「米子鬼太郎空港に『無事』到着です」
米子の特派員から報告が入った。エヴァンジェリスト氏の言動が心配なので(参照:「僕は自殺しない」……..再雇用者の呟き。)、米子出身の特派員に羽田空港から尾行させたのだ。
残念ながら、いやエヴァンジェリスト氏の『意向』に反して、羽田空港14:15発-米子鬼太郎空港15:35着のANA385便は、当り前のことではあるが、無事に到着したようだ。エヴァンジェリスト氏の窮状は分るが、飛行機に乗って、妙なことが起きてもらっては困る。
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「ところで、エヴァンジェリスト氏は何をしに米子に来たのですか?」
そうだ。特派員には、尾行の理由を教えていなかったのだ。
「『YOU』の関係ですか?」
ああ、そうか、『YOU』絡みと勘違いしているのか。バナナマンがMCのテレビ東京のバラエティ番組「YOUは何しに日本へ?」のことだ。
日本に来た「YOU」、つまり外国人に「何をしに日本に来たのか?」という成田空港等でインタビューをすることをメイン企画とする番組である。
先日の(2014年6月23日の)放映で、新企画「日本全国・国際空港へ行ってきなYOU」が始った。
担当ディレクターに、地方空港で「YOU」に突撃インタビューをさせ、「密着取材」が出来るまでは東京に戻って来てはいけない、という企画である。
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「旭川空港はまだしも、米子鬼太郎空港はないだろう」
番組を見ながら、エヴァンジェリスト氏が呟いた。
「米子鬼太郎空港にYOUは殆どいないぞ」
さすが、元「プロの旅人」である(エヴァンジェリスト氏は、諸般の事情で、この(2014年の)4月から出張三昧の部署から、基本的には出張の内部署に異動となったのだ)。
旭川空港では、密着取材の「YOU」は簡単に見つかったが、米子鬼太郎空港ではなかなか見つからまかった。
国際線は、韓国(ソウル:金浦)便が1日3便あるだけで、しかも担当ディレクターに大問題が発生した。韓国人と日本人との区別がつかないのだ。
「しかし、あれはないぞお」
エヴァンジェリスト氏はオカンムリだ。
空港外に「YOU」を探すのは、企画に反した行動であるが、それだけでオカンムリになったのではなかった。
「鳥取(市)まで行ってはいかんだろう」
それはそうだ。鳥取市には鳥取空港があるのだ。鳥取県には、生意気にも、いや失礼…..えへん、鳥取県には空港が2つあるのだ。県西部の米子には米子鬼太郎空港、県東部の鳥取市には鳥取空港があるのだ。
空港外で「YOU」を探すにしても、空港が米子鬼太郎空港なら、米子で探すべき、ということなのだ。
結局、鳥取市でロシア人女性の「YOU」を見つけ、密着取材に成功はしたのであったが。
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「エヴァンジェリスト氏は何をしに米子に来たのですか?」
特派員が繰返し訊いてきた。
「飛行機では、エヴァンジェリスト氏の一つ空いた隣の席がYOUでしたので、密着取材を申し込むのかと思って注意していましたが、話しかけもしませんでした。エヴァンジェリスト氏は、『YOU』の関係で米子入りしたのではないですか?」
「いや、知らない」
本当に知らなかった。水木プロと石原プロの合併の件かもしれないが………(参照:合併!?水木プロと石原プロ)
「エヴァンジェリスト氏に、『YOU』で密着取材して欲しいです」
いつのまにか、カンサイデモナイ・トーカイデモナイ・チュラデスさん(「うぬぼれ営業」夫人、参照:ひと味違う私の指…….沖縄の光景(後編)、【呉市音戸町波多見】どちらかといえばキリスト教。どちらかとえいば平家。(中編)、【疑惑の旅】八坂神社は縁結びの神(シーン5))が、私と特派員との会話(電話)聞いておられ、口を挟んで来られた。
止めて欲しい。カンサイデモナイ・トーカイデモナイ・チュラデスさんは、ご自身の思いを素直に云われただけであることは分っているが、そんな話がエヴァンジェリスト氏の耳にはいると、その気になってしまうのだ。
落ち込むエヴァンジェリスト氏も困るが、思い上がるエヴァンジェリスト氏はもっと困るのだ。
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