「シンジに『そろそろ戻ってこい』って電話があったのかあ」
何だか、エヴァンジェリスト氏が深刻な顔をして呟いていた。
2014年8月30日23:00時点で(日本時間だ)英国のマンチェスター・ユナイテッド所属の香川真司選手に、前の所属チームであるドイツのドルトムントのグロスクロイツが電話して来たと報道されている。
そのことを知って、エヴァンジェリスト氏は呟いたのだ。
「アナタ、香川選手のことをシンジと呼べる仲なのですか?」
訊くまでもないことであるが、訊いてみた。
「ノーコメントだ。今は、繊細な状況だからな」
繊細な状況かどうかが問題ではないのに、相変らずなおとぼけぶりだ。
「それに、アナタには『そろそろ戻ってこい』って電話はありませんよ」
「なにい?...そりゃ、ワシはグロスクロイツとは知合いではないからな。電話番号も教えてはおらん」
「そんなこと知ってます」
「それにワシはフランス語ならまだしも、ドイツ語は分らん」
「そういう問題ではないでしょ」
「では、どういう問題だというのか」
「まき子夫人ですよ」
「うっ!」
「アナタには、まき子夫人(石原まき子さん)から『そろそろ戻ってこい』なんて電話はありはしませんよ」
「うっ!うっ!うっ!.....君には一本取られたな」
「珍しく素直ですね」
石原プロ入りが、自分の幻想に過ぎないことをこうもあっさり認めるとは思わなかった。素直になられると、ちょっと可哀想であったかと思ってしまう。
「君の云う通りだ。まき子夫人はワシに『そろそろ戻ってこい』なんて云いはしない。ワシはまだ『行って』いないのだから、『戻る』ってことはないわな。『そろそろいらっしゃいよ』であろうな。まき子夫人の電話は」
あ~あ。性懲りもない人だ。
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