部下に(つまり、ヒトサシユビKに)、ある引合対応を命令したところ、逆にヒトサシユビKから(つまり、部下から)、別の引合対応をするよう『命令』されてしまうという惨劇にあった翌月(2002年11月)、その惨劇を忘れさせるような、他人も羨むある出来事がエヴァンジェリスト氏の身に起きたのであった。
友人であるビエール・トンミー氏が知ったなら、歯ぎしりすること必定な出来事だ。
それは………
その日、エヴァンジェリスト氏は、久しぶりにスチュワーデス(CA)に声を掛けられた。
実はそれまでも、エヴァンジェリスト氏は、時々、スチュワーデス(CA)に声を掛けられていたのだ。
飛行機に搭乗し、かなり後方の席の通路側に座っていたところ、前方から歩いてきたスチュワーデス(CA)に、突然、声を掛けられたことがあった。
「今日は、ハワイからですか?」
エヴァンジェリスト氏の頭は、突然のスチュワーデス(CA)の言葉に混乱した。
「ハワイ?ハワイから?今日は?」
いや、『ハワイから』ではない。いやいや、スチュワーデス(CA)は本当に『ハワイ』と云ったのか?自分の聞き間違いではないのか?
それに『ハワイから』であろうとどこからであろうと、それが今日であろうと明日であろうといつであろうと、自分は、そのスチュワーデス(CA)のことを知らない。
しかし、そのスチュワーデス(CA)は、自分のことを知っているかの如く、話し掛けてきた。それは確かだ。
いやいや、自分は、そのスチュワーデス(CA)を知っていたのだろうか?スチュワーデス(CA)に知り合いはいない。
だが、仕事の忙しさで忘れているだけで、いつかどこかでスチュワーデス(CA)と『親しく』なってしまったことでもあったであろうか?
(続く)
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