2021年3月31日水曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その44]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[宇宙服着てスーパーに行くGクラス]



「あんさん、『Gクラス』知ってんのかいな?見たことあんのか?」


ビエール・トンミー先生は、生徒エヴァンジェリスト氏が、若い頃の先生には『Gクラス』は似合っていなかっただろうとi云ってきたことに呆れた感じのiMessageを返した。


「いえ、見たことありません」

「ほな、なんで若い頃のワシに『Gクラス』が似合わんて分んねんな?当時は、『 Cクラス』の方が似合うとったんは確かやがな」

「だって、まさに先生は当時、お若く、『ジ-』さん(爺さん)ではなかったからですよ」

「このあほんだらがあ!また、クソ面白うもないダジャレかあ。『ジー』じゃのうて『G』やがな」

「フランス語なら『ジェー』ですね。ま、SNCFの大家の先生には言わずもがな、でしょうけれど」

「おお、そやそや、そやで。SNCFが、『エスエヌシーフ』ではなく『エスエヌセーエフ』であるように、『G』は、フランス語なら『ジェー』なんや。『シェー』やないで」




「おお、確かに!」

「『G』は、ついでに教えたるけどな、ドイツ語なら『ゲー』なんやで」

「おお、流石にドイツ人女性とも『ふか~い』お付合いをされただけのことはありますね。ピロー・トーキングの賜物ですか、メルセデスさんとの?」

「あんさん、しつこいなあ。今、乗ってるんは、確かに『メルセデス』(つまり『ベンツ』)やが、メルセデスはんとは、お付合いはあらへん」

「おお!『乗って』なんて、恥ずかしい!」

「何、わざと勘違いしてんのや!」

「それにしても、『G(ゲー)クラス』なんて、ベンツの中でも唾棄すべきクルマなんですね?」

「はああん?なに、アホ抜かしてんねん」

「だって、『ゲー』したくなるようなクルマなんでしょう?」



(続く)




0 件のコメント:

コメントを投稿