<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[ナンバープレートのカースト制度(続き3)]
「『一般』カーストや」
ビエール・トンミー先生は、クルマのナンバー・プレートの『カースト制度』の中の最上位の『都会』カーストの下のカーストの解説を、生徒エヴァンジェリスト氏にiMessageで続ける。
「そう、『都会』カーストの下には『イメージの壁』ちゅうのがあってな、その壁の下にあるんが、『一般』カーストと呼ばれとるねん」
「『一般』カーストだなんて、なんか、普通ですねえ」
「せや、普通なんや。『一般』カーストのナンバープレートは、ぱっと見て分かるさかいな。一応やが、一目も置かれるんや」
「一目置かれるナンバーってどこの何ですか?」
「ああ、札幌、練馬、千葉なんかやな。あんさんの出身の広島もここにあるで」
「ええー?!札幌はともかく、練馬、千葉と一緒なんですか、広島があ?」
「なんや、不満なんかいな」
「先生だって広島人だからお判りでしょうに。広島皆実高校の出身なんですから」
「ホンマしつこいやっちゃなあ。ワテは知らんて、カイジツ高校なんて。まあ、広島市立牛田中学には通っとったがな」
「私は、練馬にも千葉にも住んでいたことがあるから分るんです。広島は、練馬、千葉とは違うと思います」
「ああ、覚えとるで。ワテもあんさんの練馬の下宿、千葉のアパートに何回も行ったさかいにな。やけどなあ、あんさんの下宿は、練馬ちゅうても、最寄駅は杉並区の上井草で練馬の外れやったやないか」
「外れでも練馬は練馬です」
「練馬が悪いんやのうて、問題は、あんさんが住んどった下宿やろ。ありゃ、酷いもんやったなあ」
「失礼ですね!」
「失礼なんは、あの下宿や」
(続く)
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