<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[ベンツのカースト制度(続き5)]
「そう、先生は、仰いました。<『Eクラス』なワシは、下のクラスの『Cクラス』や『Bクラス』や『Aクラス』と会うと『オラオラオラ』とガン飛ばすで>と」
生徒エヴァンジェリスト氏が、iMessageでビエール・トンミー先生を糾弾する。『ベンツ』の『カースト制度』について、ガンジーが『カースト制度』を否定しなかったことに結びつけて、差別とは異なるとするビエール・トンミー先生への反論である。
「まあ、云うたな」
「更には、<最高クラスの『Sクラス』と出会うと目を伏せてまう>とも、<『Sクラス』が来ると『Eクラス』は目を伏せ、『Eクラス』が来ると『Cクラス』は平伏せんとアカンのやで>とも仰いました」
「それがどした云うねん?」
「これが差別でなくして何なんでしょう!?」
「あんさん、分ってへんなあ。ワテ、云うたやろ、『カースト』とは『血統』やて」
「ええ、聞きましたよ。先生は、その『血統』によって差別していらっしゃる!」
「差別やあらへんて。あんさんかて『血統』を大事にしてるんとちゃうか?」
「ええ?」
「アンタもやなあ、王室とか皇室とか有り難がってるやろ?」
「いえ、全く」
「まあ、アンタやのうてもな、一般の人間は、王様とか貴族とか好きやろ」
「ああ、そういうところもなくはないかもしれません」
「王様とか貴族とかが来ると、頭下げたり、拝んだり、旗振ったり、万歳したりせえへんか?」
「私はしません」
「あんさんのことやないねん。一般の多くの人間や。王様とか貴族の生活や行動を紹介する番組や週刊誌記事を好きなんが、一般の民やねん」
「私は興味ありません」
「せやから、あんさんのことやないねんけどな、王様とか貴族の何が有難いねん?」
「知りません」
(続く)
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