<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[ナンバープレートのカースト制度]
「あんさん、往生際が悪いでえ。しゃあないなあ」
『ベンツ』の『カースト制度』は差別ではないということをなかなか納得しない生徒エヴァンジェリスト氏に、ビエール・トンミー先生は、更に『カースト制度』についての講義をiMessageを行っていく。
「ほな、もう一つの『カースト制度』も教えたろか?」
「え?他にも『カースト制度』があるんですか?」
「ナンバープレートにも『カースト制度』があんねん」
「ええ?!ナンバープレートに?」
「そやで。ナンバープレートの最高カーストは『天上界』や。ワテのクルマの横浜、それと品川、神戸のナンバープレートが、それや」
「初耳です」
「『天上界』とは、日本中どこでも通じる最強ナンバープレートで。この地の人は勝組なんや。カーストの本場インドでは『バラモン』やな」
「そうなんですか。しかし、疑問ですね」
「何がや?」
「『天上界』って仏教の世界の話で、『バラモン』はヒンドゥ教の世界の話では無いんですか?」
「いっちいち五月蝿いやっちゃなあ。ええか、ヒンドゥ教からしたら、仏教はヒンドゥ教を元にしてできた振興の宗教みたいなもんやあ、ちゅう見方もあんねん」
「という見方があるだけでしょ?」
「あんさんなあ、この国はなあ、神仏混淆する国なんやで。天皇家かて神道かあ思うたら、歴代の天皇や聖徳太子なんか仏教を信仰しとったらしいし、葬儀も仏教でやっとたこともあるいうし、出家もしとるから法皇なんちゅうもあるやんけ。神のヒンドゥ教の世界と仏の仏教の世界とが混ざってもええやないかあ」
「そう云えば、豊川稲荷は、『稲荷』なのに神社ではなく寺院ですねえ」
「そや、ようやっと判ったようやな。その『天上界』の下は、『都会』や」
(続く)
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