「おい、君、『バイトSMAP』の時給は幾らだ?」
エヴァンジェリスト氏が真剣に訊いて来た。
「何ですか、『バイトSMAP』って?」
「いいから早く教えろ。『バイトSMAP』の時給は幾らだ?」
分った。『バイトAKB』にヒントを得て、『バイトSMAP』なるものもあるだろう、と勝手に思ったのだろう。妄想王もここまで来ると…
「先日は申し訳ありませんでした。『大人SMAP』になれば、なんて適当なことを云ってしまいまして。でも、あれはアナタの友人のビエール・トンミー氏の差し金なんですよ」
そうだ、ビエール・トンミー氏が『大人SMAP』なんて余計なことを云い出したからなのだ。(参照:大人SMAP!?...「SMAP解散危機」に対処(前編)【ビエール・トンミー氏の優雅な老後】、大人SMAP!?...「SMAP解散危機」に対処(後編)【ビエール・トンミー氏の優雅な老後】)
「『バイトAKB』の時給なら知っている。1000円だ。交通費込みだ」
こちらの言い訳なんか聞かずに喋り続ける。
「いえ、だから、そもそも『バイトSMAP』なんて…」
「ワシの今の給料は時給換算で930円程度だ」
「えっ!?それって、準社員の(要は、アルバイターの)マドモアゼル・エヴァンジェリストの時給より低くはないですか」
「交通費込みでも1000円はどうかと思うが、まあいい、中居君より歌が上手いことが分ったら、ジャニーさんは時給を上げてくれるかもしれんからな」
そうか、やはり切羽詰まっているんだな。脊山麻理子ばりに水着のDVDでも出そうかなんて、戯けたことを云っていると思っていたが(参照:「僕は自殺しない」……..再雇用者の呟き)、あれは冗談ではなかったのだ。
「おい、君、『バイトSMAP』の時給は一体、幾らなんだ?」
エヴァンジェリスト氏は必死で、文字通り必死で食らいついて来る。
『バイトSMAP』なんてものはないんですよ、なんてとても云えない。エヴァンジェリスト氏の窮状を甘く見過ぎていたようだ。
そして、『バイトSMAP』と云う一方で、エヴァンジェリスト氏が更に過酷な戦いをしていたとは、その時、私は知らなかった…
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