2014年7月20日日曜日

大村崑は、「鞍馬天狗」ではない。しかし...



「ああ、どうせワシは『鞍馬天狗』にはなれないだろうよ」

エヴァンジェリスト氏が、私の皮肉(参照:白馬に乗った王子様になれなかった.....が、「鞍馬天狗」に?)にようやく反応して来た。

一週間も経ってから反応して来たのは、先日(2014年7月12日)、静岡の清水で8時間講演をし、この一週間死んだようになっていたからであるようだ。



私は、エヴァンジェリスト氏がまたぞろ石原プロ入りするかの如き発言をするので、氏の若き日の白馬に乗った姿(写真あり)にかけて、「石原プロに入り『鞍馬天狗』にでもなるのか」、と皮肉ったのだ。

申すまでもないであろうが(いや、若い人は知らないであろう)、アラカンこと嵐寛寿郎が演じて有名な時代劇ヒーロー「鞍馬天狗」(原作は、大佛次郎)は、白馬に乗って颯爽と現れるのだ。

2008年に放映されたNHK木曜時代劇の「鞍馬天狗」でも、主役の野村萬斎が黒頭巾を被り、白馬に乗ったと記憶する。

「ええ、そうです。アナタがなれるのは、せいぜい『頓馬天狗(とんま天狗)』でしょうよ」

8時間講演でまだ弱っているエヴァンジェリスト氏を更に責めてみた。いつも妄言を吐き、こちらを困らせている氏をたまには懲らしめてもよかろう…….と、

「ぶ、ぶ、ぶ、無礼者!」

エヴァンジェリスト氏は、疲れも吹き飛ばす興奮で怒鳴って来た。

「き、き、君は大村崑さんを馬鹿にするのか!」
「は?いえ、大村崑さんを馬鹿には…」
「せいぜい『頓馬天狗(とんま天狗)』、という言い方は、大村崑さんを馬鹿にしているではないか」
「いえ、頓馬天狗を演じた大村崑さんのことは問題ではありませんよ」
「いや、『頓馬天狗(とんま天狗)』と云えば、大村崑さんだ。そして、大村崑さんと云えば『頓馬天狗(とんま天狗)』なんだ。『頓馬天狗(とんま天狗)』は、大村崑さんは、子どもたちのヒーローであった」
「ええ、昭和30年代の子どもたちのヒーローでした。私も大好きでした」
「そして、『頓馬天狗(とんま天狗)』は確かに『鞍馬天狗』ではないが…」
「ええ、そうでしょ。『頓馬天狗(とんま天狗)』は『鞍馬天狗』のパロディでしょ」
「ああ、確かに『頓馬天狗(とんま天狗)』は花登筐さんが『鞍馬天狗』のパロディとして書かれたものではある」
「でしょ」
「しかし、だ。君は知らんのか!『頓馬天狗(とんま天狗)』は『鞍馬天狗』の息子なのだ」
「えっ!?」
「確かに、大村崑さんは、『頓馬天狗(とんま天狗)』は、『鞍馬天狗』ではないが、『鞍馬天狗』の息子なのだ。ほぼ、『鞍馬天狗』と云ってもいいのではないか」
「ううっ…..でもですね。『鞍馬天狗』は『倉田』典膳なのに、『頓馬天狗(とんま天狗)』は『尾呂内(オロナイン)』南公(ナンコウ)ではないですか!姓が違ってるではないですか!(『頓馬天狗(とんま天狗)』は、オロナイン軟膏の大塚製薬がスポンサーであった)
「そうか、野村萬斎の『鞍馬天狗』は二代目で、襲名前は『頓馬天狗(とんま天狗)』であったのかもしれんなあ」
「アナタっていう人は…」

倉田典膳は離婚して、息子の南公は母親に引き取られ、母方の姓「尾呂内」を名乗るようにでもなった、とでも誤摩化すのかと思ったら、さすが「妄想王」である。










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