2014年8月17日日曜日

『バイトSMAP』の時給は幾ら?




「おい、君、『バイトSMAP』の時給は幾らだ?」

エヴァンジェリスト氏が真剣に訊いて来た。

「何ですか、『バイトSMAP』って?」
「いいから早く教えろ。『バイトSMAP』の時給は幾らだ?」

分った。『バイトAKB』にヒントを得て、『バイトSMAP』なるものもあるだろう、と勝手に思ったのだろう。妄想王もここまで来ると…

「先日は申し訳ありませんでした。『大人SMAP』になれば、なんて適当なことを云ってしまいまして。でも、あれはアナタの友人のビエール・トンミー氏の差し金なんですよ」


「『バイトAKB』の時給なら知っている。1000円だ。交通費込みだ」

こちらの言い訳なんか聞かずに喋り続ける。

「いえ、だから、そもそも『バイトSMAP』なんて…」
「ワシの今の給料は時給換算で930円程度だ」
「えっ!?それって、準社員の(要は、アルバイターの)マドモアゼル・エヴァンジェリストの時給より低くはないですか」
「交通費込みでも1000円はどうかと思うが、まあいい、中居君より歌が上手いことが分ったら、ジャニーさんは時給を上げてくれるかもしれんからな」

そうか、やはり切羽詰まっているんだな。脊山麻理子ばりに水着のDVDでも出そうかなんて、戯けたことを云っていると思っていたが(参照:「僕は自殺しない」……..再雇用者の呟き)、あれは冗談ではなかったのだ。

「おい、君、『バイトSMAP』の時給は一体、幾らなんだ?」

エヴァンジェリスト氏は必死で、文字通り必死で食らいついて来る。

『バイトSMAP』なんてものはないんですよ、なんてとても云えない。エヴァンジェリスト氏の窮状を甘く見過ぎていたようだ。

そして、『バイトSMAP』と云う一方で、エヴァンジェリスト氏が更に過酷な戦いをしていたとは、その時、私は知らなかった…







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