の言葉(不機嫌の印)なのだから。

まあ、エヴァンジェリスト氏は還暦直前まで「家」を持てなかった甲斐性なしなのだから、マダム・エヴァンジェリストが不機嫌であるのは、致し方ないと私は思う。






2015年10月22日木曜日

制汗剤はにおわない!



『プロの旅人 Classic』の熱心な読者と思われる方から以下のメールが届いた。

『プロの旅人 Classic』の記事『制汗剤は臭いですか?』に対するコメントである(『プロの旅人』の元記事は、やはり、『制汗剤は臭いですか?)。


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制汗剤はにおわない。
私はこう断言します。

昔、私も人並みであった頃(ハイ、今は人並みではありません)
脇の下の匂いを気にして『8×4』などというモノを「噴射」していましたが全然匂いませんでした。

経験上、こう断言します。

なお、最近は制汗剤よりも育毛剤のCMが非常に気になっています。


          たぶんたった一人の回答者であろう一読者より


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写真も添えられていたが、どこかで見たことのある御仁のような気がするが…….









2015年10月20日火曜日

【決定?】『紅白』の総合司会は君だ!



「いやあ、君がすべきだよ」

二人の老人の会話である。

「まあ、君の気持ちも分らんではないが、ワシはまだデビューもしておらんのだぞ」
「なんだい、君らしくもない。最近、『プロの旅人 Classic』で読んだぞ、君の考えを」
「えっ、何を?」
「ああ、あれか」
「『プロの旅人』氏によると、君は常識にとらわれない野依良治先生やアラン・ケイ、猪木さんに共鳴しているではないか」
「それはその通りだ」
「だから、総合司会は君がすべきなんだよ」

総合司会?何の総合司会なのか?

「皆様のNHKなんだろ。だったら、素人が総合司会をしたっていいではないか」

NHK?….まさか…..

「タモリが辞退したっていうじゃあないか」
「らしいな」
「だったら、もう君がやるしかないだろ」
「とは云ってもなあ、ビエール」

そう老人の一人は、ビエール・トンミー氏であった。

「素人が紅白歌合戦の総合司会をするとなると、こりゃあ、評判になるぞお」
「素人?」
「ああ、一応、君はまだ素人だ。いや、知ってるよ、君がもう何年も日本各地で講演活動というか、君自身の言葉で云うと『LIVE』をしていることは」
「ああ、来月は8回やることになっている」
「しかし、まだメジャー・デビューはしていないから一応、素人扱いとなるのだ」
「なるほどね」
「それに、紅白歌合戦の総合司会でデビュー(メジャー・デビュー)っていいじゃあないか」
「隠居の君にしてはなかなかなアイデアだな」
「まき子夫人もきっとお喜びだぞ」
「えっ!まき子夫人が」
「そうだ、素人ながら紅白歌合戦の総合司会をした男が石原プロ入り、となったら、石原プロも息を吹き返すぞ

石原プロ?……そういうことか。

「そうか、その手があったか!」
「君が一気に、舘さんに並び石原プロの屋台骨を支える存在になるのだ!」

そう、もうお分かりであろう。もう一人の老人は、エヴァンジェリスト氏であった。





「分った!では、NHKからの連絡を待つ」

目出度い老人たちの会話であった。









2015年10月15日木曜日

【愛棒】冠城亘はボクだったはずだ!



「冠城亘(かぶらぎ わたる)はボクだったはずなんですよ」

「うぬぼれ営業」氏が興奮気味にエヴァンジェリスト氏に話しかけた。

「ああ、平家派のことか」
「ええ、あの時、ボクがジャニーさんに(平家派に)『入ります』って返事すれば、ボクが冠城亘はボクだったはずなんです」




「ああ、そして、松嶋菜々子と結婚していたはず、ということか」
「いえ、それは…..そこは、そのお、今の妻の方がボクは….」
「相変らずの愛妻家だなあ。君が『今の妻は』と云うと、他の者が云うより重みがあるなあ。さすが、元・チョウテイ氏だなあ」
「だから、妻のことはいいんです、要するに…」
「要するに、反町隆史も元・平家派なのだから、自分が平家派に入っていれば、今頃、杉下右京の相棒はボクになっていたはず、とでも云いたいのだろう」
「ええ、そういうことです」
「まあ、妄想だなあ、杉下右京並みのな」
「妄想だなんて、妄想の大家のアナタに云われたくはないですね。アナタだって、杉下右京が定年退職した後、袖下左京(そでのした・さきょう)として特命係になるんでしょう?」


