<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[ナンバープレートのカースト制度(続き12)]
「ウフッ。まさか」
生徒エヴァンジェリスト氏は、ビエール・トンミー先生に、iMessageで含み笑いをした。ナンバープレートの『『カースト制度』の最上位にある横浜ナンバーを『危険』カーストへと転落させるかもしれない横浜市へのIR(総合的リゾート)構想立候補に、先生が本心反対なのに表立って反対を表明しないのは、ただ単に先生が自動車道・横浜環状北線でスピード違反をしたことで横浜に負い目があるからではない、という意味のようだ。
「だって、スピード違反の記録はもう消されたんでしょ?」
「うっ、そこまで…」
「特殊車両との対応終了後、『直ちに』『時を置かず』『直接に』『その足で』自宅最寄りの郵便局に立寄り、『反則金25,000円』を納付し、今回の記録を消去することしたんですよね?このまま3か月間真人間になって交通違反を犯さなければ『違反点3点は自動的に消滅する』との説明を特殊車両の乗務員より受けましたからね」
「じゃあ、なんでワイが横浜に負い目持たなあかん云うんや?」
「奥様は、スピード違反のことは、ご存じですか?」
「へ!?」
「奥様は、同乗されてたんですか?」
「う、う、家内には云わないで……」
「やはり同乗されていなかったんですね」
「……」
「では、どなたですか、助手席に座っていらした女性は、どなたですか?」
「あほ!そ、そ、そんなもんおるかいな」
「ほほー、お得意のオトボケですか。では、いつもはあんなに安全運転に心掛け、決して制限速度を超えるようなスピードは出さないのに、あの時は、どうして、34kmも速度超過されたのですか?同乗の女性にいいところでも見せようと思ったのではありませんか?」
「う、う、うんこをパンツに……」
「はあ?声が小さくて、聞き取れません」
「iMessageで何が、声が、や。ええい、ノーコメント!ノーコメントだ!これ以上の質問は、事務所を通してくれ!」
「ふん!また、それですか。どこの事務所を通せばいいんでしょうねえ。まあ、いいでしょう。講義を途中で投げ出されては困りますから」
「そや、そや、そやで。まだ講義の途中やで、ちゃんと聞かんかい」
「あの特殊車両の乗務員も、先生の『ベンツ講義』をちゃんと受講していれば対応も変っていたでしょう」
「どういうことや?」
(続く)
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