あの男(エヴァンジェリスト氏)の妄想は留まるところを知らない。
「カンちゃん、出てもいいよ」
最初は猪木さんのことかと思った。
猪木さんは、本名「猪木寛至」、あだ名は 「カンちゃん」なのである。ジャイアント馬場も猪木さんのことを「寛ちゃん」と呼んでいたのだ。
「いいんですか、猪木さんのことを『寛ちゃん』と呼んじゃって」
「はあ?君は何を云っているんだ?」
「だって、今、『寛ちゃん』って」
「相変らず君は何も分っていない。いくら親しいたって、猪木さんのことを『寛ちゃん』って呼ぶ訳がなかろう」
「親しい?」
「『寛ちゃん』ではなく『官ちゃん』だよ」
「『官ちゃん』?」
「『宮藤官九郎』君のことだよ」
「『官ちゃん』と呼ぶ程、親しいんですか?」
「『官ちゃん』も本当は嫌みたいだな」
「質問に答えないんですね、やはり。で、『官ちゃん』も、って、どういうことですか?」
「舘さん(舘ひろしさん)も朝ドラは本当は出たくないらしいことは君も知っているだろ」
「知っているも何も、昨日(2012年5月29日)のこのBlogにそのことをアナタが書かせたんじゃあないですか(参照:【石原プロ】舘さん、申し訳ない!)」
「『官ちゃん』も本当は嫌らしいんだ」
「宮藤官九郎が朝ドラに出るんですか?」
「出ない。出ないから嫌がっているんだ」
「もう、全く意味が分りません。分りたくもないですが」
「君は知らないのか?『官ちゃん』は来年(2013年)4月からのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の脚本を書くことになったんだ」
「へえ、そうだったんですか。目出度いじゃあないですか。宮藤官九郎は面白い脚本を書きますからねえ」
「しかし、『官ちゃん』は朝ドラなら、脚本を書くのではなく、自分が俳優として出たいらしいんだ」
「俳優でもありますからね。でも、宮藤官九郎・脚本の朝ドラは見てみたいですね」
「だろう。そこで、『官ちゃん』にやる気を出させる為に云っているんだ」
「何を?」
「『官ちゃん』、出ても(出演しても)いいよ、ってさ」
「ああ、いいことですね」
勿論、いいことだ、なんて思っちゃいない。面倒臭いから話を合せただけである。
なのに、更に妙なことを云い出した。
「『官ちゃん』、代りに書いてもいいよ」
ここまでくると頭にくるので云ってやった。
「いい加減にして下さい。アナタが朝ドラの脚本を書くくらいなら、私が書きます」
すると、完全に逆切れされてしまった。
「ふざけるな!自分を何様だと思っているんだあ!」
そう云いたいのはこちらの方だ、と、云う気力・体力がなくなっていた。
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