「(しかし、アイツ、どうして『アーミッシュ』の若者の生態について興味を持つんだろう?いや、そもそも、どうして、アイツと『アーミッシュ』についてメッセージ交換なんかしているんだ?」
と疑問を抱きながらも、自らの知識を披露することにある種の快感を覚えるビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏にiMessageを送る。
====================================
「ええか、『ラムシュプリンガ』いうんはやなあ、元々はドイツ語なんや。『Rumspringa』て書くねん」
「おお、ドイツ人女性『メルセデス』さんとのピロー・トーキングの成果なんじゃね」
(参照:【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その44])
「あほんだらあ、また茶化すんかいな。エエか、『Rumspringa』は、英語やと『running around』なんや」
「えええ、ほうなん?『メルセデス』さんとのピロー・トーキングは、『お疲れ』の後で、間違うて聞いたんじゃないん?」
「なんや疑うんかいな?」
「今、翻訳サービスで、『running around』をドイツ語にしたら『herumrennen』となったで」
「アンタ、困った『ネット師』やなあ」
「『ChatGPT』に、『Rumspringaはドイツ語か』と訊いたら、『According to ChatGPT (OpenAI, 2021), [Rumspringaはアメリカン・アムッシュ語で、アマッシュ族のアダルトになる前に行われる、自由な生活を送る期間を指します。]』と回答があったけえ、更にのお、『Rumspringaは元はドイツ語か』と訊いたら、『According to ChatGPT (OpenAI, 2021), ["Rumspringa"はアメリカン・アムishの文化において使用される言葉であり、ドイツ語ではありません。 Rumspringaは、アムishの若者が青年期に経験するための社会的な時間帯を指します。この時期には、彼らは両親から独立し、社会に出て、一般的な文化や慣習を体験することができます。]』と回答があったんよ」
「アンタ、いちいち『According to ChatGPT (OpenAI, 2021),』て、五月蝿いで」
「『ChatGPT』の結果を引用する時にゃあ、それを書かんといけんみたいなんよ」
「なんか面倒臭いのお。まあ何にしても、『ChatGPT』ちゅう流行りの『AI』のことはよう知らへんけど、あながち間違うたことは云うとらんで。でも、間違うとらへんけど、正解やないで」
====================================
「(アイツ、こっちがよく知らない『ChatGPT』なんか持ち出してきて、知識をひけらかせようとしているんだろうが、本当の知識というものを教えてやる!)」
と、ビエール・トンミー氏は、鼻腔を膨らませた。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