2011年12月31日土曜日

2011年「プロの旅人」的重大(十大)ニュース(前編)

2011年「プロの旅人」的重大(十大)ニュースである。


(10)大型新人登場=カレーナカリフラワー氏

大型新人が登場した。エヴァンジェリスト氏にも堂々と挑んでいったカレーナカリフラワー氏である。


カレーナカリフラワー氏は、あの大御所(大御所過ぎて誰も近寄れない)ミスター・シューベルトの面倒までみるようになった。息子よりも若いが、ミスター・シューベルトが心許す数少ない存在である。




(9)バンドエイド事件=キタグニカラキタ・スパイ氏が起こした事件[いや、疑惑?]

ミスター・シューベルトから、「スパイ」と認定されたキタグニカラキタ・スパイ氏が札幌で事件を起こした。いや、疑惑の行動と云うべきであろうか。




(8)和歌山批判?=いや、イッキュー・センセイ批判

エヴァンジェリスト氏は、イッキュー・センセイのお陰でとんでもない目にあってしまった。和歌山はいい迷惑である。




(7)婚約=お相手は女性!

あの辛口エンジニアのドドスコ氏が、婚約した。今年(2012年)には結婚だ!彼女の前では、辛口も甘口になるのであろう。




(6)定年退職=シショー・エヴァンジェリスト

ああ、わが師匠、シショー・エヴァンジェリストが8月末で定年退職された。シショーとの思いでは尽きない。





【続く】


2011年12月20日火曜日

Ciao! に決めっチャオ........高知で一番美味しい店

「これからは、『Ciao!』 に決めっチャオ」

キタグニカラキタ・スパイ氏は、そんな顔をしていたそうだ。高知の特派員からの報告である。

エヴァンジェリスト氏に薦められるまま高知龍馬空港内のレストラン「Ciao!」に入り、てりマヨ豚丼を食したところ、悔しいことだが、エヴァンジェリスト氏の云う通り、空港内のレストランとは思えぬ美味だったのである。

「総てとは云わないが、一般に空港内のレストランの味には期待できない。有名店らしき店が空港ビルに入っている場合もあるが、デパートのレストラン街と同じで高いだけで決して美味しくはない」

いっぱしのグルメかの如くエヴァンジェリスト氏は語る。

「尤も、『Ciao!』 は有名店ではない、多分。どちらかと云えば、やや古びた、デパートの中の食堂といった風情だ。それはそれで、味に期待できそうな店構えではない、失礼かもしれないが」

いつになく真面目な語り口である。

「しかし.........ある時、一緒に出張したスモーキン・パパと何気なく『Ciao!』に入り、ビーフカレーを食べて驚いた。うまいのだ。味が深い。味がルーに沁み入っている感じなのだ。しばらくしてまた高知に出張した際に、またCiao!に入り、ビーフカレーを食べた。この時も同じ味で、相変らずうまかった

同じ味なのは、同じ店なのだから当り前といえば当り前だが、同じ店でも日によって味が違うことはなくはない。

「その後は、高知に出張した時には、少なくとも空港で食事を摂る時には、必ず『Ciao!』にすることにした。そして、ビーフカレーを頼んだ。しかし、ある時、事情があって、二日続けて高知龍馬空港で食事をすることとなり、勿論、二日とも『Ciao!』に入ったが、二日続けてカレーもないであろうと、試しにと、てりマヨ豚丼を頼んだ。見た目は美しはなかった。まあ、美しい豚丼というものも知らないが.........また、量も多く、こりゃ、全部は食べ切れないなあ、と思った。.............が、最近、歳と共に、食が細くなったワシだが、その量の多いてるマヨ豚丼を完食した」

思い出し語りながら、満足気な表情である。

「ワシは思った。この店はただものではない。高知で一番美味しい店だ

高知の総ての食事処で食べたことがある訳ではなかろうし、オーバーな表現とは思ったが、それだけ美味しいということで、気持ちは分らなくはない。

「きっと、料理人が凄いのだ。ワシがレストラン業に乗り出す時には引き抜いてもいいとさえ思った」

いつレストラン業に乗り出すのだ。還暦を過ぎても定年延長で今の会社に残してもらうしかないくせに。

................レストラン業に乗り出すかどうかともかく、エヴァンジェリスト氏は久しぶりにキタグニカラキタ・スパイと高知に出張した際に、強く「Ciao!」を薦めたのであろうことは想像するに難くはない。

