2012年5月20日日曜日

【緊急情報】あれが、グレープバイン・ホールドだ!



「あれが、グレープバイン・ホールドだ!」

どうにも我慢ならぬという表情で私に詰め寄ってきた。エヴァンジェリスト氏である。

ご存じの通り、今、このBlogは、大型シリーズ「エヴァンジェリスト氏、逮捕!」の連載の真っ最中なので、できるだけ他のテーマは取り上げたくなかったのだが、氏のあまりの剣幕にそうもいかなくなった。

今日というか昨日の深夜というか「ワールド・プロレスリング」(2012年5月20日午前2:50からの新日本プロレスの中継)でのことである。

プリンス・デヴィットとロウ・キーとのIWGP Jr.タイトル戦に於いて、ロウ・キーがプリンス・デヴィットにかけた技のことをアナウンサーは、卍固めである、とか、卍固めとコブラツイストの複合技である、とか、訳の分らないことを云っていたのは、確かに私も聞いた。
それは、卍固めでもなければ、卍固めとコブラツイストの複合技でもないことは私にも分った。コブラツイストでもなかった。

「あれが、グレープバイン・ホールドなんだ!」

エヴァンジェリスト氏は叫ばざるを得ないのだ。

以前、このBlogでグレープバイン・ホールドについて取り上げたことがあるが(参照:プロレス:コブラツイストとグレープバイン・ホールドは違う技)、確かに、あの試合でロウ・キーがプリンス・デヴィットにかけたストレッチ技は、エヴァンジェリスト氏が云うグレープバイン・ホールドであった

エヴァンジェリスト氏は、アナウンサーの無知が悲しい(あくまでエヴァンジェリスト氏の思いである)。解説の山﨑一夫にもご不満なようだ。


しかし、私が確認した限りでは、新日本プロレスの公式HPでも、あの技のことと思われるが、「卍固め」と書いているので、アナウンサーと解説者だけを責めるのは可哀想ではある。

「まあ、今のワールド・プロレスリングというか、新日本プロレスはどっちにせよ、つまらないから、どうでもいいと云えばいいのだが……」
「だったら、見なけりゃいいでしょ!」
「同じ今日(2012年5月20日)、BS11で放送のあった『IGFプロレスリング闘魂スペシャル~IGF5周年スペシャルGENOMEの進化~』の方がずっと面白かった。今時のプロレス・ファンには分らないかもしれないが、IGFと新日本プロレスはもう違うジャンルだなあ」

エヴァンジェリスト氏の云うことは、私には分らなくはないが、オーナーが変ったので(周知の通り、新日本プロレスはユークスからブシロードに売却された)、新日本プロレスも変るかもしれない。ブシロードの社長にして新日本プロレスの新会長である木谷高明氏は、猪木好きらしいので。




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