「おお、どうしてそのことを…..いや、ノーコメントだ事務所を通してくれ」
「そうすれば、『相棒14』は水谷豊と反町隆史に任せるとして、『相棒15』は、アナタと私とで『相棒』を再出発させればいいではないですか。ええ、そうしましょう」
「なるほどなあ」
「タイトルもリニューアルして『愛棒』なんてどうですか?」
「なぬ、『愛棒』?何だか卑猥だなあ」
「ドラマは話題にならないとダメなんですよ。人気シリーズは、偉大なるマンネリと斬新さを併せ持つ必要があるんです」
「君はさすがに『うぬぼれ』だな。君の提案はなかなか興味深い。しかし、まき子夫人に相談させてくれ」






二人の会話を聞いていた私は頭が痛くなった。












2015年9月25日金曜日

【誕生日】「どっちが河口湖かいのぉ?」



7年前の4月29日のことであった…….

グソク・エヴァンジェリストの運転で、チチ・エヴァンジェリストを含めたエヴァンジェリスト家全員で河口湖のオルゴールの森まで行った





チチ・エヴァンジェリストは87歳であった。腰はもうくの字に曲がっていたが、立ち止まり、風太クンのように腰を伸ばすこともできた頃であった。





クルマが河口湖大橋を渡る際に、チチ・エヴァンジェリストが左右を見て云った。


「どっちが河口湖かいのぉ?」


今日、2015年9月25日は、チチ・エヴァンジェリストの95回目の誕生日であった。そうなるはずであった。今年、4月7日にこの世を去ることがなければ…..もう少し生きていてくれれば。






2015年9月22日火曜日

特報!『プロの旅人 Classic』始まる。

特報である!

ついに、皆様のリクエストに応えて、『プロの旅人 Classic』を始めた。


アクセスは、

http://gastondumas-classic.blogspot.jp

だあ!


2015年9月21日月曜日

【主役交代?】新ブログは、「プロの嘘つき」?



「君ももうお終いだな」

しばらくぶりに会ったと思ったら、いきなりビエール・トンミー氏は挑戦的な物言いをしてきた。

「君の時代は終ったのだ。1ヶ月も更新しないブログなんて誰が読むものか」

それを云われるとグーの音も出ない。

「アイツがボクにコンタクトをしてきた」
「アイツ?」
「そう、アイツだ。あの色男だ」
「色男?」
「会社の美人先輩社員をオトシて、結婚した奴だ」
「ああ、カレだな」
「そう、『うぬぼれ営業』だ」
「知らなかった」
「実は、アイツの家とワシの家は割と近い。ある日、いきなり奴がワシの家に来た」
「抗議か?」
「ああ、ワシも最初は抗議かと思った。アイツの眼を使って整形したからな」
「特徴的な眼だったな」





「しかし、アイツの要件は違った。協力要請であった」
「協力?」
「そう、新しくブログを始めるというのだ」
「ええ、『うぬぼれ営業』が、ブログを?」
「ついては、ワシに『プロの旅人』からの移籍を申し出てきた」
「いや、それは困る」
「困りはしないだろう。ブログを書かないのだから、君は」
「いや、これから…」
「アイツは、ただ移籍を申し出たのではない。奥さんを差し出してきたのだ」
「ええ、あの恋女房を!?」
「そうだ、ワシをよく見ろ」
「はあん?.....おっ!」




「そうだ、分ったか。アイツは、自分の女房の眼を自由にしていいと申し出てきたのだ」

『うぬぼれ営業』氏も思い切った行動に出たものだ。

「そこで、ワシがアイツのブログに名前を付けてやった」
「ネーミングまで!」
「その名は、『プロの嘘つき』だ。参ったか、ハハハハハ!」

参った……いや、『プロの嘘つき』になんか、負けていられない。もっと更新するぞ!