ところで、「今後は、『Ciao!』 に決めっチャオ」、とそんな顔をしていたキタグニカラキタ・スパイ氏であったそうだが、きっと悔しいはずだ。

エヴァンジェリスト氏なんかの説に同調しなくてはいけないなんて、キタグニカラキタ・スパイ氏にとって屈辱のはずだ。自分のことを「スパイ」呼ばわりするミスター・シューベルト(誕生!ミスター・シューベルト。)やそれと同類のエヴァンジェリスト氏なんかと同じ見解を持つことは不本意なはずだ。

しかし、「Ciao!」が美味しい店であることは否定できなかったのであろう。

さあ、みなさんも高知龍馬空港で食事をするなら、いや、高知で食事を摂るなら、「『Ciao!』 に決めっチャオ」。

2011年12月16日金曜日

キタグニカラキタ・スパイ氏、大失態!?(後編)

キタグニカラキタ・スパイ氏、大失態!?(前編)の続きである)


「キタグニカラキタ・スパイが、札幌で靴にバンドエイドを貼っていたのは事実だ」

エヴァンジェリスト氏は、札幌特派員からの情報をあっさり事実だと認めた。

「しかし、あのずる賢い程頭のいいキタグニカラキタ・スパイが、ただただ靴にバンドエイドを貼る訳がなかろう」
「そうすでよね。やはり、何か裏があるんですね?」
「まさか、スパイらしからず奥さんにべた惚れのキタグニカラキタ・スパイが、前夜、奥さんが愛を込めて磨いてくれた靴を壊す訳がなかろう」
「はぁ?」
「まさか、お客様訪問にあたっても常に完璧を目指すキタグニカラキタ・スパイが、お客様訪問の直前に靴を壊す訳がなかろう」
「はぁ?」
「まさか、恥を知る男であるキタグニカラキタ・スパイが、踵だけでなく後ろ半分が崩壊した靴にバンドエイドを貼ってお客様の会社に入る訳がなかろう」
「はぁ?」
「そう、ご推察通り、キタグニカラキタ・スパイにバンドエイドを渡したのはワシだ。2枚渡した」
「いえ、何も推察はしていませんが.....」
「その2枚のバンドエイドをキタグニカラキタ・スパイが自身の靴に貼ったことは否定はしない」

「じゃあ、本当に靴が壊れてバンドエイドを貼って凌いだのですか?バンドエイドを貼った靴でお客様の会社を訪問したのですか、あのキタグニカラキタ・スパイ氏が。恥知らずですね」
「君は相変らず何も分かっていない。だから云っただろう、あのキタグニカラキタ・スパイが、ただただ靴にバンドエイドを貼る訳がない、と」
「じゃあ、何なんですか、あのバンドエイドは?」
「客先からホテルのある狸小路に戻ったキタグニカラキタ・スパイは、横断歩道を靴をパッカパッカいわせながら渡り、AB●-MARTに向った。ワシが把握しているのはそれだけだ」
「AB●-MARTって、あの靴屋の?....って云うことは、キタグニカラキタ・スパイ氏はやはり大失態だったのですね?」
「いや、あのAB●-MARTはきっと、何か一種の秘密連絡基地なのであろう。ワシも一緒に行くと云ったら、『いえいえ、私一人で参ります』と拒まれた。バンドエイドを貼った靴をパッカパッカいわせながら札幌の街を歩くことに何の意味があるのかは分らない。しかし、スパイである奴のこと、きっと何か、我々一般人には把握し難い意味があったのだと、ワシは確信する」

2011年12月15日木曜日

キタグニカラキタ・スパイ氏、大失態!?(前編)

札幌の特派員から特報が入った。
「キタグニカラキタ・スパイ氏が大失態ですう!」

キタグニカラキタ・スパイ氏がエヴァンジェリスト氏と一緒に、久しぶりに地元北海道に出張するらしきことは噂に聞いていたが、スパイ氏は一体、札幌で何をしでかしたのか?

