<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[課長レベルのCクラス(続き2)]
「どうもこうも、普通にオシッコしとるで。それがなんやねん?」
ビエール・トンミー先生と生徒エヴァンジェリスト氏とのiMessageでの会話は、ベンツの『クラス講座』であるはずなのに、オシッコ談義となっていた。
「普通にオシッコしとる、ってどうやってなさっているんですか?立ってするんですか?最近は、座ってするもんも多いらしいんですよ」
「最近キレが悪うなっちゃって『残り尿』を出すのが大変なんや。残尿感もあるで。『ノコギリやし』を飲まなアカンかも」
「ああ、先生もなんですね。私も残尿感があります。で、先生は、オシッコは立ってする方なんですね?あ、私は勿論、立ってオシッコをします」
「若い頃は、ピューッ、ビタっ、やったのに、これも歳の影響やろなあ」
「立ってすると、逸れたり、飛び散ったりして困っではいらっしゃいませんか?『またトイレ汚して!』とか奥様に怒られてはいませんか?」
「昔、トイレで隣りに立った上司が、『うんっ、うんぅ』と云いながら絞り出しているのを見て、『ああ、歳取ると大変なんやな』と他人事のように見ちゃったで….あほ、何喋らすんや」
「で、先生は、結局、オシッコは立ってする方なんですね?逸らさず、飛ばさず、ですか?私は、逸れたり、飛沫が飛び散ったりするので、少し前から、膝を折って中腰になってしています。それでも、逸れたり、飛び散ったりすることがあります。座ってすることはできません。『大』も出そうになりますからね」
「あんさんのオシッコの仕方なんか聞きとうないで」
「では、いい加減、立ってするのかどうかお教え下さい」
「ホンマ五月蝿いなあ。ワテ、そないなオゲレツな話しとうないんやが、仕方ないわ、教えたる。勿論、立ってや。狙いを外さないのが難しいで」
「でしょ!そこなんですよ。洋式トイレに男性がオシッコをするところに無理があるんです。昔、私の実家のトイレには、ちゃんと小便器がありました」
「そういやあ、ワテのウチにもあったな」
「小便器があれば、洋式トイレ程には、オシッコをするのは難しくはありません。まあ、小便器でも周りにオシッコは漏れてはしまう場合もありますが」
「おお、公衆トイレなんかには、そやから小便器の所に立ち位置のマークがあったりするもんやな」
「でも、洋式トイレにするよりはましです。だから、ベンツは、ベンツの大事なお客様であり、洋式トイレでオシッコをすることにお困りの先生の為に、『小便器』を作ったのでしょう」
「このお、あほんだらめがああ!散々、ワイにワケ分らんこと訊いたり、ワケ分らんいうかオゲレツな話聞かせといた挙句に、なんや。オシッコに困ったワイの為にベンツが『小便器』やて!ベンツが作っとるんは、いや正確には、作っとたんは『小ベンツ』や。『小便器』やあらへんで。ホンマ、ええ加減にせえよ。ま、ベンツがワイのことを気に掛けるところだけは間違うていーへんかもしれんがな」
(続く)
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