<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[ベンツのカースト制度(続き2)]
「『ダリット』は、『不可触民』のことや」
ビエール・トンミー先生は、iMessgeで生徒エヴァンジェリスト氏に、『ベンツ』の『カースト制度』の説明からいつの間にかマハトマ・ガンジーの『カースト制度』への姿勢の説明をしていた。
「はあ?蒸(ふか)した食パンですか?」
「ホンマ、ええ加減にさらせよ!さっきの『ヴァイシャ』を『歯医者』と間違えるにしてもやがなあ、iMessageで聴き間違いはないやろが!」
「先生の講義iMessageは臨場感があって、まるで耳に聞こえてくるようなんですよ」
「ええか、『ダリット』は、『不可触民』のことや。『不可触民』は、『アウト・カースト』や。『カースト制度』の中にも入らない最下位の身分の人たちで被差別の人たちのことや。それが、『ダリット』なんや。他にも色々な云い方があるらしいけど、『不可触民』は自分のことを『ダリット』と呼んだらしい。『壊されし人たち』とか『抑圧されし人たち』ちゅう意味らしいんや」
「先生は、『インド語』にもお詳しいんですね、さすがです!」
「この阿保んだらあ!何が、『インド語』やねん。そないな『語』なんてあるかいな。インドの言葉は、一般には、『ヒンディー語』やで。でもな、『ダリット』は、『マラティ語』やねん」
「え?『クロマティ語』?」
「はあ!?なんや『クロマティ』って?」
「元・野球選手ですよ」
「インド人選手なんか?」
「いえ、アメリカ人の元メジャー・リーガーで、その後、讀賣ジャイアンツで活躍した選手です」
「インドと関係ないやん。それに、ワテ、野球興味ないの知ってんやろ。『クロマティ語』やのうて、『マラティ語』や」
「おお、『マラ!』ですか!先生に相応しい言葉です。『ミキ』の愛称が『ミキティ』であるように、『マラ!』の愛称が『マラティ』なんですね」
「あんさん、ホンマ、オゲレツやなあ。『マラティ語』はなあ、インドの指定言語の一つで、インドのマハーラーシュートラ州では公用語らしいんや」
「先生、ホント凄いですねえ。フランス語、ドイツ語に堪能なだけではなく、インドの言葉にもお詳しいんですね。関西弁だけは、妙ですけれど」
「どこが妙なんやねん!いちゃもんつけんやないでえ」
「インドの言葉にもお詳しいということは、インド人女性とも『ふか~い』お付合いがあったんですね!」
「あんさん、いてまうど!」
(続く)
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