「バンドエイドですう」
「バンドエイド?怪我でもしたのか?」
「いえ、違います」
「じゃ、誰か怪我でもさせたのか?エヴァンジェリスト氏の暴言に我慢し切れなくなり、暴力に及んだのか?」
「いえ、靴です」
「靴?.....君は何を云いたいのか。そんな訳の分らない報告では特派員を続けさせられないぞ」
「でも、靴なんですう」
「靴にバンドエイドを貼る訳でもあるまいし」
「いえ、靴にバンドエイドを貼った訳であります
「はぁ?」



「なんだ、それは?」
「バンドエイドですう」
「見れば分る。だ、か、ら、何故、靴にバンドエイドを貼っているんだ?」
「失態なんじゃあないですか?靴に怪我でもしたんでしょう。キタグニカラキタ・スパイ氏、大失態ですね。フフフ」

靴に怪我?靴にバンドエイド?.......そんな訳ないであろう。そこには、何か秘密があるのだろう。そうだ、エヴァンジェリスト氏に訊いてみよう。

2011年12月4日日曜日

盛岡:「酒ケーキ」で「マダム」も籠絡

ローラククイーン13世は、マダム・エヴァンジェリストをも籠絡した......................

岩手のお土産と云えば、『かもめの玉子』だとお思いだろうが、エヴァンジェリスト氏によると、『かもめの玉子』しか思い浮かばないのは素人だそうだ。

「勿論、『かもめの玉子』は美味しい。震災で一時、製造できる状態になかったが、震災から1ヶ月余り後の4/20に製造開始をし、ホットした。しかし、しかし、だ」
「なんですか?」
「岩手のお土産は『かもめの玉子』だけではない。『田むらの梅』もお薦めだ。梅餡を求肥で包んで、更に青紫蘇の葉でも包んだ生菓子だ。『献上 田むらの梅』と『伝承 田むらの梅』とがあるが、表面に砂糖をまぶした『伝承 田むらの梅』が特にいい。絶品だ」

故あって、マダム・エヴァンジェリストが岩手事情に詳しいのだ。

出張しても普段は、自宅にも会社にもお土産を買って帰らないエヴァンジェリスト氏だが、盛岡に出張した時には、時々ではあるが、マダム・エヴァンジェリストの指示で、『田むらの梅』を自宅向けに買って帰ることもあるらしい。

しかし、最近、エヴァンジェリスト氏が盛岡出張の際に買って帰るお土産が変った。『酒ケーキ』である。勿論、マダム・エヴァンジェリストの指示だ。

「お酒を含ませたスポンジ・ケーキだ。ほのかな日本酒の味わいが上品だ。花巻の砂田屋が製造している」
「盛岡駅でも買えますよね?」
「おぉ、たまにはいいことも訊くなあ。そこに注意だ」
「注意?」
盛岡駅で買えるが、新幹線の改札内のお土産屋『美味山海』でしか売っていないのだ。先日の出張の際には、1200円のものを4個も買って帰った」
「ローラククイーン13世と盛岡出張した時ですね?」
「そうだ。ローラククイーン13世にも酒ケーキを教え、薦めた。女房(マダム・エヴァンジェリスト)の指示があったのだ。逆らう訳にはいかない」
「情けない亭主ですね」
「ワシを信用するローラククイーン13世は素直にワシの薦めに従い、彼女も酒ケーキを買って帰った」
「貴方を信用しているかどうかは知りませんけどね。他人を疑うことを知らない、素直な性格の人ですからね、ローラククイーン13世は」
「後日、ローラククイーン13世は『酒ケーキ』ってとっても美味しかったです、と感激していた。そのことを女房(マダム・エヴァンジェリスト)に報告すると、普段、ワシに対して笑顔を見せることのない女房の顔が僅かだが綻んだ」

ローラククイーン13世は勿論、意図してのものではないであろうが、エヴァンジェリスト氏に対していつだって眉間に皺を寄せた顔しか見せないマダム・エヴァンジェリストの顔を綻ばせたのである。『ローラククイーン』の本領発揮である