<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[ナンバープレートのカースト制度(続き9)]
「『カーネーション弁』や」
ビエール・トンミー先生は、自分が使う関西弁は大阪弁ではないと、生徒エヴァンジェリスト氏にiMessageで反論する。クルマのナンバー・プレートの最下位である『危険』カーストとして、なにわ、土浦、足立、筑豊、北九州ナンバーを挙げ、そこには、極道、ヤンキー、暴走族のイメージが抜きがたくついているとしたビエール・トンミー先生が、関西弁を使うのに、『なにわ』、つまり、『大阪』を貶めていいのか、と糾されたのである。
「ああ、NHKの朝ドラの『カーネーション』ですね。先生お気に入りのドラマでしたね。『カーネーション』の影響で似非関西弁を使われるようになったんでしたね」
「なんやて、似非関西弁やて!なにぬかしてくさるんねん。ワイのは『カーネーション』譲りの正当な関西弁やで。『カーネーション』はやなあ、主演の尾野真千子は奈良、小林薫は京都、極め付けは正司照江や。皆、コテコテの大阪弁やで。尾野真千子の河内弁は迫力あったで。ワテはコロッと『カーネーション』に影響されたんや。せやから、ワテのは、『カーネーション弁』や。ここんトコちゃんと解ってもらわんとアカンで」
「まあ、なんにせよ、関西弁というか、大阪弁を使われる先生が、『なにわ』ナンバーを悪しく云って、その大阪を貶めていいんですか?」
「あんさん、なーんにも判ってへんなあ。もう一回だけ云うたるで、ワテのは、『カーネーション弁』や。河内の言葉や。岸和田やで」
「岸和田には、私は出張で幾度も行ったことがありますが、岸和田は、大阪ですよ」
「あーんなあ、岸和田は、大阪府やが大阪市ではないねん」
「はあ?それは判ってますが」
「いや、判ってへん。岸和田は、『なにわ』ナンバーやありひん。『なにわ』ナンバーは、大阪市や。岸和田、『和泉』ナンバーやで」
「え、そうなんですか。でも、大阪市より、だんじりで有名な岸和田の方が、柄がわ…」
「おんどれ!なにぬかそうとしてんねん!」
「言葉自体、今の先生のお言葉のように、岸和田、河内の方が、柄がわ…」
「おまはん、これ以上、『カーネーション』のことを悪う云うようやったら、どついたるでえ!」
「いえ、『カーネーション』のことを悪く云っているのではありません。『カーネーション』は、私も面白く視聴しておりました。しかし、いずれにせよ、私は、『なにわ』ナンバーにそんな悪いイメージはありませんし、土浦、足立、筑豊、北九州にも、そんなに悪いイメージはありません。むしろ、ナンバープレートの最高カーストである『天上界』の横浜の方がまずくありませんか?」
「はああ?!!!」
(続く)
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