若き日の(それも、かなり若き日の)エヴァンジェリスト氏である。この頃、エヴァンジェリスト氏は、将来、自分がある一人の女性の人生を狂わせることになるとは夢にも思ってはいなかった。
エヴァンジェリスト氏は、還暦直前でようやく「家」を持った(中古マンションを購入した)。
長年の賃貸住まいからようやく抜け出せたのかと云うと(目出度いのか、と云うと)、そうではない。再雇用者としての収入、その先の年金収入では、それまでの家賃(15万円)を払っていけず、その為、80歳までという、考えただけでも恐ろしい住宅ローンを組んだのだ。その方が毎月の支払が安く済むから、というだけのことである(参照:「僕は自殺しない」……..再雇用者の呟き。)。
決して前向きな購入ではなかったのだ。
住宅費は多少安くなるはずだが(まだ、確定拠出年金での後追いの頭金を払っていないので、実際のところは、まだ、住宅ローンの方が賃貸料より高くなっている)、再雇用の給料が予想を遥かに下回る低さで(手取りで10万円台である)、早々に食費に困るようになっているのである。
マダム・エヴァンジェリストは、以前、エヴァンジェリスト氏に云っていた「ヒトの人生を狂わせやがって!」と。
エヴァンジェリスト氏は、今また妻にそう云って、自分を責めて欲しい。しかし、マダム・エヴァンジェリストは黙って、少ない食費、生活費をやりくりしている。むしろ、責めてもらった方が気が楽なのに。
エヴァンジェリスト氏は、マダム・エヴァンジェリストの白馬の王子様にはなれなかったのだから。
しかし.........
「まき子夫人(石原まき子さん)から、そろそろ連絡が来るはずだ。そうすれば.....」
幾つに(何歳に)なっても懲りない人だ。まだ石原プロに入るつもりらしい。
だが、石原プロに入りすれば、氏は窮状から救われるのであろうか(参照:【石原プロ】たかがお年玉、されどお年玉?)?
エヴァンジェリスト氏が石原プロ入りすれば、石原プロにとって、そして、マダム・エヴァンジェリストにとって、氏は「鞍馬天狗」にでもなれるのであろうか?
今更(還暦過ぎて)、王子様ではないが、白馬に乗ったあのヒーローに(アラカンこと、嵐寛寿郎が演じて有名な「鞍馬天狗」に)なれるのであろうか?
(ところで、若き日のエヴァンジェリスト氏が白馬に乗った写真はどこで撮られたものか、お判りか?)
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