2014年7月9日水曜日

【続・足底筋膜炎】バラクとジョンウン、そして、『ワシ』



「これには、やはりアナタが関与しているのですか?」

これは、エヴァンジェリスト氏に訊かないではいられなかった。

「何のことだ?」
「それに、猪木さんが、超党派の国会議員を連れて、今日(2014年7月9日)、北朝鮮に発ちましたが、そこにもアナタが関与しているのですか?」
「これ、だとか、それ、だとか、五月蝿いぞ。『これには』の『これ』と『そこにも』の『そこ』は別物か?」
「猪木さんはまた、来る8/30と8/31に平壌でプロレス大会(インターナショナル・プロレスリング・フェスティバルin平壌」)を開催するそうですが、そこにもアナタが関与しているのですか?」
「1995年の平壌での大会(「平和のための平壌国際体育・文化祝典」)では、ケンスケ(佐々木健介)とホクト(北斗晶)が参加して、あの二人、それが縁で結婚したんだったなあ。懐かしいなあ」
「え?1995年の時も、アナタが関与していたのですか?」
「ノーコメントだ。事務所を通してくれ」
「今回は、ひょっとしてアナタ自らリングに立つんですか?」
「ノーコメントだ。事務所を通してくれ」

「そして…..それにも、やはりアナタが関与しているのですか?」
「だから、その『それにも』の『それ』とは何なんだ?」
「金正恩(キム・ジョンウン)です」
「ああ、ジョンか?」
「ジョン、と呼んでいるんですか?」
「ノーコメントだ。事務所を通してくれ」
「そうです。キム・ジョンウンです」
「だから、ジョンがどうした?」
「足をひきづっていたそうです」
「それがどうした。ジョンだって、足をひきづることくらいあるだろう」
「アナタが関与しているのですか?」
「はああ?」
「ニュースでは、痛風か怪我か、となっていましたが、私にはピントきました」
「なんだ、妄言か」
「ミスター・モーゲンのアナタには云われたくはないですね」
「もういい加減にしてくれ」
「バラクとおんなじなんですね?」
「うっ……」
「金正恩も足底筋膜炎(ソクテイキンマクエン)なんですね。日本と北朝鮮との二国間だけではなく、米国も合せた三ヶ国での間の調整をなさっているんですね、アナタは?」
「キサマ、正気か?」
「オバマ大統領が足底筋膜炎になったことを、アナタ、お怒りでしたが、あれはポーズだったんですね足底筋膜炎】バラクとワシ
「それ以上云うと、国際問題になるぞ」
「オバマ大統領も金正恩も足底筋膜炎になり、アナタも足底筋膜炎に罹っている、ということは、偶然であるはずがありません。私には分ります」
「おいおい、国際問題ではなく、国際紛争になるぞ。そうなっても、ワシは知らんぞ」
「米国、北朝鮮、そして日本のキーマンがいずれも足底筋膜炎に罹っているということは、何かの合図なんですね?」
「ノーコメントだ、ノーコメント、ノーコメント、事務所を通してくれ」

慌てたエヴァンジェリスト氏の姿が、何かを物語っている、と見えた。

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「キー」

私とエヴァンジェリスト氏の会話を聞いていたアオニヨシ君が、そんな会話は不毛だと云わんばかりに、鳴いた。






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